【2025年4月権利確定】高分配J-REIT TOP3✨

高配当株
この記事は約10分で読めます。

こんにちは!

2025年4月権利確定のJ-REIT(全8銘柄)をピックアップし、その中で分配金利回り(2025年3月27日終値時点)が高い上位3銘柄を算出。

さらに、分配金の安定度、投資口価格モメンタムや流動性の高さなども加味して、どのJ-REITが買いなのか総合的に分析しました。

最後までお付き合いいただけるとうれしいです!

【PR】手数料無料でワン株買付!マネックス証券

【J-REITの簡単な説明】

投資信託の仲間であり、我々投資家は、東京証券取引所でJ-REIT(不動産投資法人)商品を購入し、J-REITが、商業施設やホテル、住宅などの不動産を保有・運営してその家賃収入や売却益を得て、その収益の中から分配金として投資家に配分されるもの。

※出所:一般財団法人 投資信託協会HP

J-REITは全体的に、高分配の銘柄が多く存在します。そして、分配月もばらけていますので、複数のJ-REITを保有すると分散投資にもなりますし、ほぼ毎月分配金をいただける嬉しい状況になります。

それでは行ってみましょう!

TOP3:トーセイ・リート投資法人(3451)

【特徴】

  • 中小規模のオフィス、商業施設、住宅及び物流施設をボリュームゾーンの不動産と位置づけ、主に東京経済圏に所在するこれらの不動産を投資対象として、相対的に高い利回りが期待できる物件への投資する総合型REIT
  • 資産運用会社であるトーセイ・アセット・アドバイザーズ株式会社が私募ファンド運用において培った豊富な経験や、
    スポンサーであるトーセイ株式会社の強み目利き力、リーシング(テナント誘致、客付け)力、再生力)を最大限に活用し、投資対象不動産のポテンシャルを見極め、バリューアップ余地が大きいと判断できる不動産に投資
  • 分配金水準の維持・向上を重視した運用方針を基本に据え、厳選した物件取得により資産規模拡大を図っている。

【保有資産】

ポートフォリオの合計(2024年1月30日現在)

物件数:62物件、取得価格:827億円、平均稼働率(2025年2月末日現在)97.8%

ポートフォリオの分散状況:(2024年10月31日現在)

アセットタイプ比率

  • オフィス 41.0%
  • 商業施設 6.9%
  • 住宅 52.1%

地域別比率

  • 東京経済圏(東京23区除く) 76.3%
  • 東京23区(都心5区除く) 18.1%
  • 都心5区(千代田区、中央区、港区、渋谷区、新宿区) 4.7%
  • 主要地方都市 0.9%

【投資口価格動向・分配金推移】

<2025年3月27日(木)終値時点>

  • 投資口価格(1口当たり):129,700
  • 信用倍率(信用買い残÷信用売り残):67.6倍
  • 年間分配金(法人予想):7,420円(2025年4月 3,710円、2025年10月 3,710円)、利回り:5.72%

直近5営業期間の分配金は、表1のようになっており、1口当たり3,638~3,761円で上下の差が123円で推移しています。

決算期1口当たり
分配金(円)
2022年10月期3,638
2023年4月期3,682
2023年10月期3,706
2024年4月期3,682
2024年10月期3,761
表1:トーセイ・リート投資法人 直近分配金推移

【直近の投資口価格推移】

<週足チャート(直近2年間)>

2024年4月に高値(148,300円)をつけるまでは高値切り上げ安値切り上げの上昇基調でしたが、その後は下落基調で推移し、同年12月に安値(120,500円)をつけました。

しかし、それ以降は上昇に転じてきており、直近では13週移動平均線(緑線)や26週移動平均線(赤線)を上回って推移しています。

<日足チャート(直近3か月間)>

今年1月に安値(124,600円)をつけた後は、高値切り上げ安値切り上げの上昇基調で推移し、3/27に高値(134,000円)をつけています。

TOP2:投資法人みらい(3476)

