こんにちは!
2023年に東京証券取引所で実施された立会外分売(全59回、51銘柄)に関して、どの銘柄が最も利益が出たのか?
分売値段に対する分売日の寄付と大引、分売日1週間(5営業日)後の寄付時点の株価の騰落率を集計し、ランキング形式で発表します。
※売買手数料は考慮していません。
最後までお付き合いいただけるとうれしいです!
分売日の寄付の騰落率 TOP10
まずは、分売値段で買って分売日の寄付で売却した場合、どの銘柄が最も利益が出たのか?
見ていきましょう!
TOP10:扶桑薬品工業(4538) +4.1%
TOP9:Eストアー(4304) +4.4%
TOP8:アール・エス・シー(4664) +4.7%
TOP7:アルファシステムズ(4719) +4.8%
TOP6:アジア航測(9233)(8月実施分) +4.98%
TOP5:フォーバル・リアルステート(9423) +5.00%
TOP4:ストレージ王(2997) +5.1%
TOP3⃣:みらいワークス(6563)(12月実施分) +5.3%
TOP②:みらいワークス(6563)(2月実施分) +5.9%
TOP❶:みらいワークス(6563)(6月実施分) 7.4%
な、な、なんと、みらいワークス(6563)が、2023年に計3回分売が実施され、そのうち全ての実施回が上位3位に入るという、驚きの結果になりました!
今後、みらいワークスが分売をする時は注目してみましょう。
全体では、3%超の利益になった回数は、全59回中21回(36%)となっており、約4割弱の確率となりました。
一方、3%超の損失となった回数は1回(1.7%)、3%未満の損失は5回(8.5%)で、全体の10%(6回)が損失となっています。
分売日大引の騰落率 TOP10
次に、分売値段で買って分売日の大引で売却した場合、どうだったのでしょうか?
見ていきましょう!
TOP10:Eストアー(4304) +4.86%
TOP9:ビーイングホールディングス(9145) +4.88%
TOP8:エノモト(6928) +5.0%
TOP7:東京自働機械(6360) +5.4%
TOP6:ヴィス(5071) +5.6%
TOP5:みらいワークス(6563)(2月実施分) +5.9%
TOP4:アジア航測(9233))(8月実施分) +6.1%
TOP3⃣:トヨクモ(4058) +6.8%
TOP②:アルファシステムズ(4719) +6.9%
TOP❶:みらいワークス(6563)(6月実施分) 9.7%
なんと、ここでもみらいワークス(6563)がTOP1に輝いています。
また、騰落率は総じて分売日の寄付で売却するよりも高くなっていますね!
全体では、3%超の利益になった回数は、全59回中22回(37%)となっており、約4割弱の確率となりました。
一方、3%超の損失となった回数は3回(5%)、3%未満の損失は7回(12%)で、全体の17%(6回)が損失となっています。
分売日1週間(5営業日)後の騰落率 TOP10
最後に、分売値段で買って分売日1週間(5営業日)後の寄付で売却した場合、どうだったのでしょうか?
見ていきましょう!
TOP10:アイ・ケイ・ケイHLDGS(2198)(12月実施分) +6.6%
TOP9:アジア航測(9233)(8月実施分) +7.0%
TOP8:トヨクモ(4058) 7.15%
TOP7:アイ・ケイ・ケイHLDGS(2198)(4月実施分) +7.21%
TOP6:デリカフーズHLDGS(3392) +7.3%
TOP5:東京自働機械(3392) +7.8%
TOP4:第一カッター興業(1716) +8.6%
TOP3⃣:ストレージ王(2997) +9.0%
TOP②:明治電機工業(3388) +9.6%
TOP❶:みらいワークス(6563)(6月実施分)10.4%
ここでも三度、みらいワークスがTOP1に輝いています。
また、明治電機工業と第一カッター興業が今まで全く顔を出さなかったのが、いきなり2位と4位にランクインしています。
そして、アイ・ケイ・ケイホールディングが2回分ランクイン。分売の常連だけあって、根強く利益をもたらしてくれました。
また、騰落率は総じて分売日の大引で売却するよりも高くなっていますね!
全体では、3%超の利益になった回数は、全59回中28回(47%)となっており、約1/2の確率となりました。
一方、3%超の損失となった回数は3回(5%)、3%未満の損失は9回(15%)で、全体の20%(12回)が損失となっています。
まとめ
今回は、2023年に実施された立会外分売の騰落率をラインキング形式でお伝えしました。
全体の傾向として、
- 分売日の寄付<分売日の大引<分売日1週間(5営業日)後の寄付
の順に騰落率が高くなっており、利益が出ている場合は、数日ホールドした後に売却する方が利益が大きい傾向。 - 一方、損失の大きさからいうと、
分売日の寄付<分売日の大引<分売日1週間(5営業日)後の寄付
となっており、損失の場合は、数日ホールドした後に売却する方が損失が大きい傾向。 - みらいワークス(6563)が分売した場合、他の銘柄よりも利益率が高い。
今後、分売が実施された場合は要注目。
がありました。
今後の立会外分売に参加する際の参考になったらうれしいです。
本年も、当ブログをご愛読いただきありがとうございました。m(_ _”m)
2024年も皆様にとって豊かな年でありますよう、祈念しております。