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【結果検証:立会外分売は買いか?】ニューテック(6734)、ゼロ(9028)、B-Rサーティワンアイス(2268)

こんにちは!

直近で立会外分売を実施した銘柄に関して、立会外分売で買った場合、利益は出たのか?

分売日当日と分売後1週間後の結果を検証しました。

今回は、2024年10月に分売が実施されたニューテック、11月に実施されたゼロB-Rサーティワンアイスです。

最後までお付き合いいただけると嬉しいです💖

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分売値段とその後の株価推移

まずは、分売値段で買って1週間(5営業日)後まで保有した場合、含み益なのか含み損なのか?

確認していきましょう!

※売買手数料は考慮していません。

銘柄分売日分売
値段
[円]
ディス
カウント

率[%]
分売日
始値[円]
(騰落率[%])
分売日
終値[円]
(同)
1週間後
の始値[円]
(日付)
損益[円]
(騰落率

[%])
ニューテック
(6734)
10/18
(金)
1,5383.751,553
(+1.0)
1,529
(-0.6)
1,527
(10/25)
-11
(-0.7)
ゼロ
(9028)
11/15
(金)
2,4253.002,350
(-3.1)
2,313
(-4.6)
2,338
(11/22)
-87
(-3.6)
B-R
サーティワン
(2268)
11/15
(金)
3,9342.984,000
(+1.7)
4,000
(+1.7)
4,000
(11/22)
+66
(+1.7)
表1:分売値段とその後の株価推移

分売日の寄付又は大引と1週間(5営業日)後の結果は、

B-Rサーティワンアイスは、全ての段階損益プラス

ニューテック分売日の寄付で売却した場合は損益プラスでしたが、分売日の大引分売日1週間後(5営業日後)の場合は損益マイナス

ゼロは、全ての段階損益マイナス

でした。

特に、B-Rサーティワンアイス全ての段階1.7%の利益が出ています。

分売で購入し利益が出た方、おめでとうございます!

ちなみに私は、今回はゼロ200株購入申込して、珍しく200株とも当選

そして、分売日には、分売値段を割れて冷や冷やしましたが、その後も保有し続け、100株:2,660円、100株:2,485円で利確トータル2.9万円の利益がでました✊

それでは個別に見ていきましょう!

要因分析:ニューテック(6734)

この会社の立会外分売実施前の評価は、表2のように判断していました。

レベル
(⭐(最低)~
⭐⭐⭐⭐⭐(最高))
業績⭐⭐⭐
株主還元
(配当、株主優待等)
⭐⭐⭐
株価モメンタム⭐⭐⭐
流動性
分売数量⭐⭐
総合判定⭐⭐⭐
(中立)
表2:ニューテック 立会外分売実施前の評価
※「総合判定」=⭐4つ以上「買い」、⭐3つ「中立」、⭐2つ以下「見送り」

今期(2025年2月期)2Qの業績は、主力のストレージ製品売上が、RAID製品大幅に伸長損益面は、原材料価格高騰の影響売上カテゴリ構成の変化もあり利益率が減少し、

前年同期比 増収減益で、売上高は2割増利益面は3割強減でした。

今期通期予想は、超大容量ストレージ製品や超高速ストレージ製品等を取り揃え、更に監視カメラやデジタルサイネージ、POSレジ、ファクトリーコンピュータ等、産業用ストレージ製品により、

大口案件の獲得OEM製品の拡大強化により売上目標の達成に取り組む方針で、

前期比 増収増益で、売上高は1割強増利益面は1割強~2割強増を見込んでおり、

その通期予想に対する進捗率は2Q終了時点で、売上高は5割でそこそこ利益面は3割強で遅れ気味でしたね。

株主還元は、配当利回り(予想)は2.95%(10/4時点)で、東証スタンダードの単純平均 2.45%と比較すると高い水準でした。

直近5年間の配当金は、年間1株あたり25~50で推移し、2022年2月期以降は連続増配を継続中の点は魅力的でしたね。

配当性向は、10%台~30%台で推移していました。

会社の還元方針は、業績に応じた配当を行うとしています。

株価モメンタムは、2023年11月に安値(1,268円)つけた後は、しばらく1,400円前後で推移していましたが、2024年3月に急騰し高値(2,030円)をつけました。