【特徴】

  • 日本を代表する総合商社 三井物産グループと、独立系アセットマネジメント会社として豊富な投資実績を有するイデラ キャピタルをスポンサーとする総合型J-REIT
  • 三井物産グループの「総合力・事業知見」と、イデラ キャピタルの「不動産価値創造力」を連携・融合させ、幅広いアセットカテゴリーへの投資・運用を通じて、投資主の利益最大化を目指す。
  • 多様な特性を有するアセットクラスへの投資を通じて物件及びテナントの分散を図り、安定したキャッシュフローの実現を目指している。
  • メガバンクグループを中心としたレンダーフォーメーション(調達先金融機関の構成)の構築と、適切なLTV(総資産に対する有利子負債の割合)コントロールによる健全かつ安定的な財務運営

【保有資産】

ポートフォリオの合計(2025年3月10日現在)

物件数:44物件、取得価格:1,779億円、平均稼働率(2025年2月末日現在)99.5%

ポートフォリオの分散状況

アセットタイプ別比率

  • オフィス 54.6%
  • 商業施設 17.0%
  • ホテル 18.3%
  • 居住施設 1.2%
  • その他 8.8%

地域別比率三大都市圏 82.2%

  • 東京圏 57.4%
  • 大阪圏 11.6%
  • 名古屋 13.2%
  • その他 17.8%

【投資口価格動向・分配金推移】

<2025年3月28日(木)終値時点>

  • 投資口価格(1口当たり):43,150円
  • 信用倍率(信用買い残÷信用売り残):176倍
  • 年間分配金(法人予想):2,510円(2025年4月 1,300円、2025年10月 1,210円)、利回り:5.82%

直近5営業期間の分配金は、表2のようになっており、1口当たり1,150~1,313円で上下の差が163円で推移しています。

決算期1口当たり
分配金(円)
2022年10月期1,313
2023年4月期1,305
2023年10月期1,215
2024年4月期1,150
2024年10月期1,257
表2:投資法人みらい 直近分配金推移

【投資主優待】

毎期末日時点で1口以上保有の投資主は、以下のホテルで割引料金で宿泊できる優待が進呈されます。

  1. The Court株式会社が運営する「EN HOTEL」「コートホテル」等
    公式予約サイトのベストレートから15%割引で宿泊することができます。
    (URL:https://www.courthotels.co.jp/)
  2. 株式会社ミナシアが運営するホテルウィングインターナショナル法人専用サイトの宿泊優待料金(公式サイトの一般プランから12%割引)で宿泊することができます。
    (URL:https://www.hotelwing.co.jp/)
  3. 株式会社ホスピタリティオペレーションズが運営するスマイルホテル等
    公式サイトの10%割引で宿泊することができます。
    (URL:https://smile-hotels.com/)

【直近の投資口価格推移】

<週足チャート(直近2年間)>

2023年10月に高値(47,900円)をつけた後は、高値切り下げ安値切り下げの下落基調で推移し、翌年12月に安値(38,650円)をつけました。

しかしその後は切り返し上昇に転じてきており、52週移動平均線(青線)にタッチしてきています。

<日足チャート(直近3か月間)>

今年1月に安値(40,000円)をつけた後は、高値切り上げ安値切り上げの上昇基調で推移し、3/27に高値(43,200円)をつけています。

TOP1:いちごオフィスリート投資法人(8975)

【特徴】

  • 安定的かつ収益成長が見込める中規模オフィスに投資し、中長期的な観点から収益の安定性と持続的な成長を追求した運用を行うことにより、投資主価値の最大化を目指すJ-REIT
  • 投資対象としている中規模オフィスは、大規模オフィスに比べて相対的に流動性が高く潜在的なテナント層が厚いため、
    安定したキャッシュフローを有するほか、戦略的なバリューアップきめ細かなリーシングによる資産価値向上の余地が比較的大きい
  • 経済的調査、物理的調査および法律的調査を十分実施し、物件の競争力、収益性等を勘案したうえで、投資対象としての妥当性を検討している。

【保有資産】

ポートフォリオの合計(2025年3月21日現在)

