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【2025年12月権利確定】高分配J-REIT TOP3✨

こんにちは!

2025年12月権利確定のJ-REIT(全9銘柄)をピックアップし、その中で分配金利回り(2025年12月10日終値時点)が高い上位3銘柄を抽出。

さらに、分配金の安定度、投資口価格モメンタムや流動性の高さなども加味して、どのJ-REITが買いなのか総合的に分析しました。

最後までお付き合いいただけるとうれしいです!

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【J-REITの簡単な説明】

投資信託の仲間であり、我々投資家は、東京証券取引所でJ-REIT(不動産投資法人)商品を購入し、J-REITが、商業施設やホテル、住宅などの不動産を保有・運営してその家賃収入や売却益を得て、その収益の中から分配金として投資家に配分されるもの。

※出所:一般財団法人 投資信託協会HP

J-REITは全体的に、高分配の銘柄が多く存在します。そして、分配月もばらけていますので、複数のJ-REITを保有すると分散投資にもなりますし、ほぼ毎月分配金をいただける嬉しい状況になります。

それでは行ってみましょう!

TOP3:マリモ地方創生リート投資法人(3470)

【特徴】

【ポートフォリオ構築方針】

【保有資産】

ポートフォリオの合計(2025年8月27日現在)

物件数:60件、取得価格:614.9億円、稼働率:99.3%(2025年11月30日現在)

ポートフォリオの分散状況:(2025年8月31日現在)

アセットタイプ別投資比率

地域別投資比率

となっており、アセットタイプ別では「商業施設」が最も多く4割強「レジデンス」が2番目に多く3割強

地域別では「九州・沖縄」「甲信越・北陸・関東(首都圏除く)」「中国・四国」が多く2割弱づつです。

【投資口価格動向・分配金推移】

<2025年12月10日(水)終値時点>

直近5営業期間の分配金は、表1のようになっており、

分配金は、1口当たり3,452~3,713円で推移しており、最大と最小の幅は261円です。

決算期1口当たり
分配金
[円]
2023年6月期3,713
2023年12月期3,452
2024年6月期3,684
2024年12月期3,617
2025年6月期3,697
表1:マリモ地方創生リート投資法人 直近分配金推移

【直近の投資口価格推移】

<週足チャート(直近2年間)>

2024年5月に高値(135,000円)をつけた後は、高値切り下げ安値切り下げの下落トレンドで推移し、翌年4月に安値(95,700円)をつけました。

しかしその後は、高値切り上げ安値切り上げの上昇基調で推移しています。

<日足チャート(直近3か月間)>

10月中旬に安値(107,500円)をつけた後は、高値切り上げ安値切り上げの上昇基調で推移し、11月下旬に年初来高値(115,900円)をつけました。

しかしその後は、連続陰線で調整しています。

TOP2:ジャパン・ホテル・リート投資法人(8985)

【特徴】

【ポートフォリオ構築方針】

【保有資産】

ポートフォリオの合計(2025年8月25日現在)

物件数:51件、取得価格:5,153億円、稼働率:99.9%(2025年6月30日現在)

総客室数:14,130室、1ホテルあたり客室数 平均277室

ポートフォリオの分散状況:(取得価格ベース)

ブランド別比率

となっており、「ヒルトン」が4割弱「オリエンタルホテル」が2割弱を占めています。

タイプ別比率

となっており、「フルサービスホテル」が5割を占めています。

地域別比率

となっており、「東京」が最も多く2割強、次に「九州(沖縄除く)」「沖縄」「関東(東京除く)」が多くそれぞれ2割弱となっています。

【投資口価格動向】

<2025年12月10日(水)終値時点>

直近5営業期間の分配金は、表2のように、1口当たり410~3,937円で推移しており、上下の差は3,527円と大きくなっています。

決算期1口当たり
分配金
[円]
2020年12月期410
2021年12月期366
2022年12月期682
2023年12月期3,015
2024年12月期3,937
表2:ジャパン・ホテル・リート投資法人 直近分配金推移

【直近の投資口価格推移】

<週足チャート(直近2年間)>

2025年4月に安値(64,800円)をつけるまでは下落基調で推移していましたが、

その後は、一直線の上昇基調で推移して同年11月に高値(91,600円)をつけています。

<日足チャート(直近3か月間)>

10月下旬と11月上旬に2回年初来高値(91,600円)をつけるまでは上昇基調で推移していましたが、

その後は急落し、11/20に安値(83,500円)をつけました。

そしてそれ以降は、この安値を割り込まないものの、86,000円前後ほぼヨコヨコで推移しています。

TOP1:インヴィンシブル投資法人(8963)

