直近で立会外分売を実施した銘柄に関して、分売後1週間以上たちましたので、立会外分売で買った場合利益が出たのか?結果を検証してみました。
今回は、5/31(月)に分売が実施されたマサルと、6/3(木)に実施されたマミーマートです。
最後までお付き合いいただけると嬉しいです💖
分売値段と直近の株価比較
まずは、分売値段で買って一週間後まで保有した場合、含み益なのか含み損なのか?を確認していきましょう!
銘柄 | 分売日 | 分売値段 | ディスカウント率 | 一週間後の終値 | 損益(増減率) |
マサル(1795) | 5/31(月) | 3,279円 | 2.99% | 3,280円(6/7) | +1円(+0.0%) |
マミーマート(8923) | 6/3(木) | 2,184円 | 2.98% | 2,226円(6/10) | +42円(+1.9%) |
結果は、マサルは変わらず、マミーマートは2%程利益が出ています。分売後の値動きはあまりありませんね。
私はマサルは「中立」、マミーマートは「買い」と判断していました。ほぼ当たっていたかと思います。(自画自賛w)
ちなみに、私はマミーマートに200株応募しましたが、当選はありませんでした。(;´д`)トホホ。以前(2021年3月くらいまで)はもっと当たる確率が高かったイメージですが、最近の立会外分売は全く当選しません。競争率が高くなったのでしょうか??
それでは、個別に分析していきましょう!
要因分析:マサル(1795)
この銘柄は、業績としては、2021年9月期2Q時点で、通期計画に対する進捗率が、売上高 58.3%(通期計画 75億円)、営業利益 226%(約2.3倍)(同 1.7億円)となっており好調です。
このままいけば通期計画を楽に超えていけそうな勢いです。
ただ、流動性が非常に低く、出来高(売買が成立した株式の数量)が1日平均が1,000株以下、出来高0(無し)の日もあります。1年に数回ほど、株価が急騰して大きな上髭を付けることはあるのですが、そのあと元に戻ることが多いです。
また、分売の株数は45,000株で発行済み株数の5%程度ありましたので、数量が多かったことも、株価が上昇していない要因になっていると考えます。
ご参考(立会外分売前の分析):【立会外分売は買いか?】マサル(1795)
直近の日足チャート(2021/3/10~6/10):
株価は、立会外分売発表の翌営業日(5/25)はほとんど反応がなかったのですが、5/28に大きな陰線を付けて売られています。分売当日にも、出来高を伴い(13,900株)窓を開けて下落し、現在はほとんど変動はなく落ち着いていますね。
直近では、出来高は少なくなっていますので、短期的な需給悪化懸念は収まってきていると言えそうです。今後は徐々に回復してもおかしくないと考えます。
要因分析:マミーマート(9823)
この銘柄は、スーパーマーケットチェーンの業態で、昨今のコロナ禍での巣ごもり需要が期待できるところが良いと思います。
業績は、2021年9月期2Q累計の経営成績は、同期比で増収増益で、今期は半分経過して、通期予想の86%に到達していますので、上方修正も期待できます。
また、優待+配当利回り(3.6%)もそこそこ魅力的でしたので、分売は絶好の買い場になったのではないでしょうか。
ご参考(立会外分売前の分析):【立会外分売は買いか?】マミーマート(9823)
直近の日足チャート(2021/3/10~6/10):
株価は、分売発表日の翌営業日(5/26)はあまり反応はなかったのですが、分売日の前日(6/2)に、短期的な需給悪化懸念からか窓を開けて売られています。
分売当日(6/3)も、出来高を伴い引き続き売られ、その後は少しづつではありますが、株価は上昇してきています。
現時点(6/10)では、ほぼ需給悪化懸念は収まってきたのではという感じです。
まとめ
マサル(1795)、マミーマート(9823)の立会外分売予想と一週間後の株価は、
銘柄名 | 事前予想 | 結果(「一週間後終値」ー「分売値段」) | 判定 |
マサル | 中立 | +1円(+0.0%) | 〇 |
マミーマート | 買い | +42円(+1.9%) | 〇 |
でした。マサルは「中立」の予想で〇、マミーマートは「買い」で〇の判定です。ほぼ当たっていたので、満足です。
両銘柄ともに、分売後はまだ需給悪化懸念が残っているからか、それほど株価は上がっていませんので、今後右肩上がりで上昇してくるのか、楽しみです!
参考になればうれしいです✨最後までご覧いただき、ありがとうございました。
※株式投資の実際の売買は、自己判断、自己責任でお願いします。