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【立会外分売は買いか?】フロンティアインターナショナル(7050)

こんにちは!

直近で立会外分売の実施を発表した銘柄に関して、分売で買った場合、利益を得ることができるのか?直近の経営状況や客観的な指標、株価モメンタム等を踏まえ、総合的に分析しました。

今回は、東証グロースからサービス業種のフロンティアインターナショナルです。

最後までお付き合いいただけるとうれしいです!

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新規株主を増やすことを目的として、上場会社が大株主である銀行やオーナー経営者などの保有株を小口に分けて、証券取引所の立会外で不特定多数に売り出すこと。
取引開始前など取引時間外(=立会外)に売り出されることからこのように呼ばれる。

立会外分売の概要

実施日や株数は以下です。実施予定日は幅があり、実際の実施日と分売値段は、会社側から実施日前日に発表があります。

分売数量は決まっていて、100株単位で最大5,000株まで購入できます。

早ければ10/26(月)の夕刻に、会社側からの適時開示で分売値段のお知らせがあります。このブログでも追記しますので、チェックしてくださいね💖

分売予定期間2026 年10月27日(火)~ 29日(木)
分売数量277,100 株
(発行済み株式総数 9,238,000 株の約3.00%)
分売値段(決定後記載)
ディスカウント率(決定後記載)
申込単位数量100 株
申込上限数量5,000 株
表1:フロンティアインターナショナル(7050) 立会外分売概要

【立会外分売実施の目的】

としています。

今回の分売数量は、発行済み株式総数の約3.00%と多い数量(※1)です。

※1:一概に言えませんが、目安として、5%以上:かなり多い、3%以上5%未満:多い、1%以上3%未満:ほどほど、1%未満:少ないとしています。

また、この銘柄の直近の出来高(売買が成立した株式の数量)の5日平均は80.2百株、25日平均は144百株(10/20時点)で、流動性は低い水準です。(1,000百株を平均水準としています)

そして、今回の分売数量(2,771百株)は、1日の出来高(25日平均:144百株)の約19倍で、この銘柄の通常の出来高からすると分売数量は多めといえます。

どんな会社?

『体験価値による課題解決力(Experience Solution)』をコア・コンピタンスとして、

ブランディングイベントや新商品発表会、街頭でのフィールドイベント等、消費者との直接的なコンタクトポイントにおいて、

消費者に良質なブランド体験・顧客体験を届けることで、企業が抱えるマーケティングやセールスに関するあらゆる課題を解決する『Experience Solution Company』です。

同社は、プロモーション事業の単一セグメントで、機能別の事業・サービス内容は以下となっています。

直近の経営概況

【2027年4月期1Q(2026年5月~7月)の経営成績】

(日本基準(連結):2026年9月14日発表)

決算期売上高
[億円]
(前年
同期比
増減率
[%])
営業
利益
[百万円]
(同)
経常
利益
[百万円]
(同)
親会社株主
に帰属する
当期純利益
[百万円]
(同)
2026年4月期
1Q累計
56.9
(44.2)
239
(179)
240
(180)
143
(220)
2027年4月期
1Q累計
74.1
(30.2)
562
(134)
578
(140)
333
(132)
2027年4月期
通期会社予想
301
(0.5)
2,110
(0.5)
2,110
(0.1)
1,300
(4.4)
通期予想に対する
1Qの進捗率[%]
24.626.627.325.6
表2:フロンティアインターナショナル(7050) 2027年4月期1Q経営成績と2027年4月期通期予想

表2の通り、前年同期比 増収増益で、売上高は3割増、利益面は2.3~2.4倍でした。

今期(2027年4月期)通期の業績予想は、前期比 増収増益で、売上高、利益面ともに微増を見込んでいます。

その通期予想に対する進捗率は1Q終了時点で、売上高は2割強でそこそこ、利益面は3割弱でそこそこです。

【2027年4月期1Qの状況、経営成績の要因】

同社グループを取り巻く事業環境は、イベント等のリアル体験への需要の旺盛な推移を背景に堅調な推移となりました。

同社グループの主力事業であるイベント領域において、食品、小売・家電のクライアントからの大型案件の受注の継続化や、ゲーム・IPのクライアントからの受注が業績に大きくけん引したことに加え、