【特徴】

【ポートフォリオ構築方針】

用途別投資比率

コアアセットへの投資比率は取得価格ベースで50%以上

地域別選定方針

地域別投資比率

【保有資産】

ポートフォリオの合計(2025年8月27日現在)

物件数:156件、取得価格:6,873億円、稼働率:99.7%(2025年10月31日現在)

ポートフォリオの分散状況

用途別比率

地域別比率

アセットタイプでは「ホテル」が9割強地域別では「東京都心23区」が最も多く3割弱を占めています。

【投資口価格動向】

<2025年12月10日(水)終値時点>

直近5営業期間の分配金は、表3のように、1口当たり1,464~1,982円で推移しており、上下の差は518円です。

決算期1口当たり
分配金
[円]
2023年6月期1,464
2023年12月期1,640
2024年6月期1,917
2024年12月期1,982
2025年6月期1,895
表3:インヴィシブル投資法人 直近分配金推移

【投資主優待】

このJ-REITは投資主優待があり、毎年6月末と12月末の投資主は、

【A】シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル
【B】アイコニア・ホスピタリティ株式会社(ICN)運営のホテル

の対象ホテルにおいて、割引価格で宿泊できます。(※利用回数は制限なし)

【直近の投資口価格推移・分配金推移】

<週足チャート(直近2年間)>

2024年5月に高値(73,100円)をつけるまでは上昇トレンドで推移していましたが、

その後は高値切り下げ安値切り下げの下落基調で推移し、翌年4月に安値(55,700円)をつけました。

そしてそれ以降は、高値切り上げ安値切り上げの上昇基調で推移しています。

<日足チャート(直近3か月間)>

10月下旬に年初来高値(70,400円)をつけるまでは、上昇基調で推移していましたが、その後は11月中旬にかけて急落安値(64,200円)をつけました。

そしてその後は、66,000円前後で推移しています。

まとめ

2025年12月権利確定J-REITをまとめると・・・

TOP法人名アセット
タイプ
地域分散資産
規模
投資口
価格
モメンタム
流動性投資主
優待
分配金
安定度
分配金
利回り
[%]
インヴィンシブル
(8963)
ホテル、
住宅
首都圏
中心
×6.12
ジャパン・ホテル・リート
(8985)
ホテル主要都市
中心
××5.62
マリモ地方創生リート
(3470)
総合日本全国
(地方重視)
×5.50
表4:2025年12月権利確定 高分配J-REIT まとめ

今月は、どのJ-REITも利回りは5%超TOP1は6%超となりました。

そして、ホテル特化型REITTOP2を占めています。

昨今の円安下におけるインバウンド旅行客の活況で、ホテルの賃料上昇とともに、投資主への分配金も多くなる傾向があるようです。

そしてホテル特化型の2つとも1口当たり10万円以下となっており、購入しやすくなっています。

J-REIT全体では、投資口価格2025年の年初から上昇基調が続いていましたが、12月に入り一服感が出てきており、押し目買いも狙えそうです。

個別では、

インヴィンシブル」は、今回のTOP3の中で最も投資口価格が安く購入しやすくなっています。

そして、ホテル宿泊割引の投資口主優待もありますので、その点も魅力的ですね。

ジャパン・ホテル・リート」は、投資口価格は、長いスパンで見るとコロナ禍の2020年3月の安値から上昇トレンドを維持しています。

ただ、他のJ-REITと違い決算期間が1年間(年1回)ですので、配当落ち後の投資口価格の下落には注意が必要です。

マリモ地方創生リート」は、“地方から日本を強くしていく”ことを基本理念している点が共感が持てます。

他の2つよりも分配金が安定していますので安心感がありますね。

今回ご紹介していない12月権利のJ-REITの中では、マリモ地方創生リートの次に利回りが高い

フロンティア不動産(8964)は利回り4.77%(12/10時点)日本リート(3296) 4.75%で、いずれも利回りは4%後半となっていますので、こちらも検討してみても良いかもしれませんね。

2025年12月の権利付き最終日は26日(金)(権利落ち日:12/29)です。

参考になればうれしいです✨

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

※株式投資の実際の売買は、自己判断、自己責任でお願いします。

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