こんにちは!
直近で立会外分売を実施した銘柄に関して、分売後1週間以上たちましたので、立会外分売で買った場合利益が出たのか?結果を検証してみました。
今回は、5/28(金)に分売が実施されたアトラエと初穂商事です。
最後までお付き合いいただけると嬉しいです💖
分売値段と直近の株価比較
まずは、分売値段で買って一週間後まで保有した場合、含み益なのか含み損なのか?を確認していきましょう!
銘柄 | 分売日 | 分売値段 | ディスカウント率 | 一週間後の終値 | 損益(増減率) |
アトラエ(6194) | 5/28(金) | 1,662円 | 2.0% | 1,915円(6/4) | +253円(+15.2%) |
初穂商事(7425) | 5/28(金) | 1,600円 | 3.0% | 1,645円(6/4) | +45円(+2.8%) |
結果は、両方の銘柄ともに含み益となっており、特にアトラエは約15%もの利益となっています。分売で購入できた方、おめでとうございます!
私はアトラエは「買い」、初穂商事は「中立」と判断していました。ほぼ当たっていたかと思います。(自画自賛w)
ちなみに、私はアトラエを200株申込しましたが、当選はありませんでした。(;´д`)トホホ。アトラエは人気があったのでしょうね。
それでは、個別に分析していきましょう!
要因分析:アトラエ(6194)
この銘柄は、2021年9月期2Q累計の経営成績が好調で、前期比増収増益なのですが特に利益面が倍以上の伸びを示しており、絶好調という感じでした。
また、通期予想の営業利益の数字を2Q終了時点で既に超過しており、通期計画の上方修正も期待できる銘柄です。
PERが127.7倍(6/4終値時点)で、株価は割高感もありますが、勢いがあります。そして、直近は1,200円~1,800円のレンジで推移していましたが、現時点ではこの価格を上抜けていますので、今後も勢いが増せば株価の伸びが期待できそうです。
配当はずっと無配(0円)なのですが、成長期待ということで、キャピタルゲインは狙える銘柄だと考えます。
流動性もある程度高い銘柄で、分売数量も発行済み株式数の2%程度でしたので、短期的な需給悪化懸念はほとんどなく、株価は推移しています。
直近の日足チャート(2021/3/8~6/7):
株価は、立会外分売発表後の翌営業日(5/24)に、短期的な需給悪化懸念からか窓を開けて売られましたが、その後は出来高を伴い右肩上がりで上昇を続けています。
分売当日(5/28)は大きな陰線を付けて再度売られたのですが、結局、直近の上値(1,800円程度)も軽々と突破してきています。
今後大きな上昇を期待できるチャートになってきています。
要因分析:初穂商事(7425)
2021年12月期1Qの経営成績は、微減ではありますが前期比減収減益の結果になっています。
通期計画に対する進捗率は、売上高 24.5%、営業利益 35.6%となっており、特に利益面はまずまずの進捗となっています。
また、この銘柄は配当が比較的高く、年間配当金(会社予想):65円、年間利回り:3.7%となっており、こちらは魅力的ですが、株価上昇期待というところまでいっていないところがあります。
分売数量は、発行済み株数1,740,330株の約2.3%とそれほど多くはなかったのですが、流動性が低い(通常の1日の出来高は1,000株以下)のは難点でした。
直近の日足チャート(2021/3/8~6/7):
株価は、分売発表後はなぜか上昇していますが、分売日前日(5/27)に大きな陰線を付けてある程度売られました。そして、分売日当日(5/28)には、出来高を伴い大きめの陽線を付け、その後は少しづつではありますが、上がってきています。
分売日前日、当日、翌日の3日間で需給悪化懸念の売りが出尽くして、その後は株価が安定してきていると考えられます。
まとめ
アトラエ(6194)、初穂商事(7425)の立会外分売予想と一週間後の株価は、
銘柄名 | 事前予想 | 結果((一週間後終値)ー(分売値段)) | 判定 |
アトラエ | 買い | +253円(+15.2%) | 〇 |
初穂商事 | 中立 | +45円(+2.8%) | △ |
でした。アトラエは「買い」で〇、初穂商事は「中立」で△(〇にしても良いとは思いますが)の判定です。ほぼほぼ予想は当たっていたので、やれやれです。
特にアトラエは、分売後の上昇率が高く、株価の強さが増しています。今後も勢いでどのくらい上昇するか楽しみですね!
参考になればうれしいです✨最後までご覧いただき、ありがとうございました。
※株式投資の実際の売買は、自己判断、自己責任でお願いします。