【結果検証:公募増資・売出(PO)は買いか?】フェローテックHLDGS(6890)、アルコニックス(3036) 、Sun Asterisk(4053)

結果検証株式投資

こんにちは!

直近で公募増資・売出(以下、PO)を実施した銘柄に関して、POに応募して買った場合、利益は出たのか?

受渡期日当日と受渡期日1週間後の結果を検証しました。

今回は、受渡期日が12/8(水)のフェローテックHLDGS、12/10(金)のアルコニックス、12/13(月)のSun Asteriskです。

最後までお付き合いいただけると嬉しいです💖

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発行価格とその後の株価推移

株価指標

まずは、発行(売出)価格で買って1週間(5営業日)後まで保有した場合、含み益なのか含み損なのか?確認していきましょう!

銘柄受渡期日発行
価格[円]
ディス
カウント率
[%]
受渡日始値[円]
(増減[円])
受渡日終値[円]
(同)
1週間後
の始値[円]
(日付)
損益[円]
(増減率[%])
フェローテックHLDGS
(6890)
12/8
(水)
3,6674.013,705
(+38)
3,735
(+68)
3,470
(12/15)
-197
(-5.4)
アルコニックス(3036)12/10
(金)
1,1493.041,250
(+101)
1,207
(+58)
1,272
(12/17)
+123
(+10.7)
Sun Asterisk
(4053)
12/13
(月)
2,3803.532,299
(-81)
2,305
(-75)
2,171
(12/20)
-209
(-8.8)
表1:直近のPO銘柄の発行価格とその後の推移

受渡期日の寄付又は大引けと1週間(5営業日)後の結果は、

アルコニックスは全ての段階で損益プラスフェローテックHLDGS損益まちまち Sun Asterisk は全ての段階で損益マイナスの結果でした。

今回は、銘柄によって明暗が分かれましたね。

ちなみに私は、 応募無しでした。

それでは個別に見ていきましょう!

要因分析:フェローテックHLDGS(6890)

半導体

この会社の2022年3月期2Qの業績は、前年同期比 増収増益で売上高は4割強増、利益面は2~4倍、純利益は100倍以上の利益となっており好調でした。

さらに、今2Q決算発表と同時に、2022年3月期通期の業績を、メモリなど半導体デバイスの需要が旺盛であることと、電子デバイス事業も、主力のサーモモジュールが、5G通信システム機器向け、PCR検査装置などの医療検査機器向けに加えて半導体分野も堅調に推移しているため、売上高は1割弱、利益面は2割弱上方修正していました。

上記の上方修正された通期予想に対する進捗率は、売上高、営業利益、経常利益は5割程度、純利益は7割程度と計画より進捗しており順調でした。

株主還元は、配当金の年利回りは1.2%(11/24時点)で、東証ジャスダックの単純平均1.67%(11/22時点) と比較すると少し低い水準でしたが、

直近5年間の配当金は、年々増配傾向で、2021年3月期は前期比6円増、2022年3月期は46円(内 特別配当18円)で16円増予想となっていました。

株価は、昨年のコロナショック時の安値(450円)から、右肩上がりで上昇し続けており、現在はその安値の8倍以上の値をつけ、

直近では、10/5の安値(2,734円)から、右肩上がりの上昇トレンドで推移して、今2Qの決算発表と通期上方修正発表の翌営業日(11/15)に前日比 540円(+14.0%)上がり、11/19に上場来高値(4,695円)をつけました。

今回のPO発表の翌営業日(11/24)は、1株利益の希薄化懸念からか、窓を開けて大きく売られ、前日比 505円安(-11.4%)となっており、これをきっかけに需給が悪化し、1週間程度では回復しなかったですね。

ご参考(PO前の分析):【公募増資・売出(PO)は買いか?】フェローテックHLDGS(6890)

【PO発表後の株価の動き】

<日足チャート(直近3か月)>

出所:楽天証券サイト

直近の株価は、今回のPO発表を受け売られ、受渡日(12/8)までは下落しましたが、何とか75日移動平均線(青線)の上で推移し、発行価格(3,667円)を上回っていましたが、

その後は徐々に下落し、1週間後にはこの下値支持線を一旦割り込んで推移しました。

しかしその後は、75日移動平均線を上抜け現時点(12/28)では、25日移動平均線(赤線)を上回り上昇基調に転換しています。

要因分析:アルコニックス(3036)

商社

この会社の2022年3月期2Qの業績は、会計基準が異なるので単純比較はできませんが、前年同期比 減収増益で、利益面は2倍以上の利益水準となっており好調でした。

また、今2Q決算発表と同時に、通期の業績を、好調のスマートフォンやIT機器向け半導体・電子部品関連需要と、2020年度後半以降に急回復している自動車需要により商社流通及び製造の両セグメントが共に好調に推移しているため、売上高は当初予想から2割弱増、利益面は微増の上方修正をしました。

上方修正した業績予想に対する進捗率は、2Q終了時点で売上高は5割そこそこ、利益面は6割以上の進捗となっており順調でした。

株主還元は、配当金の年利回りは3.7%(11/25時点)で、東証1部の単純平均1.92%と比較すると高い水準であり、

直近5年間の配当金は、年々増配傾向で今期予想は前期比6円増の48円となっていました。

また、株主優待があり、3月末に100株以上保有の場合、優待カタログギフト 2,000円相当が1点贈呈され(3年以上継続保有の場合:2点)、100株保有(3年未満保有)の場合、配当+株主優待の年利回りは5.2%となっていましたので、個人投資家にとってはうれしい内容でしたね。

