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【結果検証:立会外分売は買いか?】NATTY SWANKY(7674)、プラネット(2391)、バルニバービ(3418)

結果検証

直近で立会外分売を実施した銘柄に関して、立会外分売で買った場合、利益は出たのか?

分売日当日と分売後1週間後の結果を検証しました。

今回は、2022年6月に分売が実施されたNATTY SWANKYプラネットバルニバービです。

最後までお付き合いいただけると嬉しいです💖

分売値段とその後の株価推移

まずは、分売値段で買って一週間(5営業日)後まで保有した場合、含み益なのか含み損なのか?を確認していきましょう!

(※売買手数料は考慮していません。)

銘柄分売日分売
値段
[円]
ディス
カウント率
[%]
分売日
始値[円]
(増減率[%])
分売日
終値[円]
(同)
一週間後
の始値[円]
(日付)
損益[円]
(増減率[%])
NATTY SWANKY
(7674)
6/22
(水)
2,9103.002,913
(+0.1)
2,912
(+0.1)
3,030
(6/29)
+120
(+4.1)
プラネット
(2391)
6/23
(木)
1,2244.001,224
(±0)
1,222
(-0.2)
1,228
(6/30)
+4
(
+0.3)
バルニバービ
(3418)
6/28
(火)
9553.05976
(+2.2)
985
(+3.1)
1,001
(7/5)
+46
(+4.8)
表1:分売値段とその後の株価推移

分売日の寄付又は大引と1週間(5営業日)後の結果は、

NATTY SWANKYバルニバービは、どの時点で売却しても損益プラス

プラネットは、分売日の寄付で売却した場合は損益トントン、大引は損益マイナス、分売後1週間(5営業日)後の寄付は損益プラスの結果でした。

NATTY SWANKYは、分売後1週間(5営業日)後の寄付で売却した場合は4.1%の利益

バルニバービ4.8%の利益がでています。

NATTY SWANKYバルニバービ分売で購入できた方、おめでとうございます!

ちなみに私は、NATTY SWANKYに100株購入申込しましたが、ハズレでした(;´д`)トホホ

それでは個別に見ていきましょう!

要因分析:NATTY SWANKY(7674)

この会社の2023年1月期1Qの業績は、店舗数が前期末比純増3店舗で売上増加に貢献し、

2022年2月~5月までの、全店(直営店)の売上高は前年同月比の平均で178.8%(78.8%増)好調を維持していました。

今期通期予想は、前期(2022年1月期)の7カ月間の業績を12カ月換算した数値(7カ月決算金額÷7×12カ月)と比較すると、単純比較はできませんが、

減収減益で、売上高は微減利益面は3~5割強の減益を予想しており、

それに対する進捗率は、1Q終了時点で、売上高は1/4程度でそこそこですが、利益面は遅れぎみでした 。

株主還元は、配当利回りは0.16%(6/15時点)と、東証グロースの単純平均0.32%(6/14時点) と比較すると低い水準で、

直近5年間の配当金は、年間1株あたり40円で0~15円で推移しており、直近3期連続 15円が継続していました。

また、株主優待があり、7月末と1月末の年2回100株以上保有の株主に、

全国の「肉汁餃子のダンダダン」で使用できるお食事券 10,000 円分(1,000円券×10枚、デリバーリーには利用不可)が進呈され、

100株保有の場合、配当金+株主優待(10,000円相当×年2回=20,000円相当)で、利回りは6.69%もなっていましたので、こちらは個人投資家にとって、魅力ある内容でしたね。

株価モメンタムは、一昨年7月の安値(1,620円)から、高値切り上げ安値切り上げで上昇し、昨年6月に高値(4,050円)をつけた後は調整し、

現在は移動平均線が収束しており、三角保合いの状態でした。

直近の株価は、6月初めに年初来高値(3,370円)をつけた後は調整中で、

今回の立会外分売発表の翌営業日(6/14)は、短期的な需給悪化懸念からか、出来高を伴い前日比 75円安(-2.32%)と売られ、その翌営業日も地合いも悪いため、続落。下落基調継続の流れになりました。

その後の株価は、3/8につけた年初来安値(2,929円)を下抜けずに、上昇に転じていくのか、これを下抜けて下値模索をするのか注目していましたが・・・。

ご参考(立会外分売前の分析):【立会外分売は買いか?】NATTY SWANKYホールディングス(7674)

【立会外分売発表後の株価の動き】

<日足チャート(直近3か月)>

出所:楽天証券サイト

立会外分売発表後も続落し、分売日(6/22)にこの安値を下抜けてしまいました。しかし、分売日以降は需給悪化懸念が解消され、7月末の株主優待権利取りも控えていたため上昇に転じています

要因分析:プラネット(2391)

この会社の2022年7月期3Qの業績は、メーカー・卸売業間の「基幹EDI」の売上増加などに支えられ

前年同期比 増収減益で、売上高は微増利益面は微減の減益純利益のみは微増の結果でした。

今期通期予想は、前期比 増収減益で、売上高は微増利益面は微減を見込んでおり、
それに対する進捗率は、3Q終了時点で、売上高、利益面ともに3/4程度で順調でした 。

