明けましておめでとうございます!本年もよろしくお願いします。
2022年に立会外分売が実施された銘柄の中で、一番利益が出た銘柄は何か?
分売日当日と分売後1週間後の株価上昇率を集計してみました。
最後までお付き合いいただけると嬉しいです💖
【分売日当日の寄付で売却した場合】株価上昇率TOP5
まずは、分売値段で買って分売日の寄付で売却した場合の、株価上昇率TOP5を見てみましょう。
※売買手数料は考慮していません。
順位 | 銘柄 | 業種 | 分売日 | 分売 値段(a) [円] | ディス カウント率 [%] | 分売日 始値(b) [円] | 上昇額 (b-a) [円] | 上昇率 [%] |
1 | パワー ソリューションズ (4450) | 情報・通信 | 8/22 (月) | 2,465 | 3.18 | 2,696 | 231 | 9.4 |
2 | DN ホールディングス (7377) | サービス | 5/27 (金) | 1,015 | 3.43 | 1,098 | 83 | 8.2 |
3 | 共和 コーポレーション (6570) | サービス | 9/2 (金) | 493 | 2.95 | 522 | 29 | 5.9 |
4 | 農業総合研究所 (3541) | 卸売 | 5/18 (水) | 320 | 3.03 | 338 | 18 | 5.6 |
5 | 前澤給装工業 (6485) | 機械 | 5/24 (火) | 813 | 3.56 | 858 | 45 | 5.5 |
上昇率は10%には届いていませんが、どの銘柄も5%超となりました。
業種ではサービス業、実施月は5月が3銘柄と最も多くなっています。
これらの銘柄を分売で購入できた方、おめでとうございます!
【分売日当日の大引で売却した場合】株価上昇率TOP5
次に、分売値段で買って分売日の大引で売却した場合の、株価上昇率TOP5を見てみましょう。
順位 | 銘柄 | 業種 | 分売日 | 分売 値段(a) [円] | ディス カウント率 [%] | 分売日 終値(b) [円] | 上昇額 (b-a) [円] | 上昇率 [%] |
1 | シンクロ ・フード (3963) | 情報・通信 | 2/25 (金) | 237 | 2.47 | 262 | 25 | 10.5 |
2 | ベース (4481) | 情報・通信 | 11/25 (金) | 3,638 | 2.99 | 4,010 | 372 | 10.2 |
3 | カオナビ (4435) | 情報・通信 | 8/25 (木) | 2,675 | 3.01 | 2,937 | 262 | 9.8 |
4 | パワー ソリューションズ (4450) | 情報・通信 | 8/22 (月) | 2,465 | 3.18 | 2,670 | 205 | 8.3 |
5 | DN ホールディングス (7377) | サービス | 5/27 (金) | 1,015 | 3.43 | 1,096 | 81 | 8.0 |
分売日の大引で売却した場合は、上位2銘柄は10%超の利益が出ています。
分売日当日でこれだけ上昇するとは驚きです。
相対的に言うと、分売日の寄付で売却するよりは大引で売却した方が、利益率は高くなっています。
そして、業種別ですと何と5銘柄中4銘柄は情報・通信業となっており、顕著に傾向が出ていますね。
実施月は8月が2銘柄と多くなっています。
【分売日1週間(5営業日)後の寄付で売却した場合】株価上昇率TOP5
次に、分売値段で買って分売日の1週間(5営業日後)の寄付で売却した場合の、株価上昇率TOP5を見てみましょう。
順位 | 銘柄 | 業種 | 分売日 | 分売 値段(a) [円] | ディス カウント率 [%] | 分売日 終値(b) [円] | 上昇額 (b-a) [円] | 上昇率 [%] |
1 | ピーエイ (4766) | 情報・通信 | 8/25 (木) | 162 | 2.99 | 212 | 50 | 30.9 |
2 | タスキ (2987) | 不動産 | 5/17 (火) | 655 | 3.11 | 813 | 158 | 24.1 |
3 | 農業総合 研究所 (3541) | 卸売 | 5/18 (水) | 320 | 3.03 | 388 | 68 | 21.3 |
4 | シンクロ ・フード (3963) | 情報・通信 | 2/25 (金) | 237 | 2.47 | 273 | 36 | 15.2 |
5 | BCC (7376) | サービス | 2/25 (金) | 864 | 3.03 | 995 | 131 | 15.2 |
ななんと、ピーエイ(4766)は、分売日の1週間(5営業日)後に30%超も上昇しました。すごいですね。
上位5銘柄はいずれも上昇率は15%を超えていて、上位3銘柄は20%超でした。
ここでも、業種別では情報・通信業種が3銘柄と強い。
そして、あまり因果関係はなくたまたまかもしれませんが、分売日25日実施の銘柄が3銘柄もランクインしています。
おもしろいですねw
全体的に言うと、分売日当日に売却するよりも、分売日から1週間ぐらい待ってから売却した方が利益率が高くなっています。
まとめ
2022年に立会外分売が実施された銘柄の、分売日以降の株価上昇率は、次のような傾向があることが分かりました。
- 株価上昇率は、「分売日の寄付」<「分売日の大引」<「分売日の5営業日後」
- 業種別では、「情報・通信業」(47%(7/15)の確率)と「サービス業」(27%(4/15)の確率)の株価が上昇しやすい傾向
- なぜか、分売日が25日実施(40%(6/15)の確率)のケースの上昇率は高い
あまり株価上昇との因果関係は薄いかもしれませんが、頭の片隅に入れておいた方が良いかもしれませんね!
以上、参考になればうれしいです✨
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
※株式投資の実際の売買は、自己判断、自己責任でお願いします。