こんにちは!
2023年に実施されたJ-REITとインフラファンドの公募増資・売出(以下、PO)(全25回、23銘柄)に関して、どの銘柄が最も利益が出たのか?
発行(売出)価格に対する受渡日の寄付と大引、受渡日1週間(5営業日)後の寄付時点の投資口価格の騰落率(※1)を集計し、ランキング形式で発表します。
※1:騰落率は売買手数料は考慮していません。
最後までお付き合いいただけるとうれしいです!
受渡日寄付の騰落率 TOP5
TOP5:インヴィンシブル(8963) +5.5%
TOP4:産業ファンド(3249) +5.8%
TOP3⃣:イオンリート(3292) +6.4%
TOP②:大和証券リビング(8986) +8.9%
TOP❶:CREロジスティクスファンド(3487) +10.3%
CREロジスティックスファンド(3487)が、10%超の上昇となりました。
上位10銘柄は、複合型 4、 物流施設 3、総合型 1、商業施設 1、住宅 1の構成となっており、複合型と物流施設のJ-REITが上位に多く入っています。
全体では、3%超の利益になった回数は、全25回中10回(40%)となっており、4割の確率となりました。
一方、3%超の損失となった回数は0回(0%)、3%未満の損失は3回(12%)で、全体の12%(3回)が損失となっています。
受渡日大引の騰落率 TOP5
TOP5:平和不動産リート(8966) +4.8%
TOP4:産業ファンド(3249) +5.7%
TOP3⃣:イオンリート(3292) +6.2%
TOP②:大和証券リビング(8986) +7.2%
TOP❶:CREロジスティクスファンド(3487) +10.0%
ここでも、CREロジスティックスファンド(3487)が、TOP1となりました。
そして、平和不動産リート(8966)がランクインしています。
上位10銘柄は、複合型 5、 住宅 2、物流施設 1、総合型 1、商業施設 1の構成となっており、複合型が5割を占めています。
全体では、3%超の利益になった回数は、全25回中13回(52%)となっており、5割強の確率となりました。
一方、3%超の損失となった回数は0回(0%)、3%未満の損失は4回(16%)で、全体の16%(4回)が損失となっています。
受渡日1週間(5営業日)後の騰落率 TOP5
TOP5:イオンリート(3292) +6.5%
TOP4:コンフォリア・レジデンシャル(3282)(2月実施分) +7.0%
TOP3⃣:インヴィンシブル(8963) +7.3%
TOP②:CREロジスティックスファンド(3487) +8.5%
TOP❶:大和証券リビング(3487) +9.2%
ここでは、大和証券リビング(8986)が、TOP1となりました。
そして、コンフォリア・レジデンシャル(3282)がランクインしています。
上位10銘柄は、複合型 3、総合型 2、 物流施設 2、住宅 1、商業施設 1、インフラ 1の構成となっており、インフラファンドが入ってきています。
全体では、3%超の利益になった回数は、全25回中13回(52%)となっており、5割強の確率となりました。
一方、3%超の損失となった回数は0回(0%)、3%未満の損失は3回(12%)で、全体の12%(3回)が損失となっています。
まとめ
今回は、2023年に実施された公募増資・売出(PO)(J-REIT、インフラファンドのみ)の騰落率をラインキング形式でお伝えしました。
全体の傾向として、
- 利益が出た銘柄は8割を超えており、3%超の損失の割合は少ない(0%)。
- 3%超の利益になった銘柄は4~5割強存在する。
- インフラファンドは上昇幅は大きくない(4%未満)が、全ての銘柄(エネクス・インフラ(2回)、ジャパン・インフラ、カナディアン・ソーラー・インフラ)、全て段階で利益(損失無し)が出ている。
がありました。
今後のPOに参加する際の参考になったらうれしいです。
本年も、当ブログをご愛顧いただきますようよろしくお願いいたします。m(_ _”m)