株主還元は、配当利回りは3.25%(6/17時点)と、東証スタンダードの単純平均2.20%(6/16時点) と比較すると高い水準で、

直近5年間の配当金は、年間1株あたり39~41.5円で推移しており、少しづつですが連続増配を継続中ということで、こちらは好材料でしたね。

配当性向は50~60%程度と高めで安定して推移しています。

株価モメンタムは、昨年の2月に高値(1,650円)をつけた後は、1年半ほど右肩下がりの下落トレンドで推移しており、浮上のきっかけがなかなかつかめない状況でした。

直近の株価は、ずっと下落トレンドが継続している中、
今回の立会外分売発表の翌営業日(6/15)は、寄付きこそ高く始まりましたが、その後は売られ、結局大きめの陰線をつけて、前日比 27円安(-2.06%)でした。

その後の株価は、5月下旬につけた年初来安値(1,260円)を割り込まずに上昇に転じていくのか、これを割り込んで下値模索をするのか注目していましたが・・・。

ご参考(立会外分売前の分析):【立会外分売は買いか?】プラネット(2391) <2022年6月実施>

【立会外分売発表後の株価の動き】

<日足チャート(直近3か月)>

出所:楽天証券サイト

分売日前日まではそれほど下落はしなかったのですが、分売日当日(6/23)に、分売値段(1,224円)にさや寄せするように大きく下落し、結局、年初来安値を下抜けました。

しかし、その後は需給悪化が解消していき、徐々に株価は回復しています。

要因分析:バルニバービ(3418)

この会社の2022年7月期3Qの業績は、新たに食による地方創生を軸とした総合的なエリア開発を行う「エステートビルドアップ事業」を2つ目の成長戦略の柱として取り組み、

前年同期比 増収で、売上高は1割強増、利益面は、営業利益は赤字幅縮小経常利益は黒字転換純利益は2割強の減益とまちまちの結果でした。

今期通期予想は、前期比 増収増益で、売上高は2割強増営業利益と経常利益は黒字転換ですが、純利益は2割弱の減益を見込んでおり、

それに対する進捗率は、3Q終了時点で、売上高は3/4程度でまあまあ
利益面は、営業利益は黒字化に向けて挽回が必要で、経常利益と純利益は通期計画を超過しており順調でした。

ただ、2期連続で営業損失で、今期も3Q累計時点で、「継続企業の前提に関する重要事象等」が存在している状態で、

現預金を保有して入り経常利益と純利益は黒字でしたので会社側は問題はないという見解でも、この点は不安材料でしたね。

株主還元は、配当利回りは0.74%(6/22時点)と、東証グロースの単純平均0.35%(6/21時点) と比較すると高い水準で、

直近5年間の配当金は、年間1株あたり7.5円が継続しており、配当性向は16~30%程度で推移しています。

そして、株主優待があり、毎年7月末と1月末の年2回100株以上保有の株主は、お食事券又は同社オリジナル商品が進呈され、

100株保有の場合の配当金+株主優待(1,000円相当)で、利回りは2.73%になり、こちらは個人投資家にとって魅力的でしたね。

株価モメンタムは、昨年6月に高値(1,243円)をつけた後は調整し、安値切り下げ高値切り下げの下落基調で推移しており、

直近の株価は、6/13に高値(1,115円)をつけるまではずっと上昇トレンドで推移していましたが、今3Qの決算発表があり、これを好感されなかったのか、これを境に下落に転じてきていました

そして、今回の立会外分売発表の翌営業日(6/22)は、短期的な需給悪化懸念から売られ、前日比 21円安(-2.04%)で終了し、75日移動平均線を割り込んできており

その後の株価は、3月につけた年初来安値(931円)を割り込まずに上昇に転じていくのか、下抜けて下値模索をするのか注目していましたが・・・。

ご参考(立会外分売前の分析):【立会外分売は買いか?】バルニバービ(3418)

【立会外分売発表後の株価の動き】

<日足チャート(直近3か月)>

出所:楽天証券サイト

立会外分売発表以降は株価は下落が続きましたが、

分売日(6/28)以降は、需給悪化懸念が解消されてきたのか、上昇に転じてきています

まとめ

NATTY SWANKY(7674)、プラネット(2391)、バルニバービ(3418)の立会外分売予想と一週間(5営業日)後の株価は、

銘柄名事前予想結果(損益)
(「1週間(5営業日)後始値」
ー「分売値段」)

[円](%)
判定
NATTY SWANKY中立+120
(+4.1)
×
プラネット中立+4
(+0.3)
バルニバービ中立+46
(+4.8)
×
表2:事前予想と結果
※事前予想の「買い」は3%以上の上昇、「中立」は±3%、「不参加」は3%以上の下落を想定しています。

でした。

今回は1勝2敗、勝率0.333反省ですm(_ _”m)

どの銘柄も、分売日までは下落基調で推移しましたが、それ以降は需給悪化懸念が改善され、株価が上昇に転じました

また、分売値段よりはほとんど下がらなかったところが、良かったと思います。

今後の株価動向ですが、

NATTY SWANKYは、7月末の株主優待権利取りで、今後も上昇基調は続いていくものと思われます。

ただ、権利落ち日は下落しそうなので、権利日前に利益が出ていたら利確を検討しても良いかもしれません。

プラネットは、5日移動平均線の上に株価はあり、少しづつですが、上昇トレンドで推移しています。

今後は、立会外分売前の値(1,300円程度)に戻っていくのか要注目です。

バルニバービは、こちらも株価は回復基調にあり、7月末の株主優待権利取りに向けて上昇していくものと考えられます。

どこまで上昇していくのか楽しみです。

参考になればうれしいです✨

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

※株式投資の実際の売買は、自己判断、自己責任でお願いします。

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