銘柄分析(第1回):JVCケンウッド(6632)

株式投資

今日は、会社四季報の最新刊で、営業利益予想が会社計画に比べ大幅な増加予想の銘柄について、直近の四半期決算発表以降、上方修正を発表していない企業について、今後上方修正はあるのか、私なりに分析してみました。

大幅強気銘柄については、今まで多くの企業が上方修正発表をしていますので、今後上方修正する可能性も高いと考えています。

第1回目は、電気機器業種から、JVCケンウッドです。

事業内容

日本ビクターとケンウッドが経営統合してできた会社です。業務用システムと車載機器に重点を置いています。40代から50代以上のオーディオファンには誰もが知っている有名なオーディオ機器のメーカーでしたが、その面影はあまりないようです。

主な事業分野は、オートモーティブ分野(52%)、パブリックサービス分野(21%)、メディアサービス分野(19%)となっています。

直近の経営状況

2021年3月期3Q累計の決算では、COVID-19の影響により3Q累計では減収減益になったものの、3Qの大幅増益により、コア営業利益(営業利益から、その他の収益、その他の費用、為替差損益など、主に一時的に発生する要因を控除したもの)以下の全ての段階損益で黒字を達成しています。

3Qのみでは、前期比で、売上収益(売上高)が106.2%(727→772億円)、コア営業利益は288%(16→46億円)大幅の増収増益で、1Qの赤字を挽回してきています。

増収増益の要因としては、主力のオートモーティブ分野で、新型コロナウイルス感染症の影響の緩和にともなう販売回復に加え、アフターマーケット事業における国内外での販売増やOEM事業での受注増などが貢献しています。

パブリックサービス分野では、無線システム事業は増収効果に加えて事業体質強化活動の効果が発現したことなどから、前年同期比で増益となっています。

メディアサービス分野では、巣ごもり需要を取り込みメディアが増収、エンタテインメントは経費削減効果で増益となっています。

株価指標

PER:17.16倍

PBR :0.71倍

年間配当金(予想):5円(3月のみ)、年間利回り:2.1%

※過去5年間(2016~2020年)は、5~6円でほとんど変化がありません。

4/19(月)終値 233円

信用倍率:5.65倍(信用売残÷信用買残の数値)

PERとしてはそれほど割安ではないですね。配当は可もなく不可もなくといったところでしょうか。

まとめ

営業利益 通期計画20億円に対し、2021年3月期3Q累積の実績は20.6億円で、通期計画を0.6億円超過。税前利益も計画8.5億→19.7億円で計画を大幅に上回っています。

これに対し、会社側は、国内における緊急事態宣言の再発令、海外における一部地域でのロックダウンなどの新型コロナウイルス感染症の再拡大に加え、サプライチェーンでは物流の遅延や半導体を中心とした部品の納入遅延の影響などが懸念され、先行きが不透明な状況となっていることから、1/29時点で2020年8月3日に公表した2021年3月期連結業績予想の修正は行わないと発表。

世界的な半導体不足という懸念はあるものの、4Qで大幅な減益要因がなければ大幅な計画超過の見込みがあると考えています。

ただし、前年比は増収増益とならない可能性は高く、これといった目立った業績アップの予兆もないため、株価はそれほど期待できないのかもしれません。

次回決算発表予定日:4/27(火)

※株式投資は、自己判断、自己責任でお願いします。

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