グループ会社の増加に伴うシナジー効果及び着実な案件受注により、売上高及び利益面において前年同期を上回りました。

これらの結果、今1Qの経営成績は、表2の数値の前年同期比 増収増益となりました。

【財政面の状況】

<自己資本比率>(自己資本(総資本-他人資本)÷総資産)×100)

2027年4月期1Q末時点で59.8%と前期末(58.6%)から1.2ポイント上昇しました。

負債及び純資産の、主な前期末比の増減は以下となっています。(単位:百万円)

自己資本比率の数値としては問題ないレベルです。(20%以上を安全圏内としています。)

【今期(2027年4月期)通期業績の見通し】

大型案件が継続していることに加え、ほぼ全ての業種のクライアントからの受注が堅調に推移していること、

当期に連結子会社化したNPU株式会社(事業内容:ハイブランドのイベント演出・空間プロデュース)が通期業績に寄与すること、

その他の子会社も利益改善見通しであることを前提で業績予想を作成しており、表2の数値の前期比 増収増益を見込んでいます。

なお、今1Q決算発表時は、2026年6月15日に公表された通期の連結業績予想に変更はありませんでした。

株価指標と動向

【2026/10/20(火)終値時点の数値】

PERは、同業で時価総額が近い、TOW(4767) 11.0倍、セレスポ(9625) 7.4倍、ベクトル(6058) 17.0倍と比較すると、中間的な水準です。

配当利回りは5.32%で、東証グロースの単純平均 0.94%(10/19時点) と比較するとかなり高い水準です。

表3のように、直近5年間の配当金は、1株当たり19.5~70円(2026年2月1日付け1/2分割後換算)で推移しています。

配当性向は、20~50%で推移しています。

決算期1株当たり
年間配当金
[円)]
配当性向
[%]
2022年4月期4519.2
2023年4月期2920.1
2024年4月期19.535.6
2025年4月期49.550.3
2026年4月期7050.1
表3:フロンティアインターナショナル(7050) 年間配当金推移

この会社は、

株主に対する利益還元を重要な経営課題と認識しており、経営成績及び財務状況、中長期的な事業拡大に必要な内部留保など、

その見通しに応じた適切な利益還元策を柔軟に検討し、実施することを基本方針としています。

配当政策に関するKPI として、資本効率のさらなる向上を達成するため、大型 M&A が発生しない場合は、配当性向50%を目安とする配当方針としています。

また、これまで年1回の期末配当を実施していましたが、今回の立会外分売発表時に、株主への利益還元の機会を充実させることを目的として配当方針を一部変更し、

2027年4月期より、中間配当と期末配当の年2回の剰余金の配当を実施することにしています。

【直近の株価動向】

<週足チャート(直近2年間)>

2024年11月に安値(745円)をつけた後は、高値切り上げ安値切り上げの上昇トレンドで推移し、2026年4月に高値(1,724円)をつけました。

しかしその後は調整しています。

<日足チャート(直近3か月間)>

今年8月初旬に安値(1,310円)をつけた後は、高値切り上げ安値切り上げの上昇基調で推移し、翌月中旬に高値(1,572円)をつけました。

しかしその後は調整しており、今回の立会外分売と配当方針の一部変更(中間配当の実施)発表の翌営業日(10/20)は、分売による短期的な需給悪化を懸念され、前日比 34円安(-2.42%)と下落しました。

今後の株価は、8月につけた直近の安値(1,310円)を割り込まず、ヨコヨコから上昇に転じていくのか、割り込んで下値模索を継続するのか、要注目です。

まとめ

【業績】

【株主還元】

【流動性・分売数量】

【株価モメンタム】

以上のことから、

レベル
(⭐(最低)~
⭐⭐⭐⭐⭐(最高))
業績⭐⭐⭐⭐
株主還元
(配当、株主優待等)
⭐⭐⭐⭐
株価モメンタム⭐⭐⭐
流動性⭐⭐
分売数量⭐⭐
総合判定⭐⭐⭐
(中立)
※「総合判定」=⭐4つ以上「買い」、⭐3つ「中立」、⭐2つ以下「不参加」

と判断しました。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

※株式投資の実際の売買は、自己判断、自己責任でお願いします。

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