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【2023年11月権利確定】高分配J-REIT TOP3✨

こんにちは!

2023年11月権利確定のJ-REIT(全8銘柄)をピックアップし、その中で分配金利回り(2023年10月27日終値時点)が高い上位3銘柄を抽出。

さらに、分配金の安定度、投資口価格モメンタムや流動性の高さなども加味して、どのJ-REITが買いなのか総合的に分析しました。

最後までお付き合いいただけるとうれしいです!

【J-REITの簡単な説明】

投資信託の仲間であり、我々投資家は、東京証券取引所でJ-REIT(不動産投資法人)商品を購入し、J-REITが、商業施設やホテル、住宅などの不動産を保有・運営してその家賃収入や売却益を得て、その収益の中から分配金として投資家に配分されるもの。

※出所:一般財団法人 投資信託協会HP

J-REITは全体的に、高分配の銘柄が多く存在します。そして、分配月もばらけていますので、複数のJ-REITを保有すると分散投資にもなりますし、ほぼ毎月分配金をいただける嬉しい状況になります。

それでは行ってみましょう!

TOP3:アクティビア・プロパティーズ投資法人(3279)

【特徴】

【保有資産】

ポートフォリオの合計(2023年6月1日現在)

物件数:46件、取得価格:5,461億円、月次稼働率(2023年8月31日現在)98.2%

ポートフォリオの分散状況:(2023年6月1日現在)

アセットタイプ比率

地域別比率

【投資口価格動向・分配金推移】

<2023年10月27日(金)終値時点>

直近5営業期間の分配金は、表1のように、1口当たり9,300~9,875円で推移しており、上下の500円程度の差があります。

決算期1口当たり
分配金(円)
2021年5月期9,401
2021年11月期9,360
2022年5月期9,510
2022年11月期9,300
2023年5月期9,875
表1:アクティビア・プロパティーズ投資法人 直近分配金推移

【直近の投資口価格推移】

<週足チャート(直近2年間)>

2021年11月に高値(468,500円)をつけた後は、高値切り下げ安値切り下げの下落基調で推移し、2023年3月に安値(361,500円)をつけました。

しかしその後は上昇に転じ390,000~420,000円のレンジ内で推移しています。

<日足チャート(直近3か月間)>

8/23に安値(396,500円)をつけた後は上昇基調で推移し、10/10に高値(420,000円)をつけました。

しかしその後は、この高値を超えられず、ほぼヨコヨコで推移しています。

TOP2:大江戸温泉リート投資法人(3472)

【特徴】

【保有資産】

ポートフォリオの合計(2023年9月28日現在)

物件数:15物件、取得価格:359億円、客室稼働率(2023年5月期平均)74.1%

※客室稼働率=対象期間中の販売客室数÷対象期間中の販売可能客室数×100(%)

ポートフォリオの分散状況

用途別比率

【投資口価格動向・分配金推移】

<2023年10月27日(金)終値時点>

直近5営業期間の分配金は、表2のようになっており、1口当たり1,404~1,970円で推移しています。

直近では減配傾向が続いていましたが、コロナ禍からの回復により、前期(2023年5月期)は増配しています。

決算期1口当たり
分配金(円)
2021年5月期1,970
2021年11月期1,686
2022年5月期1,521
2022年11月期1,404
2023年5月期1,444
表2:大江戸温泉リート 直近分配金推移

【直近の投資口価格推移】

<週足チャート(直近2年間)>

2021年11月に高値(83,500円)をつけた後は、急速に下落し、翌年1月に安値(57,400円)をつけました。

その後は一旦上昇しましたが、直近では65,000円前後のヨコヨコで推移しています。

<日足チャート(直近3か月間)>

7/31に高値(66,000円)をつけた後、その4営業日後に安値(63,400円)をつけました。

しかし、その後の値動きは膠着状態で、63,500~65,500円の狭い範囲のレンジ内で推移しています。

TOP3:SOSiLA物流リート投資法人(2979)

【特徴】

【保有資産】

ポートフォリオの合計(2023年8月4日現在)

物件数:17物件、取得価格:1,425億円、平均稼働率(2023年7月31日時点)100%

ポートフォリオの分散状況

用途別比率

エリア別比率

【投資口価格動向・分配金推移】

<2023年10月27日(金)終値時点>

直近5営業期間の分配金は、表3のようになっており、1口当たり2,520~2,671円で推移しており、上下で151円の幅があります。

決算期1口当たり
分配金(円)
2021年5月期2,520
2021年11月期2,577
2022年5月期2,579
2022年11月期2,671
2023年5月期2,628
表3:SOSiLA物流リート 直近分配金推移

【直近の投資口価格推移】

<週足チャート(直近2年間)>

2022年の年初に高値(176,900円)をつけた後は、高値切り下げ安値切り下げの下落トレンドが長期間続いています。

<日足チャート(直近3か月間)>

9/5に高値(131,300円)をつけた後は、下落基調で推移し、

10/26に年初来安値(117,900円)をつけており、なかなか下げ止まりが見えてきません。

まとめ

2023年11月権利確定J-REITをまとめると・・・

TOP法人名アセットタイプ地域分散資産
規模
投資口
価格
モメンタム
流動性投資主
優待
分配金
安定度
分配金
利回り[%]
SOSiLA物流リート
(2979)
物流施設関東・関西中心××4.58
大江戸温泉リート
(3472)
温泉施設、住宅日本全国×××4.53
アクティビア・プロパティーズ
(3279)
オフィス、商業施設首都圏+三大都市圏×4.50
表4:2023年11月権利確定 J-REIT まとめ

今回は、どの投資法人も利回りが4.5%台と僅差でした。そして、特化型J-REITが上位2つに入っています。

SOSiLA物流リート2年以上下落トレンドが継続していますが、他の物流特化型J-REITも同様で下落トレンドが続いています。

ただ、下げ止まりを見せ始めている物流特化型J-REITもありますので、そろそろ下げ止まる可能性もあります。

下げ止まりを確認してから、買いを検討しても良いかもしれませんね。

温泉特化型というユニークなJ-REITの「大江戸温泉リート」は、分配金の安定度が低いところが気になる所ですが、これから規模が大きくなり、安定度が増してくれば面白い存在かもしれません。

また、1口当たりの購入金額が比較的安価なのも買いやすいですね。

アクティビア・プロパティーズ」は、資産規模が比較的大きく安心感があります。

投資口モメンタムも悪くはないので、しばらく様子を見て上昇基調を確認したのち買い判断をしてもいいですね。

今回ご紹介していない11月権利のJ-REITの中では、アクティビア・プロパティーズの次に利回りが高い平和不動産リート(8966)は利回り4.46%(9/28時点)ユナイテッド・アーバン(8960) 4.39%ですので、こちらも検討してみても良いかもしれませんね。

2023年11月の権利確定日は28日(火)(権利落ち日:11/29)です。

参考になればうれしいです✨

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

※株式投資の実際の売買は、自己判断、自己責任でお願いします。

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