直近で立会外分売を実施した銘柄に関して、分売後1週間以上たちましたので、立会外分売で買った場合利益が出たのか?結果を検証しました。
今回は、7/21(水)に分売が実施されたビーアンドピーと、8/10(火)実施の大冷、 8/18(水)実施のグランディハウスです。
最後までお付き合いいただけると嬉しいです💖
分売値段とその後の株価比較
まずは、分売値段で買って一週間(5営業日)後まで保有した場合、含み益なのか含み損なのか?を確認していきましょう!
分売日の寄付又は大引けと1週間(5営業日)後の結果は、3つの銘柄すべて損益プラスでした。分売で購入できた方、おめでとうございます!
3つの銘柄ともに、分売日に利確(利益確定)するよりも1週間後(5営業日後)に利確した方が、利益が大きい結果となりました。
ちなみに、私はビーアンドピー 200株、大冷 200株、グランディハウス 400株応募して全て当選なしでした。(;´д`)トホホ
最近は立会外分売人気が高いですね。
要因分析:ビーアンドピー(7804)
この銘柄は、今年に入って4月と6月に引き続き、何と3回目の分売が実施されました。少しやり過ぎでは?と内心思ってはいましたが、マザーズから東証2部への昇格を狙うという明確な目的がありました。
このメッセージが届いたのでしょうね!?分売後の株価は上昇しています。
また、今期(2021年10月期)の業績は、利益面は前年比25%強の増益を見込んでおり、業績も好調な印象でした。
株主還元も、今期の配当金は、前期22円から今期26円と4円増配というところも、好感が持てました。
ご参考(立会外分売前の分析):【立会外分売は買いか?】ビーアンドピー(7804) ※今年3回目
【立会外分売発表後の株価の動き】
<日足チャート(直近3か月)>
直近の株価は、分売日(7/21)に出来高を伴い大きく下げた後は、安値切り上げ高値切り上げの上昇基調の展開です。
まずは、直近の高値(7/8:1,132円)を上抜け、さらに6/10の高値(1,208円)を超え、高値切り上げの展開となってくればもう一段高が期待できそうです。
要因分析:大冷(2883)
この会社の2022年3月期1Qの経営成績は、前年同期比増収増益で、特に利益面は50%超の増益の結果となっており好調でした。
分売数量は、発行済み株数の約0.7%と少なかったため、短期的な需給悪化懸念もそれほど深刻ではなく、分売発表後の翌営業日は、前日比-1.0%で収まっていました。
また、株主還元も充実しており、年利回りは2.8%(7/30時点)と比較的高く、株主優待(自社商品:2,000円相当(9月末に100株以上保有の場合))も含めると年利回り3.8%ありました。
ご参考(立会外分売前の分析):【立会外分売は買いか?】大冷(2883)
【立会外分売発表後の株価の動き】
<日足チャート(直近3か月)>
株価は、分売発表後から分売時当日(8/10)まで下げていましたが、分売日を底値として、右肩上がりの上昇トレンドで推移しています。
今後は、9月末の株主優待権利取りを控え、直近の高値(7/27:2,023円)を上抜け、さらに6/28の高値(2,038円)を超えてくれば、もう一段の上昇が期待できそうです。
要因分析:グランディハウス(8999)
この会社の2022年3月期1Qの経営成績は、前年同期比増収増益で、売上は約40%の増収で利益面は黒字転換しており好調でした。
昨今の戸建住宅志向が高まりから、受注が順調に伸長しており、1Q終了時点で、利益面で当初計画の25%の上方修正を発表していました。
この業績の好調さが、分売後下がらなかった要因と考えられます。
また、配当金は直近5年間は連続増配しており、配当利回りは8/11時点で年5.3%とかなり高いということも買い支え要因と考えます。
ご参考(立会外分売前の分析):【立会外分売は買いか?】グランディハウス(8999)
【立会外分売発表後の株価の動き】
<日足チャート(直近3か月)>
株価は、分売発表の翌営業日(8/11)に前日比8.2%下げましたが、その後は分売日まではあまり下がりませんでした。
そして、分売日(8/18)以降は右肩上がりの上昇を継続しています。
直近の高値(8/5:524円)を上抜けてくると、もう一段高がありそうです。
まとめ
ビーアンドピー(7804)、大冷(2883)、グランディハウス(8999)の立会外分売予想と一週間(5営業日)後の株価は、
銘柄名 | 事前予想 | 結果 (「一週間(5営業日)後終値」ー「分売値段」) | 判定 |
ビーアンドピー | 中立 | +44円(+4.4%) | × |
大冷 | 中立 | +86円(+4.5%) | × |
グランディハウス | 買い | +31円(+6.9%) | 〇 |
でした。ビーアンドピーと大冷は「中立」の予想でしたので判定は「×」、グランディハウスは「買い」 の予想でしたので判定は「〇」でした。
どの銘柄も、分売日の寄付き又は大引けで売却しても、利益は出ていましたので、立会外分売は「買い」というセオリー通りの結果になっています。
今後の株価の動向ですが、
ビーアンドピーは、 直近の高値(7/8:1,132円)を上抜け、さらに6/10の高値(1,208円)を超え、高値切り上げの展開となってくればもう一段高が期待できそうです。
大冷は、 9月末の株主優待権利取りを控え、買いの勢いは衰えていません。直近の高値(7/27:2,023円)を上抜け、さらに6/28の高値(2,038円)を超えてくれば、もう一段の上昇が期待できそうです。
グランディハウスは、 2022年3月期の業績は、戸建て住宅志向が高まりから受注が順調に伸長しており、好調です。
配当利回りも、8/11時点で年5.3%とかなり高く、直近の高値(8/5:524円)を上抜けてくるともう一段高が期待できそうです。
参考になればうれしいです✨
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
※株式投資の実際の売買は、自己判断、自己責任でお願いします。