上方修正期待! 銘柄分析(第23回):デザインワン・ジャパン(6048)

ボディケア株式投資

会社四季報2021年2集(2021年3月発売)の営業利益予想が、会社予想に比べ大幅に乖離(乖離率30%以上)している銘柄の中で、直近の四半期決算発表以降、上方修正を発表していない企業に絞り、今後上方修正はあるのか分析しました。

第23回目は、サービス業種から、デザインワン・ジャパンです。

業績予想修正の開示基準は、以下になっています。

1.新たに算出した予想値又は当連結会計年度の決算における数値を公表がされた直近の予想値(当該予想値がない場合は、公表がされた前連結会計年度の実績値)で除して得た数値が

a.連結売上高にあっては1.1以上又は0.9以下

b.連結営業利益にあっては1.3以上又は0.7以下

c.連結経常利益にあっては1.3以上又は0.7以下

d.親会社株主に帰属する当期純利益にあっては1.3以上又は0.7以下

日本取引所グループ(JPX)HPより

要約すると、売上高は±10%以上、そのほかの利益面では±30%以上の業績の乖離が生じると判明した時点で、開示が必要になってきます。

事業内容

さまざまなジャンルの店舗について、ユーザー(店舗の顧客)は自分が行きたい店舗を探したり、店舗の感想を口コミとして投稿することができる、オールジャンル型の口コミサイト「エキテン」が主力事業の会社です。

2021年2月時点で、「エキテン」の掲載店舗数は、全国で約518万店、ユーザー会員数 206万人、口コミ累計掲載数 355万件となっています。

他には、ベトナムのダナンにあるシステム開発をしている「開発事業」と、ナイトワーク出身の求職者に特化した人材紹介サービスを展開しているHiruJobの「人材サービス紹介サービス事業」があります。

決算報告のセグメントは、口コミサイト「エキテン」による「インターネットメディア事業」、システムの受託開発をはじめとした「DXソリューション事業」の2つの報告セグメントと、「その他」の3区分のセグメントに分かれています。

2021年8月期のセグメント別売上高構成は、インターネットメディア事業 89.9%、DXソリューション事業 5.1%、その他 5.0%となっており、ほぼ「エキテン」による売り上げが占めていると言えます。

直近の経営状況

2021年8月期2Q(第2四半期)累計の経営成績は、

  • 売上高 9.1億円(前年同四半期比 10.2%減)
  • 営業利益 1.2億円(同 30.3%減)
  • 経常利益 1.3億円(同 25.2%減)
  • 親会社株主に帰属する四半期純利益 1.5億円(同 27.5%増)

となっています。

これは、新型コロナウイルス感染症の感染再拡大の影響を受け、「エキテン」における有料店舗会員数が減少したことが売上高減少につながり、営業利益も、販売費及び一般管理費の抑制に努めましたが及ばず減少しています。

親会社株主に帰属する四半期純利益は、投資有価証券売却益を1Qに計上したためです。

「エキテン」は、顧客である店舗において新型コロナウイルス感染症の感染再拡大の影響を受けた結果、受注件数は回復してきましたが、解約件数が増加しています。その結果、2Q終了時点の無料店舗会員数は255,256店舗、有料店舗会員数は17,583店舗(前連結会計年度末比706店舗減少)となっています。

財務的には、自己資本比率は91.6%となっており、前年度末比0.2ポイント減少していますが、全く問題のないレベルです。

株価指標

株価指標

5/13(木)終値時点の数値

  • 株価:233円
  • 時価総額:35.3億円
  • PER:22.84倍

PERは、同業で時価総額が近い、ライフル(2120) 24.3倍、カカクコム(2371) 36.3倍、アイスタイル(3660) 0.0倍と比較すると、低い水準となっています。

  • PBR:1.07倍
  • 信用倍率(信用買い残÷信用売り残):16.64倍
  • 年間配当金(予想):0円(無配)

※直近5年間は、以下のようになっています。

決算期年間配当金
2016年8月期2円
2017年8月期1円
2018年8月期0円
2019年8月期0円
2020年8月期0円
※デザインワン・ジャパン 配当金推移

このところ無配が続いています。

  • 週足チャート(2年間):
※楽天証券サイトより抜粋

株価は、昨年3月のコロナショック前の水準にいったん戻りましたが、その後また下がっています。300円のラインを上抜けしてくると、一段高もありそうです。

まとめ

2021年8月期通期の会社側の営業利益予想 5百万円に対し、上半期実績(1.2億円)ですでに予想の20倍以上まで利益を積み上げています。しかしながら、会社側は慎重な姿勢を崩しておらず、上方修正をしていません。

新型コロナウェルス感染症の影響が見通しずらい面はありますが、確実に計画の利益は越えてくる情勢です。あとは、2020年8月期の実績を超えてくるのかが注目されるところでしょう。

昨期の利益を超えてくれば、市場保評価も高まり、株価の上昇要因になりうると考えています。

次回決算発表(2021年8月期3Q)予定日:(未定)

※株式投資は、自己判断、自己責任でお願いします。

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