物件数:88物件、取得価格:2,219億円、稼働率:95.8%(2025年2月末 速報値)

ポートフォリオの分散状況:(2024年10月31日現在(物件数 92物件、取得価格 2,251億円)のデータ)

アセットタイプ比率

  • オフィス 98%
  • その他(商業施設等) 2%

地域別比率

  • 東京首都圏 74%
  • 名古屋 10%
  • 福岡 7%
  • 大阪 4%
  • 仙台 1%
  • その他 4%

【投資口価格動向・分配金推移】

<2025年3月27日(木)終値時点>

  • 投資口価格(1口当たり):84,400円
  • 信用倍率(信用買い残÷信用売り残):798倍
  • 年間分配金(法人予想):5,439円(2025年4月 3,312円、2025年10月 2,127円)、利回り:6.44%

直近5営業期間の分配金は、表3のようになっており、1口当たり2,052~4,224円で推移しています。

2023年4月期の分配金は、2022年12月に譲渡したオフィスビル1物件(いちご池之端ビル)の譲渡益が含まれており、一時的に多くなっています。

決算期1口当たり
分配金
[円]
2022年10月期2,052
2023年4月期4,224
2023年10月期2,115
2024年4月期2,199
2024年10月期2,692
表3:いちごオフィスリート投資法人 直近分配金推移

【投資主優待】

毎年4月末と10月末に1口以上保有の投資主は、以下が進呈されます。

  • Jリーグ全クラブ・全試合を対象とする抽選式の「いちごJリーグ株主・投資主優待」
    ※各月を「前半(各月1日~15日)」「後半(各月16日~末日)」に分けて、試合日ごとに、J1、J2、J3それぞれにつき1試合ずつ応募可能

【直近の投資口価格推移】

<週足チャート(直近2年間)>

2023年4月に高値(102,600円)をつけた後は、高値切り下げ安値切り下げの下落トレンドで推移し、翌年8月に安値(76,000円)をつけました。

そしてその後は、77,000~85,000円のレンジ内で推移しています。

<日足チャート(直近3か月間)>

今年1月に安値(79,400円)をつけた後に一気に上昇し、同月28日に高値(85,500円)をつけました。

その後はしばらく調整していましたが、1月と同値の安値をつけた後は上昇に転じ、直近の高値を上抜けそうな勢いです。

まとめ

2025年4月権利確定J-REITをまとめると・・・

TOP法人名アセット
タイプ
地域分散資産
規模
投資口
価格
モメンタム
流動性投資主
優待
分配金
安定度
分配金
利回り[%]
いちごオフィスリート
(8975)
オフィス首都圏+
四大都市圏
(大阪、名古屋、福岡、札幌)
×6.44
投資法人みらい
(3476)
総合三大都市圏
(東京、大阪、名古屋)
5.82
トーセイ・リート
(3451)
総合東京中心×5.72
表4:2025年4月権利確定 J-REIT まとめ

今回の、上位3銘柄は利回りが6%前後となりました。

どの投資法人も、昨年末に底を打ちそれ以降は上昇基調で推移しています。

特に「いちごオフィスリート」は、3/27に2025年4月期の増配を発表し、直近のレンジ内をブレイクしそうです。

個別では、

いちごオフィスリート」は、分配金の安定度が低いですが、その他は満遍なく高評価です。

投資法人みらい」は、1口当たりの投資金額が低いですので買いやすさと、ホテル宿泊割引の投資主優待があり魅力的ですね。

トーセイ・リート」は、分配金の安定度が高く安心感があります。

今回ご紹介していない4月権利のJ-REITの中では、トーセイ・リートの次に利回りが高いJ-REITは、

積水ハウス・リート(3309)は利回り5.58%(3/27時点)スターツプロシード(8979) 5.29%5%超となっていますので、こちらも検討してみても良いかもしれませんね。

2025年4月の権利付き最終日は25日(金)(権利落ち日:4/28)です。

参考になればうれしいです✨

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

※株式投資の実際の売買は、自己判断、自己責任でお願いします。

タイトルとURLをコピーしました