銘柄分析(第6回):エイチーム(3662)

株式投資

こんにちは!

会社四季報2021年2集(2021年3月発売)の営業利益予想が、会社予想に比べ大幅に乖離(乖離率30%以上)している銘柄の中で、直近の四半期決算発表以降、上方修正を発表していない企業に絞り、今後上方修正はあるのか分析してみました。

第6回目は、情報・通信業種から、エイチームです。

事業内容

スマートデバイス向けのゲームやツールなどのアプリケーションを企画・開発・運営する「エンターテイメント事業」、ライフサイクルや日常生活に密着したWebサービスを運営する「ライフスタイルサポート事業」、自社の在庫を持ち独自の物流網を構築し、自転車をはじめ大型商材に参入している「EC事業」があります。

セグメント別の売り上げ構成は、2021年7月期2Q時点で、ライフスタイルサポート事業 65.6%、エンターテイメント事業 26.2%、EC事業 8.2%です。

直近の経営状況

2021年7月期2Q累計(2020年8月~2021年1月)では、売上高は149億円(前年同期比7.1%減)、営業利益は2.2億円(同35.4%減)、経常利益は3.6億円(同3.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は、7.4億円(同484.6%増)です。

売上高は、EC事業が前年同四半期比で増加しましたが、エンターテインメント事業及びライフスタイルサポート事業が減少したため、全体では前年同四半期比で引き続きやや減少となりました。営業利益は、EC事業の売上高増加に伴う利益が増加したものの、エンターテインメント事業において新規大型IPゲームの開発費の増加、及びライフスタイルサポート事業の新型コロナウイルスによる影響に伴う利益減により、前年同四半期比で減少となりました。経常利益は、有価証券運用益の増加に伴い、横ばいで着地しました。 親会社株主に帰属する四半期純利益は、投資有価証券売却益7.7億万円を特別利益として計上し、大幅に増加しています。

株価指標

4/23(金)終値時点の数値

株価:1,680円

時価総額:332億円

PER:41.68倍

PERは、同業で時価総額が近い、サイバーエージェント(4751) 110.5倍 、コロプラ(3668) 15.46倍、カカクコム(2371) 47.41 倍と比較して、中間的な数字でしょうか。

PBR:2.71倍

年間配当金(予想):16円(年1回 7月)、年間利回り:1.0%

※直近5年間では、2016年7月期 12.5円,2017年 27円,2018年 32.5円,2019年 16円,2020年 16円でした。

ここ数年の配当性向は、17~21%ほどとなっており、安定しているといえそうです。

株価チャートは、日足では下落傾向ですが、週足では上昇基調が続いています。過去2年間で見ると現在の株価は高値圏です。

週足チャート(2年間):

※楽天証券サイトより抜粋

最近の株価上昇要因としては、2021年3月12日に発表した、自己株式の取得でしょうか。期間は2021年3月15日~2021年12月30日、株式数100万株(上限)、金額は12億円(上限)としており、株数(自己株式を除く)にして5%ほどです。株主還元も積極的な企業と言えそうです。

まとめ

2021年7月期は、会社側は2022年以降の飛躍に向けての底打ちの年と位置付けており、エンタメ新規投資費用7億円と、一部解約したオフィスの固定費は2021年7月期では一時費用増により減益要因ですが、2022年7月期以降は固定費削減に寄与する見込みです。

また、スマホゲームで、スクエニHD(9684)と共同開発している、FF(ファイナルファンタジー)シリーズのタイトルを今後投入予定なので、大ヒットの場合は大きな増収増益要因になる可能性もあります。

同じゲーム業界では、スクエニHDが買収されるという話もあり、ゲーム業界の再編が話題になっています。

株価は、直近では過去2年の高値まで戻したこともあり、利益確定売りに押されていますが、1,800円の高値を突破すれば、上値追いも可能性はありますね!

次回決算発表予定日:6月中旬頃

※株式投資は、自己判断、自己責任でお願いします。

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