【結果検証:立会外分売は買いか?】ストリームメディアC(4772)、アレンザHLDGS(3546)、SPK(7466)

立会外分売
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こんにちは!

直近で立会外分売を実施した銘柄に関して、立会外分売で買った場合、利益は出たのか?

分売日当日と分売後1週間後の結果を検証しました。

今回は、2022年10月に分売が実施されたストリームメディアコーポレーションアレンザホールディングス、11月実施のSPKです。

最後までお付き合いいただけると嬉しいです💖

分売値段とその後の株価推移

株価指標

まずは、分売値段で買って一週間(5営業日)後まで保有した場合、含み益なのか含み損なのか?を確認していきましょう!

※売買手数料は考慮していません。

銘柄分売日分売
値段
[円]
ディス
カウント率
[%]
分売日
始値[円]
(増減率[%])
分売日
終値[円]
(同)
一週間後
の始値[円]
(日付)
損益[円]
(増減率[%])
ストリーム
メディアC
(4772)
10/14
(金)
1433.38133
(-7.0)
135
(-5.6)
135
(10/21)
-8
(-5.6)
アレンザ
HLDGS
(3546)
10/28
(金)
8993.02935
(+4.0)
950
(+5.7)
932
(11/7)
+33
(
+3.7)
SPK
(7466)
11/15
(火)
1,3322.991,400
(+5.1)
1,384
(+3.9)
1,400
(11/22)
+68
(+5.1)
表1:分売値段とその後の株価推移

分売日の寄付又は大引と1週間(5営業日)後の結果は、

アレンザホールディングスSPKは、いずれの場合も損益プラスでしたが、

ストリームメディアコーポレーションは、いずれの場合も損益マイナスの結果でした。

特に、アレンザホールディングスは、分売日の大引で売却した場合は5.7%の利益が出ていました。

アレンザホールディングスSPKを分売で購入できた方、おめでとうございます!

ちなみに私は、アレンザホールディングスに300株、SPKに200株購入申込しましたが、いずれも当選無しでした(;´д`)トホホ

それでは個別に見ていきましょう!

要因分析:ストリームメディアコーポレーション(4772)

エンターテインメント

この会社の立会外分売実施前の評価は、表2のように判断していました。

レベル
(⭐(最低)~
⭐⭐⭐⭐⭐(最高))
業績⭐⭐
株主還元
(配当、株主優待等)
⭐⭐
株価モメンタム⭐⭐
流動性⭐⭐⭐
分売数量⭐⭐⭐
総合判定⭐⭐(不参加)
表2:ストリームメディアコーポレーション 立会外分売実施前の評価
※「総合判定」=⭐4つ以上「買い」、⭐3つ「中立」、⭐2つ以下「不参加」

2022年12月期2Q累計の業績は、入国措置が緩和されアーティストの来日障壁の軽減され、大型ライブイベントも徐々に再開となって業績は上向き、前年同期比で売上高は微増利益面は赤字幅縮小でしたが、

連結子会社がはずれ、2Q決算発表と同時に通期業績を下方修正したことは印象が悪かったですね。

株主還元も新興企業であるが故、上場来無配なのは理解できましたが、やはり、株主にとっては寂しい状況でした。

また、分売実施前は、株価のモメンタムが良くなく、右肩下がりの下落トレンドで推移していましたので、その点もあまり積極的に買いに行くような銘柄ではないと感じていました。

ご参考(立会外分売前の分析):【公募増資・売出(PO)は買いか?】ストリームメディアコーポレーション(4772)

【立会外分売発表後の株価の動き】

<日足チャート(直近3か月)>

出所:楽天証券サイト

立会外分売発表の翌営業日以降は、節目の160円や150円を割り込むかどうかが分岐点と考えていましたが、

その翌日以降も少しづつ下落していき、分売日当日は、需給は改善せず窓を開けて下落し、140円を下抜けてしまいました。

ただ分売日以降は、少しづつですが、株価を戻してきています

要因分析:アレンザホールディングス(3546)

福島

この会社の立会外分売実施前の評価は、表3のように判断していました。

レベル
(⭐(最低)~
⭐⭐⭐⭐⭐(最高))
業績⭐⭐⭐
株主還元
(配当、株主優待等)
⭐⭐⭐⭐
株価モメンタム⭐⭐
流動性⭐⭐
分売数量⭐⭐⭐
総合判定⭐⭐⭐(中立)
表3:アレンザホールディングス 立会外分売実施前の評価
※「総合判定」=⭐4つ以上「買い」、⭐3つ「中立」、⭐2つ以下「不参加」

