直近で立会外分売を実施した銘柄に関して、分売後1週間以上たちましたので、立会外分売で買った場合利益が出たのか?結果を検証してみました。
最後までお付き合いいただけると嬉しいです!
第1回目は、5/21(金)に分売が実施された、アドバンスクリエイトとコーア商事ホールディングスです。
分売値段と直近の株価比較
まずは、分売で買って現在(5/28(金))まで保有した場合、含み益なのか含み損なのか?を確認していきましょう!
銘柄 | 分売日 | 分売値段 | ディスカウント率 | 直近終値(5/28) | 損益(増減率) |
アドバンスクリエイト(8798) | 5/21(金) | 829円 | 2.93% | 870円 | +41円(+4.9%) |
コーア商事ホールディングス(9273) | 5/21(金) | 690円 | 2.40% | 725円 | +35円(+5.1%) |
何と、両方の銘柄ともに、5%もの含み益を抱えています。今回の分売で購入できた方はラッキーですね!ちなみに、私は両方ともに100株申込しましたが、見事に抽選で外れました。(;´д`)トホホ
要因分析:アドバンスクリエイト(8798)
それでは、個別で分売前に買いかどうか判断した内容が、実際はどうだったのか検証してみることにしましょう。
アドバンスクリエイトは「買い」と判断していたのですが、分売後に株価が上がっている一番大きな要因として、株価が分売実施発表後にかなり売られて大幅に下がったのですが、
分売前にある程度の売りの数量をこなした為、分売日以降は、その売りが収まってきたという可能性があります。
分売発表直後は、短期的な需給面の懸念がありますので、売りが多くなる可能性はありますが、あくまでも短期なので、その後戻すことは多いです。
直近の日足チャート(2021/3/1~5/28):
日足チャートを見ていただくとわかりますように、分売実施の発表日の翌営業日(5/17)に、出来高を伴って売られたことが分かります。そしてこの売りは、分売日(5/21)にピークを迎え、その後は出来高は減少して下落は止まってきています。
この銘柄は、今期(2021年9月期)の業績は好調で、2Q累計の営業利益の通期計画に対する進捗率は67.8%となっていますし、配当利回りも3.4%(5/28(金)終値時点)と高いです。この銘柄の評価が高まり、今後の株価はもみ合い後、上向いてくるのではないかと予想しています。
要因分析:コーア商事ホールディングス(9273)
コーア商事ホールディングスも「買い」と判断していたのですが、まず、今回の立会外分売の目的として、「プライム市場への上場」を目指していると明確なメッセージを出したところが良かったと考えています。このように会社として意思表示することで、株式の流動性が向上し、株価も上がりやすくなってくると考えます。
こちらの銘柄も、株価が分売実施発表後に、アドバンスクリエイトほどではないですが、大きく売られ株価が下落しました。そして、分売前の期間にある程度の売りの数量をこなした為、分売日から株価は上昇し始め、分売日以降は株価は下がらなくなっています。短期的な需給懸念が収まってきたという可能性があります。
直近の日足チャート(2021/3/1~5/28):
分売当日の5/21には、出来高を伴い陽線となって今は株価は落ち着いています。
この会社は、2021年6月期3Q累計の経営成績は、営業利益は前年同期比67.7%増です。5/13に通期計画の上方修正を発表しており、上方修正後の通期計画に対する進捗率は79.2%です。この先、業績が好調が続けば、株価が上昇することも期待できます。
まとめ
アドバンスクリエイト(8798)、コーア商事ホールディングス(9273)の立会外分売予想は、
銘柄名 | 事前予想 | 結果(直近(5/28)終値ー分売値段) | 判定 |
アドバンスリクエスト | 買い | +41円(+4.9%) | 〇 |
コーア商事ホールディングス | 買い | +35円(+5.1%) | 〇 |
でした。予想はまずまず当たっていたと思います。(自画自賛w)
参考になればうれしいです!最後までご覧いただき、ありがとうございました。
※株式投資の実際の売買は、自己判断、自己責任でお願いします。