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【結果検証:立会外分売は買いか?】SPK(7466)、GAMEWITH(6552)、パワーソリューションズ(4450)

直近で立会外分売を実施した銘柄に関して、立会外分売で買った場合、利益は出たのか?

分売日当日と分売後1週間後の結果を検証しました。

今回は、2022年7月に分売が実施されたSPK、8月実施のGAMEWITHパワーソリューションズです。

最後までお付き合いいただけると嬉しいです💖

分売値段とその後の株価推移

まずは、分売値段で買って一週間(5営業日)後まで保有した場合、含み益なのか含み損なのか?を確認していきましょう!

(※売買手数料は考慮していません。)

銘柄分売日分売
値段
[円]
ディス
カウント率
[%]
分売日
始値[円]
(増減率[%])
分売日
終値[円]
(同)
一週間後
の始値[円]
(日付)
損益[円]
(増減率[%])
SPK
(7466)
7/21
(木)
1,3522.941,355
(+0.1)
1,372
(+0.1)
1,386
(7/28)
+34
(+2.5)
GAMEWITH
(6552)
8/4
(木)
3872.76403
(+4.1)
417
(+7.8)
398
(8/12)
+11
(+2.8)
パワー
ソリューションズ
(4450)
8/22
(月)
2,4653.182,696
(+9.4)
2,670
(+8.3)
2,500
(8/29)
+35
(+1.4)
表1:分売値段とその後の株価推移

分売日の寄付又は大引と1週間(5営業日)後の結果は、

今回の全ての銘柄は、どの時点で売却しても損益プラス

一番大きな利益が出ていたパワーソリューションズは、分売日の寄付で売却した場合は9.4%もの利益が出ていました。

分売で購入できた方、おめでとうございます!

ちなみに私は、SPKに200株購入申込しましたが、全てハズレでした(;´д`)トホホ

それでは個別に見ていきましょう!

要因分析:SPK(7466)

この会社の前期(2022年3月期)の業績は、海外主要市場が新型コロナウイルス感染症による景気悪化から回復して受注が好調で、特に中南米は過去最高レベルの受注が継続し、

前期比 増収減益で、売上高は1割強増、利益面は営業利益は微減経常利益、純利益ともに1割強の増益の結果で着地しました。

今期(2023年3月期)通期予想は、資源・原材料価格の高騰やサプライチェーンの混乱に繋がっており、早期の回復は見込めないまま、この厳しい環境が続くものと予想し、

前期比 増収増益で、売上高、利益面ともに微増を見込んでいました。

ただ、2021年5月に発表した中期経営計画の経営数値から、売上高は変更ありませんでしたが、営業利益は当初計画より2.3億円減を見込んでおり、少し寂しい内容でした。

株主還元は、配当利回りは3.16%(7/14時点)で、東証プライムの単純平均2.41%(7/13時点) と比較すると高い水準で、

直近5年間の配当金は、年間1株あたり32.5~40円で推移しており、連続増配を継続中で、配当性向は20%台で安定していました。

株価モメンタムは、一昨年10月に安値(1,204円)をつけた後は、レンジ内(1,200~1,500円)での動きで、

直近の株価は、上昇トレンドで推移しており、

今回の立会外分売発表の翌営業日(7/14)は、寄付は安く始まりましたが、その後は値を戻して大きめの陽線で、結局、前日比 8円安(-0.57%)と小幅安で終了し、今後の株価上昇に期待を持ちましたね。

ご参考(立会外分売前の分析):【立会外分売は買いか?】SPK(7466)

【立会外分売発表後の株価の動き】

<日足チャート(直近3か月)>

出所:楽天証券サイト

立会外分売発表後の値動きは、25日移動平均線や75日移動平均線を割り込まずに上昇トレンドをキープすれば、それほど下落しないのではと予想していましたが、

25日移動平均線は割り込む場面はあったものの、75日移動平均線は割り込まず、底堅い値動きでした。

分売後1週間後も堅調な値動きで、その後も上向き75日移動平均線を割り込まずに推移しています。

要因分析:GAMEWITH(6552)

