直近で立会外分売を実施した銘柄に関して、分売後1週間以上たちましたので、立会外分売で買った場合利益が出たのか?結果を検証してみました。
今回は、5/25(火)に分売が実施されたメタルアートと、5/26(水)に実施されたピエトロです。
最後までお付き合いいただけると嬉しいです💖
分売値段と直近の株価比較
まずは、分売値段で買って一週間後まで保有した場合、含み益なのか含み損なのか?を確認していきましょう!
銘柄 | 分売日 | 分売値段 | ディスカウント率 | 一週間後の終値 | 損益(増減率) |
メタルアート(5644) | 5/25(火) | 1,780円 | 2.47% | 1,993円(6/1終値) | +213円(+12.0%) |
ピエトロ(2818) | 5/26(水) | 1,598円 | 2.98% | 1,661円(6/2終値) | +63円(+3.9%) |
結果は、両方の銘柄ともに含み益を抱えており、特にメタルアートは、一週間で12%も上昇しています。今回の分売で購入できた方はおめでとうございます。ラッキーですね!
ちなみに、私は両方とも100株申込みましたが、見事に抽選で外れました。(;´д`)トホホ
最近私は応募しても外れるケースが多いです。分売人気の影響でしょうか?
要因分析:メタルアート(5644)
それでは、個別で分売前に買いかどうか判断した内容が、実際はどうだったのか検証してみることにしましょう。
この銘柄は、立会外分売実施を発表した翌営業日(5/19)から、徐々に株価を下げ始め、分売日(5/25)で下落の底を打って、その後反転上昇しています。
直近の日足チャート(2021/3/3~6/3):
出来高は分売日当日にピークを迎え、売られ切ったため、その後の上昇につながっているのではと考えられます。
この会社は、2021年3月期の業績は、売上高は伸びてはいないのですが、利益面が、グループを挙げての徹底した原価低減等による体質強化により大幅増となっており、企業努力が感じられました。
財務面では、現金が積みあがっており、現状で2.4%ほどで東証2部の平均(1.75%(6/2時点))より高い配当利回りなのですが、配当性向が10%程度と低いこともあり、今後、増配も期待できるのではと考えています。
要因分析:ピエトロ(2818)
この銘柄は、立会外分売発表後の翌営業日(5/17)に一気に売られ、148円安(-8.4%)の1,616円となりました。しかしながら、それから現在まで、徐々に値を上げる展開となっています。
5/17で売りが出尽くして、それなりの出来高(前日の約24倍)をこなし、需給が安定してきた結果、その後株価は下がらなくなったと見ていいでしょう。
そして分売日当日(5/26)は、出来高が再度増加しましたが、出来高を伴って株価が上がっているところを見ると、その後の株価上昇もうなづけます。
この会社の2021年3月期の業績は、特に利益面が前期比20%以上増の伸びとなっており好調でした。
今2022年3月期は前期比10%ほどの増益を計画しており、今後の業績面も期待できる銘柄です。
まとめ
メタルアート(5644)、ピエトロ(2818)の立会外分売予想と一週間後の株価は、
銘柄名 | 事前予想 | 結果((一週間後終値)ー(分売値段)) | 判定 |
メタルアート | 買い | +213円(+12.0%) | 〇 |
ピエトロ | 中立 | +63円(+3.9%) | × |
でした。メタルアートは予想通り「買い」で当たっていました。ピエトロは、今後の業績がコロナ禍で見通せない面がありましたので「中立」と判定しましたので、少し厳しめですが、「はずれ(×)」と判定しました。
どちらの銘柄も、分売日までに一定以上の売りをこなしてきた結果、分売日以降は需給が安定して株価は上昇に転じてきています。特にメタルアートは、直近で自動車関連銘柄の株価が好調なので、今後もさらなる上昇が期待できそうです。
立会外分売のイベントを難なく通過し、今期(2021年3月期)業績は期待できると考えますので、今後の株価も楽しみですね!
参考になればうれしいです!最後までご覧いただき、ありがとうございました。
※株式投資の実際の売買は、自己判断、自己責任でお願いします。