きよりん堅実投資

【2023年5月権利確定】高分配J-REIT TOP3✨

こんにちは!

2023年5月権利確定のJ-REIT(全8銘柄)をピックアップし、その中で分配金利回り(2023年4月28日終値時点)が高い上位3銘柄を抽出。

さらに、分配金の安定度、投資口価格モメンタムや流動性の高さなども加味して、どのJ-REITが買いなのか総合的に分析しました。

最後までお付き合いいただけるとうれしいです!

【J-REITの簡単な説明】

投資信託の仲間であり、我々投資家は、東京証券取引所でJ-REIT(不動産投資法人)商品を購入し、J-REITが、商業施設やホテル、住宅などの不動産を保有・運営してその家賃収入や売却益を得て、その収益の中から分配金として投資家に配分されるもの。

※出所:一般財団法人 投資信託協会HP

J-REITは全体的に、高分配の銘柄が多く存在します。そして、分配月もばらけていますので、複数のJ-REITを保有すると分散投資にもなりますし、ほぼ毎月分配金をいただける嬉しい状況になります。

それでは行ってみましょう!

TOP3:大江戸温泉リート(3472)

【特徴】

【保有資産】

ポートフォリオの合計(2023年2月28日現在)

物件数:11物件、取得価格:310億円、客室稼働率(2022年11月期)73.2%

※客室稼働率=対象期間中の販売客室数÷対象期間中の販売可能客室数×100(%)

ポートフォリオの分散状況

地域別比率

取得価格別比率>(上位5施設のみ)

【投資口価格動向・分配金推移】

<2023年4月28日(金)終値時点>

直近5営業期間の分配金は、表1のようになっており、1口当たり1,404~1,996円で推移しています。

直近では減配傾向が続いていましたが、コロナ禍からの回復により、今期は増配予定です。

決算期1口当たり
分配金(円)
2020年11月期1,996
2021年5月期1,970
2021年11月期1,686
2022年5月期1,521
2022年11月期1,404
表1:大江戸温泉リート 直近分配金推移

【直近の投資口価格推移】

<週足チャート(直近2年間)>

2021年6月に高値(87,500円)をつけた後は下落トレンドで推移し、2022年1月に安値(57,400円)をつけました。

しかしその後は、この安値は更新されていませんが、高値切り下げは継続しています。

<日足チャート(直近3か月間)>

直近では、62,000~66,000円のレンジ内で推移しており、

4/25の引け後に、2023年3月の月次データが開示され、この中で好調な保有施設の客室稼働率が好感され、翌営業日(4/26)に年初来高値(66,500円)をつけました。

今後は、この年初来高値を再び更新してくるような流れになれば、レンジを抜けての上昇が期待できそうです。

TOP2:大和証券オフィス(8976)

【特徴】

【保有資産】

ポートフォリオの合計(2022年12月21日現在)

物件数:58物件、取得価格:4,625億円、稼働率(2022年11月末現在)97.4%

ポートフォリオの分散状況

地域別比率>(取得価格ベース)

クラス別比率

【投資口価格動向・分配金推移】

<2023年4月28日(金)終値時点>

直近5営業期間の分配金は、表2のようになっており、1口当たり13,700~14,000円で推移しており、ほぼ一定です。

決算期1口当たり
分配金(円)
2020年11月期13,817
2021年5月期14,000
2021年11月期14,000
2022年5月期14,000
2022年11月期13,700
表2:大和証券オフィス 直近分配金推移

【直近の投資口価格推移】

<週足チャート(直近2年間)>

2021年8月に高値(807,000円)をつけた後は、右肩下がりの下落トレンドで推移しています。

<日足チャート(直近3か月間)>

75日移動平均線(青線)が下向きでかつその下で推移しており、基本的には下落基調です。

しかし、4/10に年初来安値(582,000円)をつけた後は、この安値を更新しておらず、何とか耐えている状況です。

TOP1:アクティビア・プロパティーズ(3279)

【特徴】

【保有資産】

ポートフォリオの合計(2023年4月5日現在)

物件数:47件、取得価格:5,498億円、月次稼働率(2023年3月末日現在)95.6%

ポートフォリオの分散状況

アセットタイプ比率

地域別比率

【投資口価格動向・分配金推移】

<2023年4月28日(金)終値時点>

直近5営業期間の分配金は、表3のようになっており、1口当たり9,300~9,547円で推移しており、ほとんど上下の幅はありません。

決算期1口当たり
分配金(円)
2020年11月期9,547
2021年5月期9,401
2021年11月期9,360
2022年5月期9,510
2022年11月期9,300
表3:アクティビア・プロパティーズ投資法人 直近分配金推移

【直近の投資口価格推移】

<週足チャート(直近2年間)>

2021年7月に高値(531,000円)をつけた後は、長い間、右肩下がりの下落トレンドで推移しています。

<日足チャート(直近3か月間)>

3/20に年初来安値(361,500円)をつけるまでは下落基調で推移していましたが、

その後は上昇に転じ、4/4に高値(401,500円)をつけました。

そして現時点では、約1か月間ヨコヨコで推移しています。

まとめ

2023年5月権利確定J-REITをまとめると、、、

ベスト法人名アセット
タイプ
地域分散規模投資口価格
モメンタム
流動性投資主
優待
分配金
安定度
分配金
利回り[%]
アクティビア・プロパティーズ
(3279)
商業施設
オフィス
首都圏+
三大都市圏
××4.71
大和証券オフィス
(8976)
オフィス東京中心××4.64
大江戸温泉リート
(3472)
温泉施設日本全国×4.19
表4:2023年5月権利確定 J-REIT まとめ

分配金利回り分配金の安定度重視の場合は「アクティビア・プロパティーズ」と「大和証券オフィス」がどっこいどっこいで、

どちらも利回りはそれほど変わらないですが、投資口価格モメンタムは中期的(週足ベース)には下落トレンドが継続中ですので、その点は注意が必要です。

大江戸温泉リート」は、温泉施設に投資していてJ-REITの中ではユニークな存在で、アフターコロナに向けて保有施設の稼働率の回復が鮮明ですので、今後の投資口価格の上昇も期待できますね。

今回ご紹介していない、5月権利のJ-REITの中では、大江戸温泉リートの次に利回りが高いユナイテッド・アーバン(8960)は利回り4.18%(4/28時点)となっており、最低投資価格は10万円台ですので、こちらも検討してみても良いかもしれません。

2023年5月の権利確定日は29日(月)です(権利落ち日:5/30)。

参考になればうれしいです✨

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

※株式投資の実際の売買は、自己判断、自己責任でお願いします。

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