この会社の前期(2022年5月期)の業績は、「GameWith」等のページビュー当たりの広告単価が改善し、

前期比 増収増益で、売上高は1割弱増利益面は黒字転換の結果で着地しました。

今期(2023年5月期)通期予想は、コンシューマーゲームのコンテンツを引き続き拡充することで収益を拡大していき、

前期比 増収増益で、売上高は前期比1割強増利益面は3~5割程度の増益を見込んでいました。

株主還元は、配当は上場来無配でしたが、成長企業であるがゆえ、内部留保を重視し、将来の企業成長のために資金を活用することは理解できました。

株価モメンタムは、昨年4月に高値(805円)をつけた後は、下落トレンドで推移し、今年1月に年初来安値(403円)をつけていました。

しかし、それ以降この安値は更新されていませんでした。

直近の株価は、6月下旬に高値(616円)をつけた後は調整し、下落基調で推移しており、

今回の立会外分売発表の翌営業日(7/28)は、短期的な需給悪化懸念からか、窓を開けて出来高を伴い売られ前日比 38円安(-8.44%)で終了しましたが、

かろうじて年初来安値は割り込んでいない状態でした。

ご参考(立会外分売前の分析):【立会外分売は買いか?】GAMEWITH(7466)

【立会外分売発表後の株価の動き】

<日足チャート(直近3か月)>

出所:楽天証券サイト

立会外分売発表後の値動きは、それほど大きな動きはなくヨコヨコで推移しており、立会外外分売のディスカウント分が利益になったというところでしょうか。

要因分析:パワーソリューションズ(4450)

この会社の今期(2022年12月期)2Qの業績は、顧客への営業強化と採用強化・パートナー推進により、多くの案件を獲得し、

前期比 増収増益で、売上高は7割強利益面は1.5倍程度の増益で好調な結果で着地しました。

今期通期予想は、今2Q決算発表と同時に、DX 市場の拡大金融業界(資産運用セクター)の成長による売上の増加により、売上高は微増利益面は1~2割前後の増額修正をし、

その通期予想に対する進捗率は2Q終了時点で、売上高はそこそこでしたが、利益面は6割を超えており順調でした。

配当金は、上場来無配でしたが、成長企業であるがゆえ、事業拡大や財務体質強化のための資金に回すことは理解でき、今後の企業発展により、株主利益につながると考えていました。

株価モメンタムは、今年3月に安値(2,000円)をつけた後は、右肩上がりの上昇トレンドに転換してきていました。

直近の株価は、今年3月につけた年初来安値(2,000円)から順調に右肩上がりで上昇し、8/8に年初来高値(2,990円)をつけたのですが、この上昇で長い上髭をつけたため、その後の上昇にはつながらなかったですね。

ご参考(立会外分売前の分析):【立会外分売は買いか?】パワーソリューションズ(4450)

【立会外分売発表後の株価の動き】

<日足チャート(直近3か月)>

出所:楽天証券サイト

立会外分売発表後の値動きは、25日移動平均線や75日移動平均線を割り込まずに行ければ、上昇基調はキープできるのではと考えていましたが、

結果的に、25日移動平均線は下回りましたが、75日移動平均線は下回らずに分売日を迎え、その後も何とか持ちこたえたというところでしょうか。

まとめ

SPK(7466)、GAMEWITH(6552)、パワーソリューションズ(4450)の立会外分売予想と一週間(5営業日)後の株価は、

銘柄名事前予想結果(損益)
(「1週間(5営業日)後始値」
ー「分売値段」)

[円](%)
判定
SPK中立+34
(+
2.5)
GAMEWITH中立+11
(+2.8)
パワー
ソリューションズ
中立+35
(+1.4)
表2:事前予想と結果
※事前予想の「買い」は3%以上の上昇、「中立」は±3%、「不参加」は3%以上の下落を想定しています。

でした。

今回は3勝0敗勝率1.000。予想はかろうじて全問正解でしたw

SPKは、分売日からそれ以降も小幅な値動きで、ディスカウント値段よりは下がらず、何とか持ちこたえていたというところでしょうか。

GAMEWITHパワーソリューションズは、分売日は高くなったものの、それ以降は少しづつ下落していきました。

今後の株価動向ですが、

SPKは、75日移動平均線が上向きで、株価はそれに支えられ、今後も少しづつですが、地合いがそれほど悪くならなければ、上場基調が続きそうです。

また、9月末に配当金の権利取りが控えていますので、株価の支えになりそうです。

GAMEWITHの株価は、ヨコヨコの展開が続いていますが、地合いも良くなり、株価上昇の材料が出れば、急騰する場面もありそうです。

パワーソリューションズは、業績は好調ですので、更なる業績の拡大が確認できれば、株価は上昇していくものと思われます。

参考になればうれしいです✨

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

※株式投資の実際の売買は、自己判断、自己責任でお願いします。

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