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【2025年6月権利確定】高分配J-REIT TOP3✨

こんにちは!

2025年6月権利確定のJ-REIT(全8銘柄)をピックアップし、その中で分配金利回り(2025年6月2日終値時点)が高い上位3銘柄を抽出。

さらに、分配金の安定度、投資口価格モメンタムや流動性の高さなども加味して、どのJ-REITが買いなのか総合的に分析しました。

最後までお付き合いいただけるとうれしいです!

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【J-REITの簡単な説明】

投資信託の仲間であり、我々投資家は、東京証券取引所でJ-REIT(不動産投資法人)商品を購入し、J-REITが、商業施設やホテル、住宅などの不動産を保有・運営してその家賃収入や売却益を得て、その収益の中から分配金として投資家に配分されるもの。

※出所:一般財団法人 投資信託協会HP

J-REITは全体的に、高分配の銘柄が多く存在します。そして、分配月もばらけていますので、複数のJ-REITを保有すると分散投資にもなりますし、ほぼ毎月分配金をいただける嬉しい状況になります。

それでは行ってみましょう!

TOP3:フロンティア不動産投資法人(8964)

【特徴】

【ポートフォリオ構築方針】

取得基準

個別の不動産及び不動産信託受益権に係る不動産の選定に当たっては、当該不動産の購入予定価格、予想収益、立地特性、環境、将来性、施設規模、建物及び設備等の状況、耐震性、権利関係、入居テナントの信用力、店舗の売上高、賃貸借契約の内容、建物管理の状況等を十分に検討し、中長期的に優位性、収益安定性を持つものを選定

なお、1投資物件当たりの最低投資額(税金及び取得費用等を除く)は、原則として10億円以上(ただし、他の投資物件に付随して投資するものについてはこの限りではない。)

投資物件の選定

不動産及び不動産信託受益権に係る不動産の選定に際しては、個別物件毎にデュー・ディリジェンスを詳細に実施し、当該物件の価値を見極めた上で、全体のポートフォリオへの影響価値向上への寄与度等を総合的に判断し決定する。

【保有資産】

ポートフォリオの合計(2025年3月末現在)

物件数:42件、取得価格:3,757億円、稼働率:100%(2024年12月末現在)

ポートフォリオの分散状況:(2024年12月末現在)

物件タイプ別投資比率

地域別投資比率

となっており、物件タイプ別ではリージョナル(地域)SC(ショッピングセンター)が最も多く4割弱

地域別では「首都圏」が5割強を占めています。

【投資口価格動向・分配金推移】

<2025年6月2日(月)終値時点>

直近5営業期間の分配金は、表1のようになっており、

分配金は、1口当たり2,109.8~2,224.4円で推移(2025年1月1日付1/5分割後換算)しており、最大と最小の幅は114円です。

決算期1口当たり
分配金
[円]
2022年12月期2,224.4
2023年6月期2,221.8
2023年12月期2,109.8
2024年6月期2,206
2024年12月期2,200
表1:フロンティア不動産投資法人 直近分配金推移

【直近の投資口価格推移】

<週足チャート(直近2年間)>

2023年6月に高値(98,500円)をつけた後は、高値切り下げ安値切り下げの下落トレンドで推移し、2025年4月に安値(75,300円)をつけています。

<日足チャート(直近3か月間)>

4/7に年初来安値(75,300円)をつけた後は、高値切り上げ安値切り上げの上昇トレンドで推移し、5/29に年初来高値(83,300円)をつけています。

TOP2:マリモ地方創生リート投資法人(3470)

【特徴】

【ポートフォリオ構築方針】

【保有資産】

ポートフォリオの合計(2025年5月30日現在)

物件数:59件、取得価格:606億円、稼働率:98.5%(2025年4月30日現在)

ポートフォリオの分散状況

アセットタイプ別投資比率

地域別投資比率

となっており、アセットタイプ別では「商業施設」が最も多く4割強「レジデンス」が2番目に多く3割強

地域別では「九州・沖縄」が最も多く2割弱を占めています。

【投資口価格動向・分配金推移】

<2025年6月2日(金)終値時点>

直近5営業期間の分配金は、表2のようになっており、

分配金は、1口当たり3,452~3,713円で推移しており、最大と最小の幅は261円です。

決算期1口当たり
分配金
[円]
2022年12月期3,689
2023年6月期3,713
2023年12月期3,452
2024年6月期3,684
2024年12月期3,617
表2:マリモ地方創生リート投資法人 直近分配金推移

