銘柄分析(第2回):東海理化(6995)

株式投資

今日も、会社四季報の最新刊で、営業利益予想が会社計画に比べ大幅な増加予想の銘柄について、直近の四半期決算発表以降、上方修正を発表していない企業について、今後上方修正はあるのか分析してみました。

大幅強気銘柄については、今まで多くの企業が上方修正発表をしていますので、今後上方修正する可能性も高いと考えています。

第2回目は、輸送用機器業種から、東海理化です。

事業内容

トヨタ系自動車部品メーカーです。スイッチ類、シートベルト、キーロック大手で、シフトレバー等も販売しています。8割弱がトヨタ関連で、日本国内の主要な完成品メーカーに納入しています。

製品別売上高の構成比は、大きいところでは、スイッチ類(47.4%)、シートベルト(14.8%)、キーロック(10.3%)、シフトレバー(10.1%)です。

地域別では、日本(52.2%)、アジア(25.0%)、北米(17.7%)が主要な地域です。

直近の経営状況

2021年3月期3Qの決算短信によると、累計期間の業績は、

連結売上高:3,128億円 前年同四半期比667億円(△17.6%)の減収

連結営業利益:53億円 前年同四半期比133億円(△71.4%)の減益

連結経常利益:79億円 前年同四半期比127億円(△61.8%)の減益

親会社株主に帰属する四半期純利益:58億円 前年同四半期比85億万円(△59.5%)の減益

となっており、前期と比較すると、特に利益は大幅に減少しています。

新型コロナの感染症拡大に伴い主要客先の生産が一定期間停止した結果、客先の生産台数が大きく減少したことよる減収減益の結果となっております。

ただし、この業績発表と同時に、2021年3月期通期の上方修正を発表しています。

連結売上高:4,200→4,350億円(+3.6%)、連結営業利益:45→100億円(+122.2%)、連結経常利益:65→125億円(+92.3%)としており、なんと営業利益と経常利益は計画の倍ほどに修正されています。修正の理由は、3Qの累計で日本とアジアの売上高が増加しているということです。

自動車業界においては、4Qに入り、トヨタ自動車が通期の生産台数を750万台から760万台に10万台の上方修正、トヨタ・レクサスブランドの車両小売販売台数も、860万台から890万台に30万台の上方修正をしたことから、計画時よりは需要が戻ってきていると考えられます。

株価指標

4/20(火)終値時点の数値

PER:15.12倍

PBR :0.74倍

年間配当金(予想):40円(9月 20円、3月 20円)、年間利回り:2.2%

※前年は年間 62円でしたので、毎年同水準ではなく、業績が良いと配当を多く出す傾向があるようです。

株価:1,823円

信用倍率:2.30倍(信用売残÷信用買残の数値)

PERは、同業他社の豊田合成(7258) 15.81倍 、愛三工業(7283) 26.73倍、エフ・シー・シー(7196) 23.19倍、アイシン(7259) 16.95倍と比較して、割高になっていません。

まとめ

2021/2/1時点で上方修正を発表していますが、会社四季報予想ではそれに対しても、営業利益+30億円、経常利益も+30億円と予想しています。ただ足元では緊急事態宣言や感染者数が増加傾向にあり、自動車の需要は伸び悩む可能性もあります。

いずれにしても、業績はトヨタ自動車等の完成品メーカーの生産台数に左右される面がありますので、新型コロナの感染状況によって、大幅な上方修正はされないかもしれません。

次回決算発表予定日:4/27(火)

※株式投資は、自己判断、自己責任でお願いします。

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