きよりん堅実投資

【2023年6月権利確定】高分配J-REIT TOP3✨

こんにちは!

2023年6月権利確定のJ-REIT(全8銘柄)をピックアップし、その中で分配金利回り(2023年5月26日終値時点)が高い上位3銘柄を抽出。

さらに、分配金の安定度、投資口価格モメンタムや流動性の高さなども加味して、どのJ-REITが買いなのか総合的に分析しました。

最後までお付き合いいただけるとうれしいです!

【J-REITの簡単な説明】

投資信託の仲間であり、我々投資家は、東京証券取引所でJ-REIT(不動産投資法人)商品を購入し、J-REITが、商業施設やホテル、住宅などの不動産を保有・運営してその家賃収入や売却益を得て、その収益の中から分配金として投資家に配分されるもの。

※出所:一般財団法人 投資信託協会HP

J-REITは全体的に、高分配の銘柄が多く存在します。そして、分配月もばらけていますので、複数のJ-REITを保有すると分散投資にもなりますし、ほぼ毎月分配金をいただける嬉しい状況になります。

それでは行ってみましょう!

TOP3:ジャパンエクセレント(8987)

【特徴】

【保有資産】

ポートフォリオの合計(2023年3月31日現在)

物件数:36物件、取得価格:2,888億円、月次稼働率:92.4%

ポートフォリオの分散状況

アセットタイプ別比率

地域別比率

となっており、「エリアⅠ」が5割強を占めています。

【投資口価格動向・分配金推移】

<2023年5月26日(金)終値時点>

直近5営業期間の分配金は、表1のようになっており、1口当たり2,800~3,000円で推移しており、直近では徐々に減少していましたが、2,800円で下げ止まっています

決算期1口当たり
分配金(円)
2020年12月期3,000
2021年6月期2,938
2021年12月期2,843
2022年6月期2,800
2022年12月期2,800
表1:ジャパンエクセレント投資法人 直近分配金推移

【直近の投資口価格推移】

<週足チャート(直近2年間)>

週足ベースの投資口価格は、2021年6月に値(165,100円)をつけた後は、高値切り下げ安値切り下げの下落トレンドで推移しています。

<日足チャート(直近3か月間)>

直近の投資口価格は、年初から下落基調が続いていましたが、4月に年初来安値(115,100円)を2回つけた後は、値を戻してきています

ダブルボトムの形で、このまま安値切り上げが継続すれば、底堅い値動きになりそうです。

TOP2:日本リート(3296)

【特徴】

【保有資産】

ポートフォリオの合計(2023年5月25日現在)

物件数:106件、取得価格:2,538億円、平均稼働率:97.8%

ポートフォリオの分散状況

アセットタイプ別比率

地域別比率

アセットタイプでは「オフィス」が7割強、地域別では「東京都心6区」が7割弱を占めています。

【投資口価格動向】

<2023年5月26日(金)終値時点>

直近5営業期間の分配金は、表2のように、1口当たり8,387~12,100円で推移しており、

2020年12月期以降は減配傾向です。

決算期1口当たり
分配金(円)
2020年12月期12,100
2021年6月期10,800
2021年12月期11,665
2022年6月期8,825
2022年12月期8,387
表2:日本リート投資法人 直近分配金推移

【直近の投資口価格推移】

<週足チャート(直近2年間)>

週足ベースの投資口価格は、2021年6月に高値(467,500円)をつけた後は、高値切り下げ安値切り下げの下落トレンドで推移しています。

<日足チャート(直近3か月間)>

3月に年初来安値(304,000円)をつけた後は上昇に転じて、上昇基調で推移し、

現時点(5/26)では、全ての移動平均線の上で推移しており好調です。

TOP1:マリモ地方創生リート(3470)

【特徴】

【保有資産】

ポートフォリオの合計(2023年3月31日現在)

物件数:52件、取得価格:501億円、稼働率:98.9%(2023年4月30日現在)

ポートフォリオの分散状況

アセットタイプ別投資比率

地域別投資比率

となっており、アセットタイプ別では「レジデンス」と「商業施設」がそれぞれ4割強

地域別では「九州・沖縄」が最も多く2割強を占めています。

【投資口価格動向】

<2023年5月26日(金)終値時点>

直近5営業期間の分配金は、表3のようになっており、

分配金は、1口当たり3,546~3,924円程度で推移しています。最大と最小の幅は378円です。

決算期1口当たり
分配金(円)
2020年12月期3,546
2021年6月期3,572
2021年12月期3,924
2022年6月期3,817
2022年12月期3,689
表3:マリモ地方創生リート投資法人 直近分配金推移

【直近の投資口価格推移】

<週足チャート(直近2年間)>

週足ベースの投資口価格は、2021年12月に上場来高値(139,900円)をつけた後は急落し、翌月に安値(119,100円)をつけました。

そしてその後は、120,000~140,000円のレンジ内で推移しています。

<日足チャート(直近3か月間)>

直近の投資口価格は、3月に年初来安値(120,700円)をつけた後は、上昇基調で推移し、全ての移動平均線の上で推移しています。

5/23につけた高値(129,700円)を上抜けるかどうかが、上昇のポイントになりそうです。

まとめ

2023年6月権利確定J-REITをまとめると、、、

TOP法人名アセット
タイプ
地域分散規模投資口
価格
モメンタム
流動性投資主
優待
分配金
安定度
分配金
利回り[%]
マリモ地方創生リート
(3270)
総合日本全国
(地方重視)
×5.57

日本リート

(3296)
総合首都圏+
三大都市圏
××4.90

ジャパンエクセレント
(8987)
オフィス東京中心×4.76
表4:2023年6月権利確定 J-REIT まとめ

分配金利回り投資口価格モメンタム重視の場合は「マリモ地方創生リート」がおすすめで、

日本リート」も分配金利回りは5%近い利回りで魅力的ですが、分配金の安定度が今一つなので、中長期保有はどうかな?というところです。

ジャパンエクセレント」は、投資口価格モメンタムはあまり良くないですが、流動性の高さと分配金の安定度が高いところは良いと考えます。

今回ご紹介していない6月権利のJ-REITの中では、ジャパンエクセレントの次に利回りが高いフロンティア不動産(8964)は利回り4.47%(5/26時点)日本プライムリアルティ(8955) 4.46%となっており、大差はありませんのでこちらも検討してみても良いかもしれませんね。

2023年6月の権利確定日は28日(水)です(権利落ち日:6/29)。

参考になればうれしいです✨

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

※株式投資の実際の売買は、自己判断、自己責任でお願いします。

モバイルバージョンを終了