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【結果検証:立会外分売は買いか?】ヒップ(2136)、カネ美食品(2669)、ブリッジインターナショナル(7039)

結果検証

直近で立会外分売を実施した銘柄に関して、立会外分売で買った場合利益が出たのか?

分売日当日と分売後1週間後の結果を検証しました。

今回は、8/24(火)に分売が実施されたヒップと、8/25(水)実施のカネ美食品ブリッジインターナショナルです。

最後までお付き合いいただけると嬉しいです💖

分売値段とその後の株価比較

まずは、分売値段で買って一週間(5営業日)後まで保有した場合、含み益なのか含み損なのか?を確認していきましょう!

銘柄分売日分売
値段
[円]
ディスカウント率
[%]
分売日
始値[円]
分売日
終値[円]
一週間後
の終値[円]
損益[円]
(増減率
[%])
ヒップ
(2136)
8/24
(火)
7443.13744744745
(8/31)
+1
(+0.1)
カネ美食品
(2669)
8/25
(水)
2,7303.532,7992,8062,808
(9/1)
+78
(+2.9)
ブリッジインターナショナル
(7039)
8/25
(水)
2,2481.962,2882,3762,654
(9/1)
+406
(+18.1)

分売日の寄付又は大引けと1週間後の結果は、3銘柄ともに損益プラスでした。

特に、ブリッジインターナショナル+406円(+18.1%)と株価は大幅上昇しています。分売で購入された方、おめでとうございます!

ちなみに、私はカネ美食品 200株応募して、当選ありませんでした。(;´д`)トホホ

要因分析:ヒップ(2136)

この会社の2022年3月期1Qの経営成績は、顧客である製造業の堅調な業績に伴い、技術者のアウトソーシング事業は堅調に推移し、特に利益面は、前年同期比で3割増から2倍以上の増益となっており好調でした。

また、配当年利回りは3.9%(8/18時点)と高く、株主還元に厚い会社という印象でした。

しかしながら、直近の株価は下落トレンドで推移しており、分売数量は発行済み株数(自己株式を除く)の約4.8%と多かったため、需給悪化懸念から下げそうな雰囲気はありました。

ご参考(立会外分売前の分析):【立会外分売は買いか?】ヒップ(2136)

【立会外分売発表後の株価の動き】

<日足チャート(直近3か月)>

出所:楽天証券サイト

株価は、分売発表後の翌営業日(8/18)に前日比 -2.8%下げ、その後も2営業日は下げが続いたのですが、なぜか分売日前日に大きな陽線を付け上昇しました。

結局、分売日前日の終値が高くなったため、分売値段があまり下がらず(前日の終値から分売値段を決定しているため)、分売日と分売日1週間後もほどんど値動きがない状態になっています。

要因分析:カネ美食品(2669)

この会社は、2022年2月期1Qの業績が前年同期比増収増益で、売上高は微増でしたが、利益面は赤字から黒字転換しており好調でした。特に、スーパーマーケット等の総菜販売の「テナント事業」は好調で、前年同期比10倍以上の利益を上げていました。

また、コロナ禍でも、スーパーマーケットやコンビニなど一定以上は需要を見込める「中食」をメインとしており、業態としても期待が持てる会社でした。

直近の8月末に株主優待(100株保有で3,000円相当のグルメギフト)の権利取りを控えていたため、今回の分売で購入するとちょうど株主優待もゲットできるという、株主優待好きの方には良いタイミングでしたね。

ご参考(立会外分売前の分析):【立会外分売は買いか?】カネ美食品(2669)

【立会外分売発表後の株価の動き】

<日足チャート(直近3か月)>

出所:楽天証券サイト

分売発表後の翌営業日(8/17)の株価は、前日比 -3.7%と下げ、その後も分売日までは下落が続きました。

そして、分売日当日も窓を開けて下げましたが、その後は横ばいが続いています。

私の予想では、株主優待の権利日が近いので、分売日から株主優待権利日までは上がるのでは?と予想していましたが、以外と上がりませんでしたね。

ただ、上がっていない分、権利落ち以降も下がっていないというところでしょうか。

要因分析:ブリッジインターナショナル(7039)

この会社の2021年12月期2Q累計の業績は前年同期比増収増益で、売上高は5割、 利益面は6~7割強増益となっており好調でした。

事業内容は、主にコロナ禍での非対面での営業モデルであるインサイドセールスをメインとしており、このモデルの需要が拡大していることからも業績に期待が持てました。

ただ、不安要素として、直近の高値(2,890円)を付けた後は、下落トレンドで推移していたため、短期的な需給悪化懸念と相まって分売日以降もあまり上がらない可能性もあると踏んでいました。

ご参考(立会外分売前の分析):【立会外分売は買いか?】ブリッジインターナショナル (7039)

【立会外分売発表後の株価の動き】

<日足チャート(直近3か月)>

出所:楽天証券サイト

株価は、分売発表の翌営業日(8/19)に-3.3%下げましたが、その後はあまり下がらず、分売日を底にして、以降上昇を続けています。

このまま上昇を続け、直近の高値(6/21:2,890円)を超えてくれば、もう一段の高値を狙えそうな勢いです。

まとめ

ヒップ(2136)、カネ美食品(2669)、ブリッジインターナショナル(7039)の立会外分売予想と一週間後の株価は、

銘柄名事前予想結果
(「一週間後終値」ー「分売値段」)
判定
ヒップ中立+1円(+0.1%)
カネ美食品中立+78円(+2.9%)
ブリッジインターナショナル中立+406円(+18.1%)×

でした。ヒップは「中立」の予想でしたので判定は「〇」、カネ美食品は「中立」の予想でしたので判定は上昇幅は3%以下ということで「△」、ブリッジインターナショナルは「中立」 の予想でしたので判定は「×」でした。

ヒップのみは、ほとんど株価は動きませんでしたので当たっていましたが、特にブリッジインターナショナルは、分売後にこれだけ上昇するとは予測できませんでした。反省ですm(_ _”m)

ブリッジインターナショナルを分売で購入できた方は、本当にラッキーでしたね。

今後の株価の動向ですが、

ヒップは、 今は横ばいの値動きなので、今後、上に行くのか下に行くのか要チェックですね。

直近では、日経平均が大幅に上昇しているので、徐々にではあると思いますが、それに合わせ上に行きそうな気もします。

カネ美食品は、分売日以降横ばいの状況です。現在の株価ですと、分売で購入できた方は利益が出ていますので、今のうちに利益確定した方が無難かもしれませんね。

ブリッジインターナショナルは、 分売日以降、上昇を続けています。このまま上昇を続け、直近の高値(6/21:2,890円)を超えてくれば、全体の地合いも良いですので、もう一段の高値を狙えそうな勢いです。

参考になればうれしいです✨

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

※株式投資の実際の売買は、自己判断、自己責任でお願いします。

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