直近で立会外分売を実施した銘柄に関して、分売後1週間以上たちましたので、立会外分売で買った場合利益が出たのか?結果を検証してみました。
今回は、6/10(木)に分売が実施されたアクシスと、明豊ファシリティワークスです。
最後までお付き合いいただけると嬉しいです💖
分売値段と直近の株価比較
まずは、分売値段で買って一週間後まで保有した場合、含み益なのか含み損なのか?を確認していきましょう!
銘柄 | 分売日 | 分売値段 | ディスカウント率 | 一週間後の終値 | 損益(増減率) |
アクシス(4012) | 6/10(木) | 3,627円 | 3.0% | 3,690円(6/17) | +63円(+1.7%) |
明豊ファシリティワークス(1717) | 6/10(木) | 828円 | 2.7% | 872円(6/17) | +44円(+5.3%) |
結果は、両方ともに損益プラスです。特に明豊ファシリティワークスは5%以上上がっています。
私は両銘柄ともに「買い」と判断していましたので、ほぼ当たっていたかと思います。(自画自賛w)
ちなみに、私は両方ともに100株応募しましたが、当選はありませんでした。(;´д`)トホホ。
しかしながら、明豊ファシリティワークスは以前から保有していましたので、正直、分売をきっかけに株価が一時的に下がるんじゃないかと冷や冷やしていましたが、全く心配不要でしたね。この銘柄は配当もそこそこ出るので4年以上保有中です。
それでは、個別に分析していきましょう!
要因分析:アクシス(4012)
この銘柄の、2021年12月期第1四半期(1Q)の業績は、前期比比較はないのですが、2020年12月期第4四半期(4Q)と比較すると、利益面が2桁%増となっており好調でした。
また、株式を取得した株式会社ヒューマンソフトの業績が、2021年12月期第2四半期(2Q)から加わり、事業規模の拡大と人員体制を強化した効果が出てくる可能性が大いにありますので、今後の業績も期待できます。
6月末に株式分割(1株→2株)を予定していますので、こちらも株価には良い影響があると考えています。
ご参考(立会外分売前の分析):【立会外分売は買いか?】アクシス(4012)
直近の日足チャート(2021/3/18~6/18):
株価は、立会外分売発表の翌営業日(6/3)はあまり下がらなかったのですが、分売日当日(6/10)に売られ急落しました。その日に分売値段以下に一瞬下がりましたが、その後は持ち直しています。
分売日1週間後は、それほど大きく上昇はしていないですが、今後の業績期待と株主分割の材料で、上がってくる可能性は大いにあると考えます。
要因分析:明豊ファシリティワークス(1717)
この銘柄は、目立った業績の伸び等はないのですが、安定感があり、今期(2022年3月期)は、微増ながら増収増益の計画です。
株主還元が特に充実しており、配当性向を50%程度にするという方針があり、また、昨年11月に、発行済株式総数(自己株式を除く)に対する7.8%もの自社株買いも行っています。
今回の立会外分売は、数量が発行済み株数の1.2%ほどと少なめだったことと、流動性はまあまあありましたので、短期的な需給悪化懸念もほとんどなかったようです。
ご参考(立会外分売前の分析):【立会外分売は買いか?】明豊ファシリティワークス(1717)
直近の日足チャート(2021/3/18~6/18):
株価は、立会外分売発表後の翌営業日(6/4)は少し売られて下がりましたが、その後は持ち直して右肩上がりで推移しています。
分売日当日(6/10)も出来高はそこそこありますが、分売値段(828円)までは一度も下がらず、何もなかったかのように上昇基調で推移しています。
今後はどうなるかわかりませんが、分売で購入できた方は、どの時点で売却しても損失が発生していない状況です。分売で購入できた方、おめでとうございます👏
まとめ
アクシス(4012)、明豊ファシリティワークス(1717)の立会外分売予想と一週間後の株価は、
銘柄名 | 事前予想 | 結果(「一週間後終値」ー「分売値段」) | 判定 |
アクシス | 買い | +63円(+1.7%) | 〇 |
明豊ファシリティワークス | 買い | +44円(+5.3%) | 〇 |
でした。両銘柄ともに「買い」の予想で〇の判定です。ほぼ当たっていたので満足です。
アクシスは、業績期待と6月末の株式分割、明豊ファシリティワークスは、安定感と株主還元の充実で上昇基調は続いていくと予想しています。今後も楽しみです!
参考になればうれしいです✨最後までご覧いただき、ありがとうございました。
※株式投資の実際の売買は、自己判断、自己責任でお願いします。