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【2024年6月権利確定】高分配J-REIT TOP3✨

こんにちは!

2024年6月権利確定のJ-REIT(全8銘柄)をピックアップし、その中で分配金利回り(2024年5月31日終値時点)が高い上位3銘柄を抽出。

さらに、分配金の安定度、投資口価格モメンタムや流動性の高さなども加味して、どのJ-REITが買いなのか総合的に分析しました。

最後までお付き合いいただけるとうれしいです!

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【J-REITの簡単な説明】

投資信託の仲間であり、我々投資家は、東京証券取引所でJ-REIT(不動産投資法人)商品を購入し、J-REITが、商業施設やホテル、住宅などの不動産を保有・運営してその家賃収入や売却益を得て、その収益の中から分配金として投資家に配分されるもの。

※出所:一般財団法人 投資信託協会HP

J-REITは全体的に、高分配の銘柄が多く存在します。そして、分配月もばらけていますので、複数のJ-REITを保有すると分散投資にもなりますし、ほぼ毎月分配金をいただける嬉しい状況になります。

それでは行ってみましょう!

TOP3:インヴィンシブル投資法人(8963)

【特徴】

【ポートフォリオ構築方針】

用途別投資比率

コアアセットへの投資比率は取得価格ベースで50%以上

地域別選定方針

地域別投資比率

【保有資産】

ポートフォリオの合計(2023年8月1日現在)

物件数:134件、取得価格:5,486億円、稼働率:99.6%(2024年4月30日現在)

ポートフォリオの分散状況

用途別比率

地域別比率

アセットタイプでは「ホテル」が9割強、地域別では「東京都心23区」が最も多く3割弱を占めています。

【投資口価格動向】

<2024年5月31日(金)終値時点>

直近5営業期間の分配金は、表1のように、1口当たり166~1,640円で推移しており、2022年12月期以降は連続増配を継続中です。

コロナ禍ではホテルの稼働率が落ち込んだため、分配金も極端に減少しています。

決算期1口当たり
分配金[円]
2021年12月期166
2022年6月期166
2022年12月期832
2023年6月期1,464
2023年12月期1,640
表1:インヴィシブル投資法人 直近分配金推移

【投資主優待】

このJ-REITは投資主優待があり、毎年6月末と12月末の投資主は、

【A】シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル
【B】マイステイズホテルグループの全てのホテル

の対象ホテルにおいて、割引価格で宿泊できます。(※利用回数は制限なし)

【直近の投資口価格推移・分配金推移】

<週足チャート(直近2年間)>

2022年7月に安値(36,250円)をつけた後は、高値切り上げ安値切り上げの上昇トレンドで推移し、

2024年5月に高値(73,100円)をつけています。

<日足チャート(直近3か月間)>

3/1に安値(60,600円)をつけた後は、高値切り上げ安値切り上げの上昇基調で推移し、5/7に年初来高値(73,100円)をつけました。

しかしその後は調整していますが、現状は75日移動平均線(青線)の上で踏みとどまっています。

TOP2:日本リート投資法人(3296)

【特徴】

【ポートフォリオ構築方針】

オフィス主たる投資対象とし、住宅及び商業施設のほかその他用に供される不動産にも投資する総合型ポートフォリオを構築しています。

全体の用途別比率と、それぞれの用途の地域別の割合は以下の方針となっています。

用途別投資比率

【保有資産】

ポートフォリオの合計(2024年5月24日現在)

物件数:111件、取得価格:2,591億円、平均稼働率:97.3%

ポートフォリオの分散状況

用途別比率

地域別比率

アセットタイプでは「オフィス」が7割、地域別では「東京都心6区」が6割強を占めています。

【投資口価格動向・分配金推移】

<2024年5月31日(金)終値時点>

直近5営業期間の分配金は、表2のように、1口当たり8,381~11,665円で推移しており、

2021年12月期から2023年6月期まで減配傾向です。

決算期1口当たり
分配金[円]
2021年12月期11,665
2022年6月期8,825
2022年12月期8,387
2023年6月期8,381
2023年12月期8,854
表2:日本リート投資法人 直近分配金推移

