こんにちは!
2025年に公募増資・売出(以下、PO)(全67回、67銘柄)が実施された東京証券取引所に上場されている銘柄(J-REIT、インフラファンドを除く日本株)に関して、どの銘柄が最も利益が出たのか?
発行(売出)価格に対する受渡日の寄付と大引、受渡日1週間(5営業日)後の寄付時点の株価の騰落率(※1)を集計し、ランキング形式で発表します。
※1:騰落率は売買手数料は考慮していません。
最後までお付き合いいただけるとうれしいです!
受渡日寄付の騰落率 TOP10

まずは、POで買って受渡日の寄付で売却した場合、どの銘柄が最も利益が出たのか?
見ていきましょう!
TOP10:ゆうちょ銀行(7182) +7.3%
TOP9:リョービ(5851) +7.4%
TOP8:ひろぎんホールディングス(7337) +7.8%
TOP7:フージャースホールディングス(3284) +8.1%
TOP6:アズワン(7476) +8.5%
TOP5:三信電気(8150) +8.9%
TOP4:スズキ(7269) +9.2%
TOP③:日本空調サービス(4658) +13.2%
TOP②:福田組(1899) +16.6%
TOP❶:古河電気工業(5801) +18.8%
なんと、7月に実施された古河電気工業(5801)が15%超の利益でした。
そして、10%超の利益が3銘柄で、TOP10はいずれも7%超の損益プラスでした。
全体では、5%超の利益は21銘柄出ており、平均騰落率は3.0%となっています。
3%超の利益になった銘柄数は、全67銘柄中29銘柄(43%)となっており、約4割強の確率となりました。
一方、ワースト1は、9月に実施されたニューラルグループ(4056)で-15.8%でした。
3%超の損失だったのは5銘柄(7%)、3%未満の損失は5銘柄(7%)で、全体の15%(10銘柄)が損失となっています。
受渡日大引の騰落率 TOP10

次に、POで買って受渡日の大引で売却した場合、どの銘柄が最も利益が出たのか?
見ていきましょう!
TOP10:ゆうちょ銀行(7182) +8.4%
TOP9:リョービ(5851) +8.6%
TOP8:アズワン(7476) +8.83%
TOP7:矢作建設工業(1870) +8.84%
TOP6:ザ・パック(3950) +9.3%
TOP5:コーエーテクモ(3635) +9.4%
TOP4:霞ヶ関キャピタル(3498) +10.5%
TOP③:日本空調サービス(4658) +10.8%
TOP②:古河電気工業(5801) +18.4%
TOP❶:福田組(1899) +18.5%
ここでは、TOP2からの逆転で9月に実施された福田組(1899)が18%超の利益でした。
TOP3のメンバーは変わらずで、10%超の利益が4銘柄と増加し、TOP10はいずれも8%超の損益プラスでした。
全体では、5%超の利益は24銘柄出ており、平均騰落率は3.3%となっています。
3%超の利益になった銘柄数は、全67銘柄中32銘柄(48%)となっており、約5割弱の確率となりました。
一方、ワースト1は、ここでもニューラルグループ(4056)で-13.2%でした。
3%超の損失だったのは8銘柄(12%)、3%未満の損失は4銘柄(6%)で、全体の18%(12銘柄)が損失となっています。
受渡日1週間(5営業日)の騰落率 TOP10

最後に、POで買って受渡日の1週間(5営業日)後の寄付で売却した場合の騰落率を見ていきましょう!
TOP10:矢作建設工業(1870) +11.5%
TOP9:グローバル・リンク・マネジメント(3486) +11.7%
TOP8:アズワン(7476) +12.0%
TOP7:ゆうちょ銀行(7182) +12.5%
TOP6:豊田合成(7282) +12.9%
TOP5:日本空調サービス(4658) +14.1%
TOP4:スズキ(7269) +14.3%
TOP③:ダイヘン(6622) +14.6%
TOP②:福田組(1899) +20.7%
TOP❶:古河電気工業(5801) +31.0%
ここでは、TOP2からの再逆転で古河電気工業(5801)がなんと、なんと30%超の驚異的な利益でした。
TOP3には圏外から、12月に実施されたダイヘン(6622)がランクインしています。
10%超の利益が11銘柄と大幅に増加し、TOP10はいずれも11%超の損益プラスでした。
全体では、5%超の利益は28銘柄出ており、平均騰落率は4.2%となっています。
3%超の利益になった銘柄数は、全67銘柄中37銘柄(55%)となっており、約6割弱の確率となりました。
一方、ワースト1は、11月に実施されたククレブ・アドバイザーズ(276A)で-14.5%でした。
3%超の損失だったのは6銘柄(9%)、3%未満の損失は8銘柄(12%)で、全体の21%(14銘柄)が損失となっています。
まとめ

今回は、2025年に実施された日本株の公募増資・売出(PO)の騰落率をラインキング形式でお伝えしました。
全体の傾向として、以下がありました。
- 受渡日の寄付(平均騰落率 3.0%)<受渡日の大引(同 3.3%)<分売日1週間(5営業日)後の寄付(同 4.2%)
の順に騰落率が高くなっており、
利益が出ている場合は、数日ホールドした後に売却する方が利益が大きい傾向(福田組(1899)、ダイヘン(6622)、スズキ(7269)等)がある。
一方、数日ホールドした場合に、損失も大きくなる傾向(例:ククレブ・アドバイザーズ(276A)、Speee(4499)、ミガロホールディングス(5535)等)がある。 - 損失となる確率も、受渡日の寄付(15%)<受渡日の大引(18%)<分売日1週間(5営業日)後の寄付(21%)で、時間がたつにつれ損失が大きくなる傾向。
中長期保有をしない場合は、早めの損切が必要かも。 - 成長途上の新興企業の公募増資がからむPOは、大きな損失となる傾向がある。
(例:ククレブ・アドバイザーズ(276A)、ニューラルグループ(4056)、Speee(4499)、ミガロホールディングス(5535)等)
今後のPOに参加する際の参考になったらうれしいです。
昨年は、当ブログをご愛読いただきありがとうございました。m(_ _”m)
2026年も皆様にとって豊かな年でありますよう、祈念しております。

