上方修正期待! 銘柄分析(第22回):高見澤(5283)

まとめ株式投資

こんにちは!

会社四季報2021年2集(2021年3月発売)の営業利益予想が、会社予想に比べ大幅に乖離(乖離率30%以上)している銘柄の中で、直近の四半期決算発表以降、上方修正を発表していない企業に絞り、今後上方修正はあるのか分析しました。

第22回目は、卸売業種から、高見澤です。

事業内容

長野県が地盤の建設資材、電設、石油製品等の幅広い分野の卸売りをしている会社です。

事業セグメントは、コンクリート二次製品、生コンクリート、砂利・砂の製造販売、セメント他建設資材の販売をしている「建設関連事業」、

電気関係の資材を扱う「電設資材事業」、

石油製品の販売、自動車の販売・整備をしている「カーライフ関連事業」、

不動産売買・媒介及び管理、損害保険代理業務、ゴルフ練習場の経営、ミネラルウォーターの製造販売(クリクラ)、チーズ類の加工及び菓子類の製造販売等をしている「住宅・生活関連事業」があります。

2021年6月期3Q累計のセグメント別売上高の構成は、建設関連事業 20.6%、電設資材事業 43.8%、カーライフ関連事業 22.4%、住宅・生活関連事業 13.2%となっています。

電設資材の売上が一番多いですが、その他は満遍なく事業を展開しているイメージです。

直近の経営状況

2021年6月期3Qの経営成績は、売上高 484.1億円(前年同期比 0.6%増)、営業利益 13.9億円(同 58.6%増)、経常利益 16.2億円(同 37.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益 11.1億円(同 22.4%増)となっており、利益面が好調な結果になっています。

その中でも、建設資材事業が好調で、「令和元年東日本台風」による長野県内被災現場の復旧工事が本格化し、公共民間工事へのコンクリート製品など土木資材が好調に推移したことで、売上高は99.8億円(前年同四半期比14.5%増)、営業利益は5.2億円(同118.5%増)となっており、全社をけん引している状況です。

ただ、一番売り上げが多い電設事業は、新型コロナウイルス感染症の影響により、公共・民間ともに工事案件が減少する状況下にあって、価格競争が一層激化したことから減収減益(売上高 4.3%減、営業利益 16.9%減)となっていることが気になる所です。

他は、カーライフ関連事業は減収増益(売上高 5.4%減、営業利益 76.5%増)、住宅・生活事業は増収増益(売上高 9.8%増、営業利益 121.4%増)となっています。

財政面では、

純資産合計で117.4億円となり、前連結会計年度末に比べ11.4億円増加しています。これは純利益11.1億円によるもので、この結果、自己資本比率は33.5%(前連結会計年度末は30.9%)に増加しています。

自己資本比率は、平均(40%前後)よりやや低いものの、まずまずです。

※自己資本比率:返済不要の自己資本が全体の資本調達の何%あるかを示す数値であり、<自己資本÷総資本(自己資本+他人資本)>の式で算出します。

自己資本比率が大きいほど、他人資本の影響を受けにくく安定的な会社経営を行っていることになります。

株価指標

5/12(水)終値時点の数値

株価:2,490円

時価総額:43.8億円

PER:4.92倍

PERは、同業で時価総額が近い、旭コンクリート(5268) 27.9倍、トーヨーアサノ(5271) 14.8倍、ヤマックス(5285) 5.2倍と比較すると、低い水準となっています。

PBR:0.38倍

信用倍率(信用買い残÷信用売り残):ー(信用売り残無し)

年間配当金(予想):25円(年1回 6月)、年間利回り:1.0%

※直近5年間は、以下のようになっています。

決算期年間配当金
2016年6月期5円
2017年6月期5円
2018年6月期25円
2019年6月期25円
2020年6月期25円
※高見澤 配当金推移

2017年6月期以前は年間5円でしたが、これは2018年1月に株式併合(5株→1株)にしたためです。

そのため、5年以上は安定して25円配当していることになります。

配当性向は、2019年6月期 6.7%、2020年6月期 5.2%で、今期の予想は6.0%となっています。上場企業の平均(約30%)よりは低いです。

株主優待もあり、自社で販売しているなめ茸「志賀の郷」がいただけます。(200株以上保有の場合)こちらは魅力的ですね!

週足チャート(2年間):

※出所:楽天証券サイト

株価は、直近2年間では高値圏にあり、上昇トレンドに乗っています。上場来高値(2,696円)に迫っており、これを上抜ければ、もう一段高値が期待できる状況です。

まとめ

2021年6月期は、営業利益3Q累計で、通期の予想(9億円)に対し、すでに1.5倍になっており、軽々と超過している状況です。このままの業績であれば、計画の2倍も達成できそうな勢いです。

主力の電設事業が、新型コロナウィルス感染症の影響で減収減益となっているものの、会社側は慎重な姿勢で、今のところ上方修正していませんが、大いに期待しても良いと考えます。

通期の営業利益が計画の2倍となれば、コロナ禍の状況で、2020年6月期の実績(10.8億円)を大きく上回ることになりますので、来期以降の業績も楽しみな所です。

次回決算発表(2021年6月期通期)予定日:(未定) ※3Q決算短信 5/11発表済み

※株式投資は、自己判断、自己責任でお願いします。

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