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【2025年7月権利確定】高分配J-REIT TOP3✨

こんにちは!

2025年7月権利確定のJ-REIT(全14銘柄)をピックアップし、その中で分配金利回り(2025年6月27日終値時点)が高い上位3銘柄を抽出。

さらに、分配金の安定度、投資口価格モメンタムや流動性の高さなども加味して、どのJ-REITが買いなのか総合的に分析しました。

最後までお付き合いいただけるとうれしいです!

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【J-REITの簡単な説明】

投資信託の仲間であり、我々投資家は、東京証券取引所でJ-REIT(不動産投資法人)商品を購入し、J-REITが、商業施設やホテル、住宅などの不動産を保有・運営してその家賃収入や売却益を得て、その収益の中から分配金として投資家に配分されるもの。

※出所:一般財団法人 投資信託協会HP

J-REITは全体的に、高分配の銘柄が多く存在します。そして、分配月もばらけていますので、複数のJ-REITを保有すると分散投資にもなりますし、ほぼ毎月分配金をいただける嬉しい状況になります。

それでは行ってみましょう!

TOP3:エスコンジャパンリート投資法人(2971)

【特徴】

【保有資産】

ポートフォリオの合計(2025年5月31日現在)

物件数:38物件、取得価格:715億円、稼働率:99.1%

ポートフォリオの分散状況

地域別比率

となっており、「近畿圏」が最も多く5割を占めています。

【投資口価格動向・分配金推移】

<2025年6月27日(金)終値時点>

直近5営業期間の分配金は、表1のように、1口当たり3,227~5,283円で推移しています。

また、2023年1月期のみ突出して多くなっていますが、これは特別利益として、同資産運用会社から忠実義務違反行為により同投資法人に生じた損害の賠償として受け取った損害賠償金666百万円を計上したためです。

決算期1口当たり
分配金
[円]
2023年1月期5,283
2023年7月期3,238
2024年1月期3,227
2024年7月期3,242
2025年1月期3,474
表1:エスコンジャパンリート投資法人 直近分配金推移

【直近の投資口価格推移】

<週足チャート(直近2年間)>

2024年5月に高値(129,400円)をつけた後は、高値切り下げ安値切り下げの下落基調で推移し、同年12月に安値(107,700円)をつけました。

そしてその後は、しばらくヨコヨコの展開でしたが、2025年4月以降は上昇基調で推移しています。

<日足チャート(直近3か月間)>

4/7に年初来安値(108,000円)をつけた後は、高値切り上げ安値切り上げの上昇基調で推移し、6/27に年初来高値(123,000円)をつけています。

TOP2:三井不動産ロジスティクパーク投資法人(3471)

【特徴】

【保有資産】

ポートフォリオの合計(2025年5月31日現在)

物件数:48物件、取得価格:5,782億円、平均稼働率:96.2%

ポートフォリオの分散状況

投資対象エリア別比率

となっており、首都圏が7割を占めています。

IC(インターチェンジ)へのアクセス距離別比率

となっています。

【投資口価格動向・分配金推移】

<2025年6月27日(金)終値時点>

2025年7月期2024年11月~2025年7月の9カ月間の変則決算(通常は6カ月)となっており、配当金の期間が長い分配金額が多くなっています。

直近5営業期間の分配金は、表2のように、1口当たり1,164~2,304円で推移(2024年11月1日付1/4分割換算、1円未満四捨五入)しています。

なお、2024年10月期は3カ月間の変則決算となっているため、従来に比べると少なくなっています

決算期1口当たり
分配金
[円]
2023年1月期2,100
2023年7月期2,201
2024年1月期2,225
2024年7月期2,304
2024年10月期
(変則決算)
1,164
表2:三井不動産ロジスティクスパーク投資法人 直近分配金推移