【直近の投資口価格推移】

<週足チャート(直近2年間)>

2022年9月に高値(386,500円)をつけた後は、下落基調で推移し、翌年3月に安値(304,000円)をつけました。

そしてその後は、320,000~360,000円のレンジ内で推移しています。

<日足チャート(直近3か月間)>

3/1に安値(326,500円)をつけた後は、高値切り上げ安値切り上げの上昇基調で推移し、5/2に年初来高値(360,500円)をつけました。

しかしその後は1カ月近く調整しており、75日移動平均線を割り込んでいます

TOP1:マリモ地方創生リート投資法人(3470)

【特徴】

【ポートフォリオ構築方針】

【保有資産】

ポートフォリオの合計(2023年12月31日現在)

物件数:52件、取得価格:501億円、稼働率:98.3%(2024年4月30日現在)

ポートフォリオの分散状況

アセットタイプ別投資比率

地域別投資比率

となっており、アセットタイプ別では「レジデンス」と「商業施設」がそれぞれ4割強

地域別では「九州・沖縄」が最も多く2割強を占めています。

【投資口価格動向・分配金推移】

<2024年5月31日(金)終値時点>

直近5営業期間の分配金は、表3のようになっており、

分配金は、1口当たり3,452~3,924円で推移しており、最大と最小の幅は472円です。

決算期1口当たり
分配金[円]
2021年12月期3,924
2022年6月期3,817
2022年12月期3,689
2023年6月期3,713
2023年12月期3,452
表3:マリモ地方創生リート投資法人 直近分配金推移

【直近の投資口価格推移】

<週足チャート(直近2年間)>

2022年6月に高値(139,500円)をつけた後は、高値切り下げ安値切り下げの下落トレンドで推移して、2024年3月に安値(116,300円)をつけました。

しかしその後は急上昇して、120,000円程度まで回復しています。

<日足チャート(直近3か月間)>

3/13に年初来安値(116,300円)をつけた後は、上昇基調で推移し、5/8に年初来高値(135,000円)をつけました。

しかしその後は調整しています。

まとめ

2024年6月権利確定J-REITをまとめると・・・

TOP法人名アセット
タイプ
地域分散資産
規模
投資口
価格
モメンタム
流動性投資主
優待
分配金
安定度
分配金
利回り
[%]
マリモ地方創生リート
(3470)
総合日本全国
(地方重視)
×5.61
日本リート
(3296)
総合首都圏
+三大都市圏
×5.15
インヴィンシブル
(8963)
ホテル、
住宅
首都圏中心×5.13
表4:2024年6月権利確定 高分配J-REIT まとめ

今回は、どのJ-REITも利回りは5%超お得感があります。

そして、「マリモ地方創生リート」はJ-REITの中でもかなりの高分配(J-REITの平均予想利回り:4.44%(2024年4月末時点:一般社団法人   不動産証券化協会データ))です。

直近では、J-REIT全体2024年5月に入ってからは下落基調が続いており、底打ちが見えてこない状況ですので、底打ちしそうな局面で購入を検討してみても良いかもしれませんね。

個別では、

マリモ地方創生リート」は“地方から日本を強くしていく”ことを基本理念している点が共感が持てました。

分売金の変動幅が小さく安定している点もいいですね。

日本リート」は、収益の成長性と安定性を重視した総合型ポートフォリオを構築しており、中長期的な収益力が期待できます。

インヴィンシブル」は、昨今のインバウンドの活況に伴い、今後も収益力向上が期待できそうです。

そして、ホテル宿泊割引の投資口主優待もありますので、その点も魅力的です。

今回ご紹介していない6月権利のJ-REITの中では、インヴィンシブルの次に利回りが高い

CREロジスティクスファンド(3487)は4.98%(5/31時点)フロンティア不動産(8964) 利回り4.87%、となっていますので、こちらも検討してみても良いかもしれませんね。

2024年6月の権利付き最終日は26日(水)(権利落ち日:6/27)です。

参考になればうれしいです✨

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

※株式投資の実際の売買は、自己判断、自己責任でお願いします。

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