銘柄分析(第10回):秀英予備校(4678)

株式投資

こんにちは!

会社四季報2021年2集(2021年3月発売)の営業利益予想が、会社予想に比べ大幅に乖離(乖離率30%以上)している銘柄の中で、直近の四半期決算発表以降、上方修正を発表していない企業に絞り、今後上方修正はあるのか分析してみました。

第10回目は、サービス業種から、秀英予備校です。

事業内容

静岡が地盤で、中学生向け集団指導塾が主力の学習指導を主たる業務とし、小学1年生から中学3年生を対象とする小中学部、高校1年生から高卒生を対象とする高校部、教育コンテンツの動画配信サービスを提供する映像本部、小学1年生から小学5年生を対象とする学童本部を運営している会社です。

連結子会社の東日本学院は、福島県で学習塾・予備校の運営を行っています。

セグメント別の売上高比率は、2021年3月3Q累計で、小中学部 86.6%、高校部 12.5%、その他教育事業 0.9%となっています。(会社発表 2021年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)より)

直近の経営状況

2021年3月期3Q累計では、

売上高は7.7億円(前年同期比5.9%減)、営業利益は0.7億円(同15.5%増)、経常利益は0.6億円(同40.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純損失は0.43億円(昨年の損失は2.95億円なので、約2.5億円の赤字縮小)となっています。

学習塾業界は、新型コロナウイルスの蔓延は、感染に対する通塾不安や所得の減少により通塾を控える傾向を強め、業績を低下させる要因になっています。

純利益は、重点エリアへの人材の選択と集中を目的とし、当期末に18校の閉鎖を決定したことにより、店舗閉鎖損失引当金繰入額及び減損損失を計上したためマイナスとなっています。

季節的変動要因として、当社グループの生徒数は小中学部・高校部ともに夏期講習・冬期講習等の講習に参加した一般生が、それぞれ9月、1月に入学するため、売上高・営業利益ともに3Q以降に増加する傾向がありますので、4Qに期待といったところでしょうか。

株価指標

4/28(水)終値時点の数値

株価:411円

時価総額:27.6億円

PER:6.89倍

PERは、同業で時価総額が近い、市進HLD(4645) 17.08倍、城南進学研究社(4720) 0.0倍、京進(4735) 214.61倍ですので、中間的な水準です。

PBR:0.67倍

信用倍率(信用買い残÷信用売り残):36.32倍

年間配当金(予想、会社発表は未定):0~12円(年1回 3月)、年間利回り:0~2.9%

※直近5年間では、2016年3月期 12円,2017年 12円,2018年 12円,2019年 0円,2020年 0円でした。

昨年、一昨年の無配は寂しいですが、会社の方針としては、安定的な配当の継続を業績に応じて行うことを基本方針にしています。

この銘柄は、株主優待があり、100株以上で9月と3月の年2回、500円相当の図書券がいただけます。優待のみの年利回りで2%以上あります。

直近の株価は、日足で下落傾向です。週足では、直近1年間は400円~460円の間でもみ合いが続いています。

週足チャート(2年間):

※楽天証券サイトより抜粋

400円付近が下値抵抗線なので、今後底打ちして上昇という可能性もあると考えます。

まとめ

昨今のコロナ禍で、感染に対する通塾不安等の影響は、今後も傾向は続くと考えられます。

こういった中、この会社では、3Q累計で営業利益と経常利益が昨今の状況下で、前期に比べ増加していることがあり、年度途中での退塾者数を減少させる施策や個別指導部門での生徒数増加の継続等の、地道な経営努力が業績に寄与できれば、利益の上振れも十分あると考えています。

年2回の株主優待もありますので、この点は魅力的ですね!

次回決算発表予定日:5/13(木)

※株式投資は、自己判断、自己責任でお願いします。

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