【直近の投資口価格推移】

<週足チャート(直近2年間)>

2024年5月に高値(135,000円)をつけた後は、高値切り下げ安値切り下げの下落トレンドで推移し、翌年4月に安値(95,700円)をつけています。

<日足チャート(直近3か月間)>

4月上旬の「トランプ関税ショック」で急落し、4/7に年初来安値(95,700円)をつけました。

しかしその後は上昇基調で推移しており、6/2に高値(108,600円)をつけています。

TOP1:インヴィンシブル投資法人(8963)

【特徴】

【ポートフォリオ構築方針】

用途別投資比率

コアアセットへの投資比率は取得価格ベースで50%以上

地域別選定方針

地域別投資比率

【保有資産】

ポートフォリオの合計(2024年7月31日現在)

物件数:146件、取得価格:6,530億円、稼働率:99.7%(2025年4月30日現在)

ポートフォリオの分散状況

用途別比率

地域別比率

アセットタイプでは「ホテル」が9割強地域別では「東京都心23区」が最も多く3割弱を占めています。

【投資口価格動向】

<2025年6月2日(月)終値時点>

直近5営業期間の分配金は、表3のように、1口当たり832~1,982円で推移しており、連続増配を継続中です。

コロナ禍ではホテルの稼働率が落ち込んだため、分配金も極端に減少しています。

決算期1口当たり
分配金
[円]
2022年12月期832
2023年6月期1,464
2023年12月期1,640
2024年6月期1,917
2024年12月期1,982
表3:インヴィシブル投資法人 直近分配金推移

【投資主優待】

このJ-REITは投資主優待があり、毎年6月末と12月末の投資主は、

【A】シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル
【B】マイステイズホテルグループの全てのホテル

の対象ホテルにおいて、割引価格で宿泊できます。(※利用回数は制限なし)

【直近の投資口価格推移・分配金推移】

<週足チャート(直近2年間)>

2023年7月に安値(53,800円)をつけた後は、高値切り上げ安値切り上げの上昇基調で推移し、翌年5月に高値(73,100円)をつけました。

しかしその後は調整しており、高値切り下げ安値切り下げの下落トレンドで推移しています。

<日足チャート(直近3か月間)>

3月下旬に高値(65,200円)をつけた後は、「トランプ関税ショック」で急落し、4/7に年初来安値(55,700円)をつけました。

しかしその後は、高値切り上げ安値切り上げの上昇基調で推移しています。

まとめ

2025年6月権利確定J-REITをまとめると・・・

TOP法人名アセット
タイプ
地域分散資産
規模
投資口
価格
モメンタム
流動性投資主
優待
分配金
安定度
分配金
利回り
[%]
インヴィンシブル
(8963)
ホテル、
住宅
首都圏
中心
×6.49
マリモ地方創生リート
(3470)
総合日本全国
(地方重視)
×6.12
フロンティア不動産
(8964)
商業施設首都圏
中心
×5.32
表4:2025年6月権利確定 高分配J-REIT まとめ

今回は、どのJ-REITも利回りは5%超上位2つは6%超となりました。

そして、「フロンティア不動産」は、今年1月に1/5分割して1口当たり10万円以下となっており、「インヴィンシブル」とともに購入しやすくなっています。

直近では、J-REIT全体の投資口価格は、2025年4月初旬の「トランプ関税ショック」の安値以降は上昇基調が継続して底打ち感が見え始めており、まだまだ上昇が期待できそうです。

個別では、

インヴィンシブル」は、昨今のインバウンドの活況に伴い、今後も収益力向上が期待できそうです。

そして、ホテル宿泊割引の投資口主優待もありますので、その点も魅力的です。

マリモ地方創生リート」は、“地方から日本を強くしていく”ことを基本理念している点が共感が持てます。

週足ベースの投資口価格は、直近で連続陽線をつけて底打ち感も出ています。

フロンティア不動産」は、J-REITの中では数少ない商業施設に特化しており希少です。

今回の紹介した中でもいち早く52週移動平均線を上抜けしそうで、これを突破すれば投資口価格の上昇も期待できそうです。

今回ご紹介していない6月権利のJ-REITの中では、フロンティア不動産の次に利回りが高い

日本リート(3296)は利回り5.29%(6/2時点)CREロジスティクスファンド(3487) 5.08%でいずれも利回りは5%超となっていますので、こちらも検討してみても良いかもしれませんね。

2025年6月の権利付き最終日は26日(木)(権利落ち日:6/27)です。

参考になればうれしいです✨

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

※株式投資の実際の売買は、自己判断、自己責任でお願いします。

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