この会社の2023年2月期2Qの業績は、会計基準が異なり単純比較はできませんでしたが、前期の実績値を単純比較した場合、前年同期比 減収減益で、営業収益は1割弱減、利益面は営業利益と経常利益は2割弱減純利益は3割弱の減益の結果で、余り振るいませんでした。

しかし、株主還元が良く、配当利回りが4.12%(10/21時点)で、株主優待も毎年2月末の株主にJCBギフトカード1,000円相当が進呈され、配当金+株主優待で利回りは5.20%にもなっており、この点は魅力でした。

そして、分売発表の翌営業日(10/21)は、窓を開けて前日比 75円安(-7.52%)と急落しました。

結局この日の急落が売られ過ぎとなったようで、この翌営業日に安値をつけたものの、それ以降は需給悪化懸念が解消して、株価は右肩上がりに上昇しています。

ご参考(立会外分売前の分析):【公募増資・売出(PO)は買いか?】アレンザホールディングス(3546)

【立会外分売発表後の株価の動き】

<日足チャート(直近3か月)>

出所:楽天証券サイト

立会外分売発表の翌営業日の2営業日後から上昇に転じて、分売日(10/28)は窓を開けて陽線をつけて上昇

その後も順調に株価は上昇し、現在(11/25)は全ての移動平均線の上に位置しています。

要因分析:SPK(7466)

カスタムカー

この会社の立会外分売実施前の評価は、表4のように判断していました。

レベル
(⭐(最低)~
⭐⭐⭐⭐⭐(最高))
業績⭐⭐⭐
株主還元
(配当、株主優待等)
⭐⭐⭐⭐
株価モメンタム⭐⭐⭐
流動性⭐⭐
分売数量⭐⭐⭐
総合判定⭐⭐⭐(中立)
表4:SPK 立会外分売実施前の評価
※「総合判定」=⭐4つ以上「買い」、⭐3つ「中立」、⭐2つ以下「不参加」

この会社の2023年3月期2Qの業績は、売上高は自動車部品の好調な輸出を背景に堅調だったことと、販売価格の見直しの効果により、前年同期比 増収増益で、売上高は1割強増利益面は微増~1割弱の増益の結果で、まあまあ好調でした。

株主還元は配当利回りは3.12%(11/9時点)とそれほど高くはなかったのですが、連続増配を今期予想も含めて継続中であり、この点が魅力でしたね。

株価も、週足ベースでは、今年3月の年初来安値(1,252円)を底にして、以降は緩やかながら上昇基調でしたので、これも株価の下落を下支えする要因と考えていました。

ご参考(立会外分売前の分析):【公募増資・売出(PO)は買いか?】SPK(7466)

【立会外分売発表後の株価の動き】

<日足チャート(直近3か月)>

出所:楽天証券サイト

立会外分売発表の翌営業日以降も、分売日(11/9)の翌営業日までは下落基調で推移しました。

しかし、分売値段を割り込まずに、それ以降は需給悪化懸念が解消し、連続陽線で上昇に転じています

今後は、10月につけた年初来高値(1,441円)の更新を試す展開になりそうです。

まとめ

まとめ

ストリームメディアコーポレーション(4772)、アレンザホールディングス(3546)、SPK(7466)の立会外分売予想と1週間(5営業日)後の株価は、

銘柄名事前予想結果(損益)
(「1週間(5営業日)後始値」
ー「分売値段」)

[円](%)
判定
ストリーム
メディアC
不参加ー8
(-5.6)
アレンザ
HLDGS
中立+33
(+3.7)
×
SPK中立+68
(+5.1)
×
表5:事前予想と結果
※事前予想の「買い」は3%以上の上昇、「中立」は±3%、「見送り」は3%以上の下落を想定しています。

でした。今回は1勝2敗、勝率0.333反省ですm(_ _”m)。

アレンザホールディングスSPK需給悪化による株価下落からの回復のスピードが速かったですね。

今後の株価動向ですが、

ストリームメディアコーポレーションは、緩やかですが、株価は回復基調で推移しています。

分売日の下落で空けた窓埋めに期待したいですね。

アレンザホールディングスは、株価上昇の勢いが止まりそうにありません

更なる上昇に期待です。

SPKは、10月につけた年初来高値(1,441円)に迫ってきています。

これを上抜け、業績の好調さも維持できれば、さらなる上値追いもありそうです。

参考になればうれしいです✨

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

※株式投資の実際の売買は、自己判断、自己責任でお願いします。

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