しかしその高値は一時的なもので、その後は1,700円前後で推移

直近の株価は、7/17に高値(1,820円)をつけましたが、7月下旬から8月月初にかけて急落し、8/5に年初来安値(1,361円)をつけました。

しかし、その後はすぐに回復1,700円前後で推移しました。

立会外分売発表後の株価は、分売による短期的な需給悪化懸念が予想され、

直近の安値(1,501円)や年初来安値(1,361円)を割り込まずヨコヨコから上昇に転じていくのか、割り込んで下値模索をするのか注目していましたが・・・。

ご参考(立会外分売前の分析):【立会外分売は買いか?】ニューテック(6734)

【立会外分売発表後の株価の動き】

<日足チャート(直近3か月間)>

分売発表翌営業日以降は、しばらくヨコヨコの展開でしたが、分売日(10/18)の2営業日前から分売による需給悪化懸念が高まり急落しはじめ、分売日の終値は分売値段を割り込みました。

そして、下落基調は分売日の2営業日後まで続きましたが、それ以降株価は分売値段を上回りながら、ヨコヨコで推移しています。

要因分析:ゼロ(9028)

この会社の立会外分売実施前の評価は、表3のように判断していました。

レベル
(⭐(最低)~
⭐⭐⭐⭐⭐(最高))
業績⭐⭐⭐⭐
株主還元
(配当、株主優待等)
⭐⭐⭐⭐
株価モメンタム⭐⭐⭐⭐⭐
流動性⭐⭐
分売数量⭐⭐
総合判定⭐⭐⭐⭐
(買い)
表3:ゼロ 立会外分売実施前の評価
※「総合判定」=⭐4つ以上「買い」、⭐3つ「中立」、⭐2つ以下「見送り」

今期(2025年6月期)1Qの業績は、車両輸送事業において、輸送戦力を維持できたことにより、輸送受託台数を増やし

前年同期比 増収増益で、売上収益は1割弱増利益面は2.3~2.6倍の増益でした。

今期通期予想は、売上高においてマレーシア向けの中古車輸出は為替の動向も踏まえた上で、現地の需要が一服営業利益は、車両輸送事業の効率化を推進することに加えて、料金改定の効果が通年寄与することから増益を見込み、

前期比 減収増益で、売上高微減利益面は3割強の増益を見込んでおり、

その通期予想に対する進捗率は1Q終了時点で、売上高は3割弱でそこそこ利益面は3割強でそこそこでした。

株主還元は、配当利回り(予想)は4.00%(11/8時点)で、東証スタンダードの単純平均 2.51%(11/7時点)と比較すると高い水準でした。

直近5年間の配当金は、年間1株当たり35.6~61.4円で推移しており、配当性向は、25%で一定でした。

会社の還元方針は、2025年6月期以降の配当は、株主還元の一層の充実を念頭に、配当性向を33%へ変更していましたね。

株価モメンタムは、2年以上、右肩上がりの上昇トレンドが継続していました。

直近の株価は、年初来安値(1,327円)をつけた8月上旬から、高値切り上げ安値切り上げの上昇基調が継続しており、

今回の立会外分売と今1Q決算発表の翌営業日(11/8)は、決算内容が好感され窓を開けて出来高を伴い買われ、前日比 303円高(+12.7%)と急騰し、上場来高値を更新しましたね。

その後の株価は、この勢いを継続し上値追いをしていくのか、この日の急騰前の元の値に戻っていくのか注目していましたが・・・。

ご参考(立会外分売前の分析):【立会外分売は買いか?】ゼロ(9028) <2024年11月実施>

【立会外分売発表後の株価の動き】

<日足チャート(直近3か月間)>

分売発表以降は、1Q決算を好感され株価が上がり過ぎたために、、分売日の2営業日前から急落し、分売日には始値から分売値段を割り込みました。

しかしその翌営業日には下げ止まり、ヨコヨコから11月末以降は上昇基調で推移しています。

要因分析:B-Rサーティワンアイス(2268)

この会社の立会外分売実施前の評価は、表4のように判断していました。

レベル
(⭐(最低)~
⭐⭐⭐⭐⭐(最高))
業績⭐⭐⭐⭐
株主還元
(配当、株主優待等)
⭐⭐⭐
株価モメンタム⭐⭐⭐
流動性⭐⭐
分売数量⭐⭐⭐
総合判定⭐⭐⭐
(中立)
表4:B-Rサーティワンアイス 立会外分売実施前の評価
※「総合判定」=⭐4つ以上「買い」、⭐3つ「中立」、⭐2つ以下「不参加」

