こんにちは!
2025年第1四半期(1~3月)に実施された公募増資・売出(PO)(全18回)に関して、どの銘柄が最も利益が出たのか?
発行(売出)価格に対する受渡日の寄付と大引、受渡日1週間(5営業日)後の寄付時点の株価の騰落率を集計し、ランキング形式で発表します。
※売買手数料は考慮していません。
最後までお付き合いいただけるとうれしいです!
受渡日寄付の騰落率

まずは、POで買って受渡日の寄付で売却した場合の、騰落率を見ていきましょう!
TOP10:高砂熱学工業(1969) +1.3%
TOP9:相鉄ホールディングス(9003) +2.0%
TOP8:高速(7504) +2.5%
TOP7:スターゼン(8043) +4.6%
TOP6:マツオカ(3611) +4.8%
TOP5:丹青社(9743) +6.5%
TOP4:矢作建設工業(1870) +6.8%
TOP3⃣:ゆうちょ銀行(7182) +7.3%
TOP②:アズワン(7476) +8.5%
TOP❶:三信電気(8150) +8.9%
ここでは、三信電気(8150)がTOP1に輝いています。
全体として、5%超の利益は5銘柄で、まずまず期待した利益が出ていますね。
全18銘柄の平均騰落率は+2.4%となっています。
受渡日大引の騰落率

次に、POで買って受渡日の大引で売却した場合の騰落率を見ていきましょう!
TOP10:エスビー食品(2805) +2.9%
TOP9:相鉄ホールディングス(9003) +3.6%
TOP8:京都フィナンシャルグループ(5844) +4.0%
TOP7:マツオカ(3611) +4.6%
TOP6:スターゼン(8043) +6.2%
TOP5:丹青社(9743) +7.0%
TOP4:三信電気(8150) +8.0%
TOP3⃣:ゆうちょ銀行(7182) +8.4%
TOP②:アズワン(7476) +8.83%
TOP❶:矢作建設工業(1870) +8.84%
ここでは、矢作建設工業(1870)が僅差でTOP1に輝いています。
アズワン(7476)も大健闘ですね!
全体としては、この段階では、5%超の利益は6銘柄に増加しています。
全18銘柄の平均騰落率は+2.8%となっています。
受渡日1週間(5営業日)後の騰落率

そして、POで買って受渡日の1週間(5営業日)後の寄付で売却した場合の騰落率を見ていきましょう!
TOP10:エスビー食品(2805) +2.9%
TOP9:京都フィナンシャルグループ(5844) +5.5%
TOP8:スターゼン(8043) +6.7%
TOP7:ツムラ(4540) +7.0%
TOP6:丹青社(9743) +7.6%
TOP5:三信電気(8150) +7.8%
TOP4:相鉄ホールディングス(9003) +9.0%
TOP3⃣:矢作建設工業(1870) +11.5%
TOP②:アズワン(7476) +12.0%
TOP❶:ゆうちょ銀行(7182) +12.5%
ここでは、ついに大御所登場で、ゆうちょ銀行(1870)がTOP1に輝いています。
大規模な売出しで注目度が高かっただけに、利益を得られた方も多かったのではないでしょうか。
ちなみに私も、100株配分をいただき、利益を得ることができました(^▽^)/
全体としては、この段階では、5%超の利益はなんと9銘柄に増加しています。
全18銘柄の平均騰落率は+3.3%となっています。
まとめ

最後に、当ブログの事前予想に対しての結果はどうだったかというと、表1となりました。(受渡日順)
銘柄名 | 事前 予想 | 結果(損益)[円] (「5営業日後始値」 ー「分売値段」) (騰落率[%]) | 判定 |
アズワン (7476) | 中立 | +277.5 (+12.0) | × |
丹青社 (9763) | 買い | +65 (+7.6) | 〇 |
Speee (4499) | 中立 | -435 (-12.4) | × |
エスビー食品 (2805) | 買い | +149 (+2.9) | × |
都築電気 (8157) | 中立 | +55 (+2.4) | 〇 |
京都 フィナンシャルG (5844) | 買い | +114 (+5.5) | 〇 |
高速 (7504) | 中立 | ー1 (-0.0) | 〇 |
矢作建設工業 (1870) | 中立 | +133 (+11.5) | × |
三信電気 (8150) | 中立 | +150 (+7.8) | × |
高砂熱学工業 (1969) | 買い | -93 (-1.8) | × |
SRE ホールディングス (2980) | 中立 | -265 (-8.6) | × |
相鉄 ホールディングス (9003) | 中立 | +189 (+9.0) | × |
ツムラ (4540) | 買い | +290 (+7.0) | 〇 |
スターゼン (8043) | 中立 | +180 (+6.7) | × |
ぴあ (4337) | 中立 | -80 (-2.7) | 〇 |
ゆうちょ銀行 (7182) | 買い | +181 (+12.5) | 〇 |
ロイヤルホテル (9713) | 中立 | ー4 (-0.4) | 〇 |
マツオカ (3611) | 中立 | +11 (+0.6) | 〇 |
※事前予想の「買い」は3%以上の上昇、「中立」は±3%、「見送り」は3%以上の下落を想定しています。
今回は9勝9敗、勝率0.500でした(__)
今回は3%超上昇した銘柄が9銘柄で全体の半数でした。
損益プラスの銘柄は12銘柄(67%)、損益マイナスの銘柄は6銘柄(33%)でした。
なかでもゆうちょ銀行は12.5%の利益で、注目されていた中、強かったです。
全体では、それぞれのタイミングで売却した場合の平均騰落率(18銘柄の平均値)は、以下のようになりました。
- 受渡日の寄付:2.4%
- 受渡日の大引:2.8%
- 受渡日1週間(5営業日)後の寄付:3.3%
受渡日の寄付<受渡日の大引<受渡日1週間(5営業日)後の寄付の結果となっており、POによる短期的な需給悪化懸念が時間とともに後退してきた様子がうかがえます。
ただ、受渡日から時間がたったとしても、なかなか需給が好転してこない銘柄(Speeeなど)もありますので、注意が必要ですね。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
※株式投資の実際の売買は、自己判断、自己責任でお願いします。