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【2023年10月権利確定】高分配J-REIT TOP3✨

10月

こんにちは!

2023年10月権利確定のJ-REIT(全7銘柄(※1))をピックアップし、その中で分配金利回り(2023年9月29日終値時点)が高い上位3銘柄を抽出。

※1:ケネディクス・オフィス投資法人(8967)は2023年11月1日付で、ケネディクス・レジデンシャル・ネクスト投資法人及びケネディクス商業リート投資法人と合併するため、今回の集計には含んでいません。

さらに、分配金の安定度、投資口価格モメンタムや流動性の高さなども加味して、どのJ-REITが買いなのか総合的に分析しました。

最後までお付き合いいただけるとうれしいです!

【J-REITの簡単な説明】

投資信託の仲間であり、我々投資家は、東京証券取引所でJ-REIT(不動産投資法人)商品を購入し、J-REITが、商業施設やホテル、住宅などの不動産を保有・運営してその家賃収入や売却益を得て、その収益の中から分配金として投資家に配分されるもの。

※出所:一般財団法人 投資信託協会HP

J-REITは全体的に、高分配の銘柄が多く存在します。そして、分配月もばらけていますので、複数のJ-REITを保有すると分散投資にもなりますし、ほぼ毎月分配金をいただける嬉しい状況になります。

それでは行ってみましょう!

TOP3:いちごオフィスリート投資法人(8975)

【特徴】

【保有資産】

ポートフォリオの合計(2023年8月31日現在)

物件数:88物件、取得価格:2,121億円、稼働率:96.5%

ポートフォリオの分散状況:(2023年4月30日現在)

アセットタイプ比率

地域別比率

【投資口価格動向・分配金推移】

<2023年9月29日(金)終値時点>

直近5営業期間の分配金は、表1のようになっており、1口当たり2,052~4,224円で推移しています。

2023年4月期の分配金は、2022年12月に譲渡したオフィスビル1物件(いちご池之端ビル)の譲渡益が含まれており、一時的に多くなっています。

決算期1口当たり
分配金(円)
2021年4月期2,132
2021年10月期2,185
2022年4月期2,508
2022年10月期2,052
2023年4月期4,224
表1:いちごオフィスリート投資法人 直近分配金推移

【直近の投資口価格推移】

<週足チャート(直近2年間)>

2022年1月に安値(75,500円)をつけた後は、85,000円前後で推移していましたが、2023年3月から急上昇し、その翌月に高値(102,600円)をつけました。

しかしすぐに、上昇前の値に戻っていき、直近では87,000~91,000円前後で推移しています。

<日足チャート(直近3か月間)>

86,000~91,000円程度のレンジ内で推移しています。

今後は、直近の高値の91,000円を上抜けるのか、安値の86,600円を下抜けるのかが焦点となってきそうです。

TOP2:投資法人みらい(3476)

【特徴】

【保有資産】

ポートフォリオの合計(2023年6月14日現在)

物件数:38物件、取得価格:1,662億円、平均稼働率(2023年8月末日現在)98.4%

ポートフォリオの分散状況

アセットタイプ別比率

地域別比率三大都市圏 84.6%

【投資口価格動向・分配金推移】

<2023年9月29日(金)終値時点>

直近5営業期間の分配金は、表2のようになっており、1口当たり1,247~1,313円で上下100円以内で安定して推移しています。

決算期1口当たり
分配金(円)
2021年4月期1,247
2021年10月期1,289
2022年4月期1,267
2022年10月期1,313
2023年4月期1,305
表2:投資法人みらい 直近分配金推移

【直近の投資口価格推移】

<週足チャート(直近2年間)>

2021年11月に高値(56,200円)をつけた後は、高値切り下げ安値切り下げの下落トレンドで推移し、

2023年1月と3月に安値(42,700円)をつけました。

しかしその後は上昇に転じ、現時点ではすべての移動平均線の上に浮上してきています。

<日足チャート(直近3か月間)>

8/1に安値(45,600円)をつけた後は上昇基調で推移し、9/8と9/21の2回高値(47,800円)をつけました。

しかしその後はほぼヨコヨコの推移です。

TOP1:トーセイ・リート投資法人(3451)

【特徴】

【保有資産】

ポートフォリオの合計(2023年3月1日現在)

物件数:60物件、取得価格:790億円、平均稼働率(2023年8月末日現在)96.2%

ポートフォリオの分散状況

アセットタイプ比率

地域別比率

【投資口価格動向・分配金推移】

<2023年9月29日(金)終値時点>

直近5営業期間の分配金は、表3のようになっており、1口当たり3,558~3,750円で推移しています。

決算期1口当たり
分配金(円)
2021年4月期3,750
2021年10月期3,643
2022年4月期3,558
2022年10月期3,638
2023年4月期3,682
表3:トーセイ・リート投資法人 直近分配金推移

【直近の投資口価格推移】

<週足チャート(直近2年間)>

2022年2月に安値(123,200円)をつけた後は、高値切り上げ安値切り上げの上昇基調で推移し、同年9月に高値(142,700円)をつけました。

そしてその後は一旦調整しましたが、直近ではこの高値にあと一歩のところまで上昇してきています。

<日足チャート(直近3か月間)>

高値切り上げ安値切り上げの上昇基調で推移しており、9/7に年初来高値(141,800円)をつけました。

その後も9/27と9/28に年初来高値をつけてはいますが、同値でこの高値を超えられない状況です。

まとめ

2023年10月権利確定J-REITをまとめると・・・

TOP法人名アセット
タイプ
地域分散資産
規模
投資口
価格
モメンタム
流動性投資主
優待
分配金
安定度
分配金
利回り[%]
トーセイ
・リート
(3451)
総合東京中心×5.09
投資法人
みらい
(3476)
総合三大都市圏
(東京、大阪、
名古屋)
4.85
いちご
オフィス
リート

(8975)
オフィス首都圏+
四大都市圏
(大阪、名古屋、
福岡、札幌)
×4.77
表4:2023年10月権利確定 J-REIT まとめ

今回は、トーセイ・リート」のみ利回りは5%以上となっていますが、資産規模が小さい点流動性が比較的低いところが気になる点です。

投資主優待狙いや流動性重視の場合は「投資法人みらい」で、ある程度地域分散が効いているので良いかもしれません。

いちごオフィスリート」は、資産規模が最も大きく安心感はありますが、直近で投資口価格が下落基調なのが気になります。

今回ご紹介していない10月権利のJ-REITの中では、いちごオフィスリートの次に利回りが高い積水ハウス・リート(3309)は利回り4.43%(9/28時点)NTT都市開発リート(8956) 4.22%となっていますので、こちらも検討してみても良いかもしれませんね。

2023年10月の権利確定日は27日(金)(権利落ち日:10/30)です。

参考になればうれしいです✨

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

※株式投資の実際の売買は、自己判断、自己責任でお願いします。

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