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【結果検証:立会外分売は買いか?】佐藤商事(8065)、グラフィコ(4930)、ツクルバ(2978)

結果検証

直近で立会外分売を実施した銘柄に関して、立会外分売で買った場合、利益は出たのか?

分売日当日と分売後1週間後の結果を検証しました。

今回は、9/16(木)に分売が実施された佐藤商事、9/17(金)実施のグラフィコ、9/22(水)実施のツクルバです。

最後までお付き合いいただけると嬉しいです💖

分売値段とその後の株価比較

まずは、分売値段で買って一週間(5営業日)後まで保有した場合、含み益なのか含み損なのか?を確認していきましょう!

銘柄分売日分売
値段

[円]
ディス
カウント率
[%]
分売日
始値[円]

(増減[円])
分売日
終値[円]

(同)
一週間後
の終値

[円]
損益[円]
(増減率[%])
佐藤商事(8065)9/16
(木)
1,1712.501,195
(+24)
1,193
(+22)
1,244
(9/27)
+73
(+6.2)
グラフィコ
(4930)
9/17
(金)
3,3653.033,455
(+90)
3,475
(+110)
3,440
(9/28)
+75
(+2.2)
ツクルバ
(2978)
9/22
(水)
1,0602.931,075
(+15)
1,061
(+1)
1,008
(9/30)
-52
(-4.9)

分売日の寄付又は大引けと1週間(5営業日)後の結果は、

佐藤商事グラフィコ損益プラスツクルバ損益マイナスとなりました。分売日の寄付きや大引けで売却した場合は、3銘柄ともプラスでした。

特に、佐藤商事+73円(+6.2%)と株価は大幅上昇しています。分売で購入された方、おめでとうございます!

ちなみに私は、佐藤商事に300株、グラフィコに200株申込みましたが、いずれも当選無しでした。(;´д`)トホホ

最近の立会外分売は、競争率が高いと実感します。

要因分析:佐藤商事(8065)

この会社の2022年3月期1Qの業績は、売上高については会計基準が異なるため単純比較はできませんが、前年同期比 増収増益の結果で、特に利益面は、前年同期比3~8倍にもなっており好調でした。

また、今1Q決算発表と同時に、商用車及び建産機業界等の生産回復が堅調に推移していることを理由に、通期予想を上方修正していました。

株主還元は、配当年利回りは3.9%(9/10時点)と高く、また自社株買いも今年の5~6月にかけて実施しており、株主還元には厚いという印象でした。

株価は、昨年のコロナショック時の安値(642円)をつけて以降、週足ベースでずっと右肩上がりの上昇トレンドを継続していました。

ご参考(立会外分売前の分析):【立会外分売は買いか?】佐藤商事(8065)

【立会外分売発表後の株価の動き】

<日足チャート(直近3か月)>

出所:楽天証券サイト

株価は、今回の分売発表日(9/9)に高値(1,295円)を付けた後、ザラバ中(取引時間中)に発表があり急落し、分売日(9/16)まで下落しました。

しかしその後は、上昇に転じており、現在は安値切り上げ高値切り下げの三角保合い状態になっています。

9月末からの日経平均の大幅下落の中、それほど下がらず、比較的に健闘している銘柄だと思います。

要因分析:グラフィコ(4930)

この会社の2022年6月期通期の業績は、前期比 増収増益の売上高は2割近くの増収、利益面は2~3割の増益で着地し好業績でした。

しかしながら、2022年6月期の通期予想を従来の会計基準で試算した場合、微増の増収増益の見通しということで、あまり勢いは感じられませんでした。

2020年9月に東証ジャスダック市場へ上場したばかりの若い会社で、成長過程ということもあり、上場来無配が続いていました。

ただ、株主優待制度が今年から新設されており、6月末に100株以上保有の株主に、5,000 円相当の当社商品と当社通販サイトで利用可能な商品券 1,000 円(期間限定)の計6,000円相当が贈呈され、優待の年利回りが1.6%となったところで、市場がどう評価するか注目でした。

株価は、昨年9月の上場初日に10,500円を付けた以降、その水準に戻っておらず、この半値以下で推移していましたので、大幅上昇はイメージできない状態でした。

ご参考(立会外分売前の分析):【立会外分売は買いか?】グラフィコ(4930)

【立会外分売発表後の株価の動き】

<日足チャート(直近3か月)>

出所:楽天証券サイト

直近の株価は、7/27に高値(4,410円)を付けた後は、下落基調で推移しています。

分売日のあとは少しの間上昇したのですが、すぐに下落基調に戻り、年初来安値を更新して低迷しています。

要因分析:ツクルバ(2978)

この会社の2021年7月期通期の業績は、前期比減収で、利益面は赤字幅が拡大しており、2022年7月期の業績予想は、前年比5割増の増収を見込んでいますが、中長期的なプラットフォームの競争力構築に向けた成長投資をするため、赤字幅が拡大する見込みでした。

配当金は、上場したばかりでまだ成長過程の会社の為、上場後ずっと無配となっており、

財務状況は、利益剰余金がマイナスとなっているため危険な状態でしたが、2022年7月期通期の業績発表と同時に、資本金の減資を発表しており、これにより利益剰余金はプラスになる見込みとなり安心感が出てきましたね。

また、資本金は1億円以下になるということで様々な財務上のメリットがありますので、これも株主にとって利益になりそうな要因でした。

結果的には、9月中旬からの日経平均の急落によって、この銘柄の株価も下落してきました。

ご参考(立会外分売前の分析):【立会外分売は買いか?】ツクルバ(2978)

【立会外分売発表後の株価の動き】

<日足チャート(直近3か月)>

出所:楽天証券サイト

株価は、分売発表の翌営業日(9/14)に大きめの陽線をつけて上げましたが、分売日(9/22)に向かって下げてきました。

そして分売日以降も、日程平均の下げとともに、下落基調で推移しています。

まとめ

佐藤商事(8065)、グラフィコ(4930)、ツクルバ(2978)の立会外分売予想と一週間(5営業日)後の株価は、

銘柄名事前予想結果
(「一週間後終値」ー「分売値段」)
判定
佐藤商事買い+73円(+6.2%)
グラフィコ中立+75円(+2.2%)
ツクルバ中立-52円(-7.6%)×
※ (「一週間後終値」ー「分売値段」) が±3%以内を中立の範囲内としています。

でした。佐藤商事は「買い」の予想でしたので判定は「〇」、グラフィコは「中立」の予想でしたので判定は「〇」とツクルバは「中立」の予想でしたので判定は「×」でした。

この3銘柄で最も期待していたのが、 佐藤商事でしたが、予想通り株価は上昇しましたね。ツクルバは分売日の寄付きと大引けで売却すれば利益が出ていたのですが、地合いによるところが大きく、1週間(5営業日)後は下落してしまいました。

今後の株価の動向ですが、

佐藤商事は、 直近の日経平均の下落にもめげず、値をキープしています。現状の三角保合いの状態から、上抜けるのか下抜けるのが要注目です。

グラフィコは、週足ベースでは上場以来下落トレンドで推移しており、直近で年初来安値を更新してしまいました。

どこで下げ止まるのか要チェックです。

ツクルバは、日程平均とともに下落基調です。下げ止まりの動きも少し出てきており、資本金の減資による財務基盤の強化がされていくことから、今後の上昇が楽しみです。

参考になればうれしいです✨

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

※株式投資の実際の売買は、自己判断、自己責任でお願いします。

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