今期(2024年12月期)3Qの業績は、小売売上高が長期経営計画の4本の柱を中心に、顧客から高い人気を誇るキャラクターとのコラボレーションの実現デマンド戦略に沿ったプロモーションの実施により、来店客数が増加したことにより、過去最高を記録し、

前年同期比 増収増益で、売上高は2割強増利益面は3~4割増でした。

今期通期予想は、来店客数の伸長が持続したことで今3Q決算発表と同時に上方修正し、

前期比 増収増益で、売上高は1割増利益面は1割前後の増益を見込んでおり、

その通期予想に対する進捗率は3Q終了時点で、売上高は8割でそこそこですが、利益面は通期予想を超過しており順調でした。

株主還元は、配当利回り(予想)は0.95%(11/8時点)で、東証スタンダードの単純平均 2.51%と比較すると低い水準でした。

直近5年間の配当金は、年間1株当たり30~40で推移しており、前期は久々に10円増配していました。

配当性向は、20%台~60%台で推移しており、業績によってばらつきがあります。

また、株主優待があり、毎年6月と12月に100株以上保有の株主は、同社製品と引き換えできる「eGift(電子ギフト)」1,200円分(600円×2枚)が進呈され(株数に応じて、枚数は増加)、

100株保有の場合、配当金+株主優待(2,400円相当)の利回りは1.52%になっていましたね。

株価モメンタムは、3,900~4,200円のレンジ内での推移でしたが、2024年7月に急騰高値(4,865円)をつけました。

しかし翌月には急落安値(3,870円)をつけていました。

直近の株価は、4,100~4,200円のレンジ内の推移でしたが、10月初旬から上昇しはじめ10/18に高値(4,650円)をつけました。

ただ、その後は急落再び4,200円前後で推移していましたね。

そして今回の立会外分売発表の翌営業日(11/8)は、それほど反応はなく前日比 5円高(+0.12%)で終了しました。

その後の株価は、ヨコヨコから直近の高値(4,650円)を目指して上昇していくのか、直近の安値(4,015円)に近づいていくのか注目していましたが・・・。

ご参考(立会外分売前の分析):【立会外分売は買いか?】B-Rサーティワンアイス(2268) <2024年11月実施>

【立会外分売発表後の株価の動き】

<日足チャート(直近3か月間)>

分売発表日以降は、分売による短期的な需給悪化懸念があり、下落基調で推移し、分売日(11/15)前日と分売日には窓を開けて急落しました。

ただ、分売値段(3,934円)は割り込んでいません

そしてそれ以降は、緩やかな上昇基調が継続しています。

まとめ

ニューテック(6734)、ゼロ(9028)、B-Rサーティワンアイス(2268)の立会外分売の事前予想と1週間(5営業日)後の株価は、表5の結果になりました。

銘柄名事前
予想
結果(損益)[円]
(「5営業日後始値」
ー「分売値段」)

(騰落率[%])
判定
ニューテック中立-11
(-0.7
)
ゼロ買い-87
(-3.6)
×
B-Rサーティワン
アイス
中立+66
(+1.7)
表5:事前予想と結果
※事前予想の「買い」は3%以上の上昇、「中立」は±3%、「不参加」は3%以上の下落を想定しています。

今回は2勝1敗、勝率0.667まあまあでした。

大方は、分売日前後又は数営業日後に分売による需給悪化懸念が後退し、上昇に転じることが多いのですが、

今回はゼロだけは分売日前に大きく株価が上昇したため、その反動分売日からその数営業日後にかけて株価低迷しました。

しかし、時間がたつにつれ株価が回復し、再び上場来高値更新しそうなところまできています。

今後の個別動向ですが、

ニューテックは、ヨコヨコの展開が続いており、流動性が低いため、なかなか上昇のきっかけがつかめていないようです。

ただ、配当利回りは低くなく、2月末の期末一括配当取りに向けて上昇してくる場面もありそうです。

ゼロは、一旦は上場基調が崩れかけましたが、すぐに回復しています。

配当利回りの高さや業績の好調さからいえば、まだ上昇余地はありそうです。

B-Rサーティワンアイスは、値動きがほとんどなく安定感があります。

12月末と6月末の株主優待を楽しみにしながら、中長期保有もありですね。

参考になればうれしいです✨

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

※株式投資の実際の売買は、自己判断、自己責任でお願いします。

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