【結果検証:立会外分売は買いか?】京極運輸(9073)、キャリアインデックス(6538)

結果検証立会外分売
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直近で立会外分売を実施した銘柄に関して、立会外分売で買った場合、利益は出たのか?

分売日当日と分売後1週間後の結果を検証しました。

今回は、9/22(水)に分売が実施された京極運輸、9/29(水)実施のキャリアインデックスです。

最後までお付き合いいただけると嬉しいです💖

分売値段とその後の株価比較

株価指標

まずは、分売値段で買って一週間(5営業日)後まで保有した場合、含み益なのか含み損なのか?を確認していきましょう!

銘柄分売日分売
値段

[円]
ディス
カウント率
[%]
分売日
始値[円]

(増減[円])
分売日
終値[円]

(同)
一週間後
の終値

[円]
損益[円]
(増減率[%])
京極運輸(9073)9/22
(水)
9883.98984
(-4)
968
(-20)
913
(9/30)
-75
(-7.6)
キャリアインデックス
(6538)
9/29
(水)
8892.09893
(+4)
939
(+50)
887
(10/6)
-2
(-0.2)

分売日の寄付又は大引けと1週間(5営業日)後の結果は、

京極運輸キャリアインデックス両方とも損益マイナスとなりました。キャリアインデックスは分売日の寄付きや大引けで売却した場合は、プラスでした。

今回は、少し残念な結果になってしまいました。

ちなみに私は、京極運輸に300株、キャリアインデックスにそれぞれ300株づつ申込みましたが、いずれも当選無しでした。

要因分析:京極運輸(9073)

タンクローリー

この会社の2022年3月期1Qの業績は、前年同期比 増収増益で、特に利益面は、経常利益を除き2倍以上の利益を上げており好調でした。

1Q終了時点の通期予想に対する進捗は、売上高はそこそこで、利益面は計画を少々上回って推移していました。

ですが、2022年3月期通期の業績は、減収減益予想で、特に利益面は2~3割ほどの減益予想となっていましたので、少し期待感が薄い感じでした。

株主還元としては、配当年利回りは0.8%で、東証1部単純平均の1.77%(9/15時点) と比較すると、約半分の低い水準ですが、

今年度より、株主優待制度が新設され、9月末に100株以上保有の株主に1,000相当のオリジナル・クオカードが贈呈されます。しかしながら、1年以上継続保有の条件があることが難点でした。

ご参考(立会外分売前の分析):【立会外分売は買いか?】京極運輸商事(9073)

【立会外分売発表後の株価の動き】

<日足チャート(直近3か月)>

京極運輸 日足チャート
出所:楽天証券サイト

株価は、今回の分売発表日時点で下げ基調だったのですが、

その翌営業日(9/16)に前日比 -22円(-2.07%)下げて、その日以降も右肩下がりの下落トレンドで推移し、下げ続けています。

要因分析:キャリアインデックス(6538)

プラットフォーム

この会社の2022年3月期1Qの業績は、前年同期比 増収増益で、特に利益面は2倍以上の利益を上げており好調でした。

2022年3月期通期の業績は、「アルバイト・派遣分野」と「不動産領域」が好調であること等から、計画を上回る見込みということで、通期予想を上方修正しており、結果、前期比 売上高は2割、利益面は7割の増収増益予想であり、今後も期待が持てる内容でした。

株主還元は、今期は5年ぶりに復配されるということでしたが、年利回り 0.2%で低いというところが難点でした。

ただ、今回の立会外分売は、来年4月からの「プライム市場」の流通株式時価総額の基準を早期に達成するという、明確な目的があり、この取組みは株価上昇要因になる可能性がありました。

ご参考(立会外分売前の分析):【立会外分売は買いか?】キャリアインデックス(6538)

【立会外分売発表後の株価の動き】

<日足チャート(直近3か月)>

出所:楽天証券サイト

株価は、今回の分売発表の翌営業日(9/21)に、短期的な需給悪化懸念からか、窓を開けて前日比 -83円(-7.6%)下げました。

そして、分売日(9/29)は分売値段を上回っていましたが、日経平均の地合いが悪いこともあって、1週間後にはマイナスに転落しています。

まとめ

まとめ

京極運輸(9073)、キャリアインデックス(6538)の立会外分売予想と一週間(5営業日)後の株価は、

銘柄名事前予想結果
(「一週間後終値」ー「分売値段」)
判定
京極運輸中立-75円(-7.6%)×
キャリアインデックス買い-2円(-0.2%)×
※ (「一週間後終値」ー「分売値段」) が±3%以内を中立の範囲内としています。

でした。京極運輸は「中立」の予想でしたので判定は「×」、キャリアインデックスは「買い」の予想でしたので判定は「×」と、どちらも予想は外れてしまいましたm(_ _”m)

キャリアインデックスは、分売日の寄付き又は大引けで売却していたら損益プラスでしたが、1週間(5営業日)後は下落してしまいました。日経平均が大きく下がっており、地合いが悪かったということもあったと思います。

今後の株価の動向ですが、

京極運輸は、8月中旬から下げトレンドでしたが、直近では下げ止まりの傾向も見せています。

今後、いつ反転上昇していくのか要注目です。

キャリアインデックスは、2022年3月期通期の業績は期待ができる内容となっており、今後、来年4月からの「プライム市場」入りを目指していくことから、株価押上げ策により、株価の上昇が期待できると考えています。

地合いの様子を見て、押し目で買っていっても良い銘柄だと思います。

参考になればうれしいです✨

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

※株式投資の実際の売買は、自己判断、自己責任でお願いします。

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