【直近の投資口価格推移】

<週足チャート(直近2年間)>

2023年7月に高値(128,750円)をつけた後は、高値切り下げ安値切り下げの下落トレンドで推移し、翌年12月に安値(96,600円)をつけました。

そしてその後は、100,000円前後のヨコヨコで推移しています。

<日足チャート(直近3か月間)>

4/7に年初来安値(97,100円)をつけた後は、高値切り上げ安値切り上げの上昇基調で推移し、6/18に年初来高値(106,000円)をつけています。

TOP1:東海道リート投資法人(2989)

【特徴】

【保有資産】

ポートフォリオの合計(2025年2月4日現在)

物件数:29物件、取得価格:614億円、稼働率:99.6%(2025年5月31日現在)

ポートフォリオの分散状況:(2025年2月4日現在)

投資エリア

となっており、「愛知県」が4割強「静岡県」が3割強を占めています。

投資対象

となっており、「住宅系アセット」が3割強「物流アセット」が3割弱を占めています。

【投資口価格動向・分配金推移】

<2025年6月27日(金)終値時点>

直近5営業期間の分配金は、表3のように、1口当たり3,211~3,351円で推移しており、最大と最小の差は140円です。

決算期1口当たり
分配金
[円]
2023年1月期3,211
2023年7月期3,342
2024年1月期3,351
2024年7月期3,284
2025年1月期3,335
表3:東海道リート投資法人 直近分配金推移

【直近の投資口価格推移】

<週足チャート(直近2年間)>

2024年4月に上場来高値(133,300円)をつけた後は、高値切り下げ安値切り下げの下落トレンドで推移し、翌年4月に上場来安値(97,000円)をつけました。

しかしその後は反転上昇しています。

<日足チャート(直近3か月間)>

4/7に上場来安値(97,000円)をつけた後は、高値切り上げ安値切り上げの上昇基調で推移し、6/27に年初来高値(112,700円)をつけています。

まとめ

2025年7月権利確定J-REITをまとめると・・・

TOP法人名アセット
タイプ
地域分散資産
規模
投資口
価格
モメンタム
流動性投資主
優待
分配金
安定度
分配金
利回り
[%]
東海道リート
(2989)
物流施設、
住宅、底地
東海
(静岡、愛知、三重)
×5.87
三井不動産ロジステックパーク
(3471)
物流施設首都圏、
関西圏
×5.78
エスコンジャパンリート
(2971)
商業施設、
住宅
五大都市圏×5.69
表4:2025年7月権利確定 高分配J-REIT まとめ

今回は、上位3銘柄利回りは5%台後半僅差となりました。

三井不動産ロジステックパーク」は、昨年11月に1/4分割して1口当たり10万前後購入しやすくなっていますが、

注意点として、2025年7月期は9カ月間の変則決算となっており、通常より分配金が多くなって配当利回りが高くなっています。

J-REIT全体の投資口価格は、2025年4月初旬の「トランプ関税ショック」の安値以降は上昇基調が継続して底打ち感が見え始めており中長期的にも上昇が期待できそうです。

個別では、

東海道リート」は、安定的な高分配で、投資口価格は年初来高値を更新したばかりです。

今後、資産規模が大きくなってくれば更なる収益増が期待できそうです。

三井不動産ロジステックパーク」は、投資口の底打ち感があり、流動性も高い点がいいですね。

ただ、2026年1月期以降は6か月の決算に戻りますので、分配金利回りは低くなりそうです。

エスコンジャパンリート」は、こちらも高分配ランキングの常連で、安定的な高分配です。

投資口価格は、昨年12月と今年4月のダブルボトムで底固めしていますので、今後の投資口価格の上昇も期待できそうです。

今回ご紹介していない7月権利のJ-REITの中では、エスコンジャパンリートの次に利回りが高い、

スターアジア不動産(3468)は利回り5.64%(6/27時点)サムティ・レジデンシャル(3459) 5.56%(同)利回りは5%超となっていますので、こちらも検討してみても良いかもしれませんね。

2025年7月の権利付き最終日は29日(火)(権利落ち日:7/30)です。

参考になればうれしいです✨

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

※株式投資の実際の売買は、自己判断、自己責任でお願いします。

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