株価は、昨年のコロナショック時の安値(867円)をつけた後は、右肩上がりの上場トレンドを継続中でしたが、直近の高値は1,800円近辺で止まって、それ以上伸びてはいない状況で、

直近の株価は、1,600~1,800円のレンジで推移していましたが、今回のPO発表の翌営業日は、1株利益の希薄化懸念からか、前日比 276円安(-17.5%)となり、出来高を伴いレンジを下抜けて大幅に下げました。

そこから4、5日は下落が続いたのですが、需給の悪化が早めに解消されたため、株価は底を打ち上昇に転じましたね。

ご参考(PO前の分析):【公募増資・売出(PO)は買いか?】アルコニックス(3036)

【PO発表後の株価の動き】

<日足チャート(直近3か月)>

出所:楽天証券サイト

直近の株価は、PO発表を受け翌営業日(11/25)に大きく下落した後、発行価格等決定日(12/1)の翌々営業日(12/3)に下げ止まって上昇を開始し、

受渡日(12/10)以降、現時点(12/28)まで上昇トレンドで、25日移動平均線(赤線)を上抜けて推移しています。

今後は、75日移動平均線(青線)を上抜けるとさらなる上昇が期待できそうです。

要因分析:Sun Asterisk(4053)

事業創造

この会社の2021年12月期3Qの業績は、前年同期比 増収増益で、売上高は4割強、利益面は6割程度増益の結果となっており好調でした。

今3Q決算発表と同時に、2021年12月期通期の業績を、主力の「クリエイティブ&エンジニアリング」の売上高が顧客単価の好調に推移し、「タレントプラットフォーム」の売上高が好調に推移しているため、売上高は当初予想から2割強、利益面は2割弱の上方修正をしています。

上記の上方修正した業績予想に対する進捗率は、売上高はそこそこですが、利益面は9割近く到達しており、さらに業績予想を上ブレしそうな勢いがありました。

株主還元は、配当金は上場来無配となっていましたが、上場したばかりの成長企業であるため、成長投資に資金を回して、事業拡大していくという方針は納得できました。

株価は、昨年の7/31の新規上場日の安値(1,151円)から一気に上昇し、同年9月に4倍以上の上場来高値(4,765円)をつけ、

その後は調整しましたが、今年8月からは再度安値切り上げ高値切り上げの動きで、上昇トレンドに転換して推移していました。

直近の株価は、今期業績の上方修正が好感され、翌営業日(11/11)に出来高を伴い急騰し11/16に高値(3,365円)をつけましたが、

その後は調整して、今回のPO発表の翌営業日(11/29)は、短期的な需給悪化懸念からか、前日比228円安(-7.6%)と売られ、その後も、しばらく需給悪化は解消されなかったようです。

また、このPOは公募増資はなく、大株主からの株式の売出のみだったことも、株価がほとんど上がらなかった要因の可能性もあります。

ご参考(PO前の分析):【公募増資・売出(PO)は買いか?】Sun Asterisk(4053)

【PO発表後の株価の動き】

<日足チャート(直近3か月)>

出所:楽天証券サイト

直近の株価は、受渡日(12/13)は売出価格(2,380円)を上回っていた時間帯もありましたが、

結局、始値と終値は売出価格を下回ってしまいました。

その後は、受渡日1週間後までは下落が続き現時点(12/28)ではようやく株価上昇のきっかけをつかみそうになっています。

まとめ

まとめ

フェローテックHLDGS(6890) 、アルコニックス(3036)、Sun Asterisk(4053)のPO予想と一週間(5営業日)後の株価は、

銘柄名事前予想結果(損益)[円](%)
(「1週間(5営業日)後始値」
ー「発行価格」)
判定
フェローテック
HLDGS
買い-197
(-5.4)
×
アルコニックス中立+123
(+10.7)
×
Sun Asterisk買い-209
(-8.8)
×
表2:事前予想と結果
※事前予想の「買い」は3%以上の上昇、「中立」は±3%、「見送り」は3%以上の下落を想定しています。

でした。

今回は0勝3敗、勝率0.000ということで、大反省ですm(_ _”m)

予想以上に、アルコニックス株価は堅調でしたね。

Sun Asterisk公募増資はなく、大株主からの株式の売出のみだったことが、需給悪化が長引き、株価がほとんど回復しなかった要因としてあります。

今後の株価動向ですが、

フェローテックHLDGSは、受渡日の1週間後以降は株価は回復し、発行価格を上回ってきました。今後の勢いがある株価上昇に期待です。

アルコニックスは、配当利回りが高いことと株主優待がいただけるのが魅力です。

75日移動平均線を上抜け、さらなる上昇の波に乗ってくることに期待です。

Sun Asteriskは、直近では下げ止まって上昇に転じようとする動きがあります。

利益面の業績は好調ですので、上昇の波の乗ることに期待です。

参考になればうれしいです✨

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

※株式投資の実際の売買は、自己判断、自己責任でお願いします。

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